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カテゴリ(明治文学)の投稿一覧

秋 芥川龍之介

諒観さん
諒観 さんのブログ [カテゴリ:明治文学
2017.10.21 8:40
四翌朝俊吉は一張羅の背広を着て、食後※(「勹<夕」、第3水準1-14-76)々そうそう玄関へ行つた。何でも亡友の一周忌の墓参をするのだとか云ふ事であつた。「好いかい。待つてゐるんだぜ。午頃ひるごろまで...
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秋 芥川龍之介

諒観さん
諒観 さんのブログ [カテゴリ:明治文学
2017.10.20 8:18
三信子はその翌年の秋、社命を帯びた夫と一しよに、久しぶりで東京の土を踏んだ。が、短い日限内に、果すべき用向きの多かつた夫は、唯彼女の母親の所へ、来き※(「勹<夕」、第3水準1-14-76)々そうそう顔...
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秋 芥川龍之介

諒観さん
諒観 さんのブログ [カテゴリ:明治文学
2017.10.19 9:38
二結婚後彼是かれこれ三月ばかりは、あらゆる新婚の夫婦の如く、彼等も亦幸福な日を送つた。夫は何処どこか女性的な、口数を利きかない人物であつた。それが毎日会社から帰つて来ると、必晩飯後の何時間かは、信子と...
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秋 芥川龍之介

諒観さん
諒観 さんのブログ [カテゴリ:明治文学
2017.10.18 8:34
一信子は女子大学にゐた時から、才媛さいゑんの名声を担になつてゐた。彼女が早晩作家として文壇に打つて出る事は、殆ほとんど誰も疑はなかつた。中には彼女が在学中、既に三百何枚かの自叙伝体小説を書き上げたなど...
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田舎教師 田山花袋

諒観さん
諒観 さんのブログ [カテゴリ:明治文学
2017.9.9 8:48
四十四日露開戦、八日の旅順と九日の仁川じんせんとは急雷のように人々の耳を驚かした。紀元節の日には校門には日章旗にっしょうきが立てられ、講堂からはオルガンが聞こえた。東京の騒ぎは日ごとの新聞紙上に見える...
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田舎教師 田山花袋

諒観さん
諒観 さんのブログ [カテゴリ:明治文学
2017.8.20 9:56
二十三天長節には学校で式があった。学務委員やら村長やら土地の有志者やら生徒の父兄やらがぞろぞろ来た。勅語の箱を卓テーブルの上に飾って、菊の花の白いのと黄いろいのとを瓶かめにさしてそのそばに置いた。女生...
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田舎教師 田山花袋

諒観さん
諒観 さんのブログ [カテゴリ:明治文学
2017.8.18 9:32
二十一秋は日に日に深くなった。寺の境さかいにひょろ長い榛はんの林があって、その向こうの野の黄いろく熟した稲には、夕日が一しきり明るくさした。鴻こうの巣に通う県道には、薄暮はくぼに近く、空車からぐるまの...
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田舎教師 田山花袋

諒観さん
諒観 さんのブログ [カテゴリ:明治文学
2017.8.17 10:32
二十男生徒女生徒打うち混ぜて三十名ばかり、田の間の細い路みちをぞろぞろと通る。学校を出る時は、「亀よ亀さんよ」をいっせいにうたってきたが、それにもあきて、今ではてんでに勝手な真似まねをして歩いた。何か...
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田舎教師 田山花袋

諒観さん
諒観 さんのブログ [カテゴリ:明治文学
2017.8.15 10:52
十八暑中休暇はいたずらに過ぎた。自己の才能に対する新しい試みもみごとに失敗した。思いは燃えても筆はこれに伴ともなわなかった。五日ののちにはかれは断念して筆を捨てた。寺にいてもおもしろくない。行田に帰っ...
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田舎教師 田山花袋

諒観さん
諒観 さんのブログ [カテゴリ:明治文学
2017.8.13 10:02
十六暑いある日の午後、白絣しろがすりに袴はかまという清三の学校帰りの姿が羽生の庇ひさしの長い町に見えた。今日月給が全部おりて、懐ふところの財布が重かった。いま少し前、郵便局に寄って、荻生君に借りた五十...
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