ハーバルはな さん

2021年12月 (月別アーカイブ)の投稿一覧
新陳代謝の落ちた体に、真武湯(しんぶとう)で喝をいれる
加齢と共に新陳代謝が落ちてきます。すると体も冷えてしまいがちになります。それが原因で体の調子を崩したりします。そういった時によく使われるのが、真武湯です。真武湯はもとは玄武湯と呼ばれていたそうです。玄...
遠志(おんじ)という生薬
生薬というのは天然物医薬品と分類されています。天然物自体やそれに加工を加えたものになります。これに対して西洋医薬品は合成医薬品と分類され、化学的に合成された物質になり、基本的には有効成分が精製され、多...
がん悪液質と六君子湯(りっくんしとう)
がんが進行して、体中にがんが飛び火してしまったような状態になると、がんのためにすっかり体力が落ちてしまいます。そんな時には体がだるく、食欲もなく食べることもできず、何かをやろうと言う気にもならないし、...
山椒も生薬として使われています
うな重をいただくときなどに、少し山椒を振るとさらにおいしく感じますね。たくさんかけすぎるとかえってよろしくないですが、この山椒も生薬として使われています。小粒でもぴりりと辛い山椒は、お腹を温め、痛みを...
頑張り過ぎてないですか?
私もそこそこがんばんって生きてきた面もあるし、頑張るということばが好きだったころもある。しかしいつごろからか、この言葉が好きでなくなってしまった。まあ、もともととことんやるということが得意ではなく、あ...
栗のお菓子をいただいたので、ちょっと栗の効用について
知人から栗のお菓子をいただきました。栗と言うのは元気をつけ、胃腸の調子を良くし、生命エネルギーを補い、体力をつける食物とされています。中国では昔から生薬の一つとして利用されているようで栗子(りっし)と...
漢方では病気の進行ステージを六つに分けて考えます 「六病位」
中国から入ってくる医学情報を咀嚼し、吸収し、修正が加えられ、日本にあった医学、漢方が出来上がってきました。そんな中、江戸時代に原典に帰れということで、傷寒論という3世紀中国の医学書を大切にする流派が現...
お腹の調子が今一つで元気の出ないときには 小建中湯(しょうけんちゅうとう)
すこし漢方のことを勉強した方の中には、小建中湯は小児用の漢方薬だと思っている人がいます。確かに小児科領域でよく使われるようですが、私は小児の診察をしておらず、大人にも使います。ちなみに私自身もお腹の調...