メニュー
ゲストさん
genmai 京都リカレントステイ
Torantoさんの投稿

鵜の鳥の尻抜け 河鵜

Torantoさん
Toranto さんのブログ
2019.9.17 11:38
ある日の野鳥公園、葦原と林に囲まれた淡水池で河鵜が気持ち良さそうに水浴びしていた。前を向いて行えばよいのに、恥ずかしいのか後ろ向き。それでも絵になると思ってシャッターを押し続けた。

そんなことで河鵜、「鵜の鳥尻抜け」についてのよもやま話、うそほんと


鵜は素晴らしい潜水能力を持っている。最長記録は71秒で30mの深さまで潜ることが出来る。普通は30秒くらいで、5~10mのところを潜って泳ぐ。そして潜りながら先が鉤のように曲がった嘴で、巧みに魚を捕える。魚を捕えると、素早く頭の方から丸飲みする習性がある。
「鵜の鳥の尻抜け」という言葉は、鵜のように素早く飲み込むが、すぐに尻から抜けるという意味だ。つまり、早飲み込みですぐに忘れてしまうことをいう。

鵜飼いといえば、岐阜県の長良川の鵜飼いが有名で良く知られている。今は5月~10月まで行われており、これに使われているのは海鵜である。鵜の頸に紐をつけて捕えられた魚を飲み込まないようにし、鵜匠が船の上から何羽かの鵜を操る。篝火が赤々と燃えるなかで、鵜たちが潜って鮎を捕えるところはなかなか壮観だ。

鵜飼いは中国では3000年も前からあり、日本でも古い時代から行われてきた。「万葉集」にも、大伴家持や柿本人麻呂が鵜飼いのことを詠った歌が載っている。古くは大和の吉野川、伊勢の虚城川、美濃の長良川、越前の叔羅川などで行われていたようだ。
鵜匠が鵜を操るようになったのは平安時代だという。鎌倉時代にはとても盛んになり源頼朝が大好きだった。頼朝は鵜飼いを楽しむために、付近の川の鮎漁を禁じたという話も残っている。徳川時代になってから、長良川の鵜飼いが特に保護され、毎年、将軍家に鮎鮨を献上し、鵜匠は扶持を支給されたこともあった。

長良川で使う海鵜は、茨城県高萩市の伊師浜海岸で生け捕りされる。ここの海岸が高い断崖が続いていて、秋の終わりから冬に掛けて、北から飛んできた海鵜が羽根を休める。それを待ち受け、囮と鳥もち竿を使って捕えるのである。
猟師は崖に横穴を掘り、筵を垂らして隠れる。囮に誘われてやってきた海鵜を、鳥もち竿を使って風下にいる鳥から一羽ずつ横穴に引きずり込む。捕えられた海鵜は、鋭い嘴を鑢で削り、開かないように縛られる。そして、運ぶ間暴れないように瞼を縫い合わされ目隠しをされて、岐阜の鵜匠の家に送られるのである。これをNHKの報道番組で見たことがある。

海鵜によく似た鳥に河鵜がいる。河鵜は内陸の湖や沼、河川、静かな内湾などに生育している。東京の上野不忍池や浜離宮恩賜庭園、愛知県知多半島など、日本のあちこちにコロニーを作って生活をしている。中国では鵜飼いに海鵜ではなく、この河鵜を使っているそうだ。
昭和62(1987)年7月31日、午後3時ごろ、東京の街に大雨が降った。1時間に31mの雨で、電車も止まるくらいの激しいものだった。雨が止み約30分ほどたったころ、路上に落ちてもがいている河鵜が何羽も保護された。
都の鳥獣保護係や上野動物園には、「河鵜を拾った」という電話が、何本もかかってきたそうだ。鳥は体にある油で、羽毛がびしょ濡れになるのを防いでいる。併し、河鵜は水に潜り易いように、油が少ないからだに出来ている。飛んでいる途中で大雨に打たれて、羽根がびしょ濡れになり墜落したのだった。
このようなことが何度かあると、「鵜の鳥も空から落ちる」という新しい諺が必要になってくる。

河鵜はペリカン目ウ科で全長81cmあり、先端が曲がった細長い嘴を持つ大型の水鳥である。
上野不忍池や浜離宮恩賜庭園などの群れは有名である。潜水して水掻きある脚で泳ぎ、尾で舵を取りながら魚を捕食する。樹上に営巣するために水辺の近くの林にコロニーを形成する。最近では、宅地化による環境悪化や糞による営巣樹木の枯死などから、コロニーが減少して6都県にしか残っていない。
ほなっ日記しょうく信々亭ジャム白髪鬼コキリコせっちゃん〇 7人がいいねと言っています
コメント
コキリコさん
コキリコ さんのコメント
2019.9.17 19:57
いやー、実に詳しく調べましたね。
勉強になりました。

マイフィールドの山崎川でいつも見かけるので、最近は
まり関心もないのですが、改めてまた見てみようかと思いなおしました。
0人がいいねと言っています
Torantoさん
Toranto さんの返信コメント
2019.9.17 23:51
こんばんは、コキリコさん
コメントを下さり有難う御座います。私のどんなことでもメモしておく癖があり、そのメモから調べ載せました。
1人がいいねと言っています
きぃたんさん
きぃたん さんのコメント
2019.9.17 13:15
私は京都の鵜飼をおすすめします。
近くに山もあり、木造の橋もありますから
http://magazine.dmatcha.jp/entry/arashiyama-ukai
0人がいいねと言っています
Torantoさん
Toranto さんの返信コメント
2019.9.17 13:35
こんにちは、きぃたんさん
コメントありがとうございます。
京都は何度か訪れたことがありますが、冬の時期でした。
一度、温かい時期に訪れて鵜飼を見て見たいと思っています。
0人がいいねと言っています
人気記事