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8050問題

quay3535さん
quay3535 さんのブログ[カテゴリ:世のうつろい
2020.2.2 11:33
2018年8月、長崎市で母子2人暮らしのアパートで、母親(当時76歳)の遺体が見つかり、息子(当時48歳)が死体遺棄容疑で逮捕された。息子は無職で長年ひきこもり状態だった。遺体はゴミの山に埋もれるように横たわっていたという。息子は「やっぱり死んでいたのか。亡くなっていることに気付かなかった」と供述している。

2018年11月4日母の家を訪れた娘が、顔にタオルがかかった状態で亡くなっている母親(76歳)を発見し、110番通報した。警察は死体遺棄の疑いで長男(49歳)を逮捕。病死と見られ、長男は筆談で「死亡したのは分かったが、何もできなかった」なぜ通報しなかったのかとの問いには「人と話すのが怖い。」と説明した。彼は小学校の頃から会話をしなくなり、40年以上母親とともにすごし、娘が独立した後は、ずーと2人で生きてきたようだ。

2018年1月6日、検針に来たガス業者が異変に気付き、別室の住人が室内に入り、母親(82歳)と娘(52歳)の2人の遺体が見つかった。警察は2人暮らしだった母親が先に亡くなり、一人になった娘は衰弱死したと見ている。娘さんは長年引きこもり状態だったという。2人の死因は低栄養状態による低体温症と診断された。親子は週に1回だけ近所の銭湯に行き、ふらふらしている娘さんに風呂屋の息子が気づいていたという。彼は、「もう少し手を差し伸べれいれば・・・」と悔やんでいるという。

2004年東大阪市、病魔に侵され、母親から「死ねるものなら死にたい」と筆談で打ち明けられた息子が、無理心中を決意、両親を殺害した。息子は20年間引きこもりであった。母親は5年前に脳梗塞で倒れ寝たきりに、父親は3年前に胃癌などにかかり仕事を失い、多額の借金を背負い経済的に追い込まれていた状況も分かってきた。彼は今も服役中である。

8050(はちまるごーまる)問題は80歳の高齢の親が50歳ほどの引きこもる息子や娘とともに暮らし、出口が見えない、苦悩の生活をしている家庭の問題である。総務省の統計では40歳以上の引きこもり者は61.3万人。15歳~39歳の引きこもり者は54.1万人という。不登校の小中生を含まなくても、ナント115.4万人となる。恐ろしい数字だ。
総務省統計局によると総世帯数は4997万世帯(H20年度)。引きこもり世帯は115.4万世帯。2.3%、つまり約43戸に一件がひきこもりであるという。さらに全世帯数の半数は高齢者だから高齢者世帯は4997万÷2=2498万世帯。そのうち61.3万世帯がひきこもりなので2.45%。およそ40世帯に一人が該当する。

私の友人にもいる。友人67歳、奥様年齢不詳、娘36歳。娘さんは短大卒業後就職したがすぐに会社に行けなくなってひきこもりとなった。現在は統合失調症と診断され、障碍者手帳ももっている。家庭では奥さんが話し相手になっているが、父親も交え喧嘩が耐えず、娘さんが「警察を呼んでやるから」と大きな声で叫ぶことも多く、周囲の家に丸聞こえで恥ずかしいという。この方は自分らが死んでしまったら、この娘さんはどうなるのか心配をている。

8050(はちまるごーまる)問題を放置していると、これから数十年間は最初に挙げた4例のような事件が頻繁におこるであろう。何とかしないとと、立ち上がった団体もある。京都では吉祥院近くで京都ARUというNPO法人があり折り紙、料理、麻雀、お菓子作り、畑などを行い社会復帰を助けようとしている。

また、宇治市心華寺ではNPO法人「こころのはな」が「ひきこもり女子会in京都」などを活動している。

京都以外では、全く知らないが、過日nhk1ch総合「プロフェッショナル仕事の流儀」で「ひきこもり支援・石川清」というをやっていました。石川さんはたった一人で40年もやっています。その流儀は、無理をしないで待って語り掛ける、返事がなくても語り掛ける、5年でも。引きこもりの人は、少しずつ言葉や筆談で心を開いていくという。この人はたくさんの人を救いました。この放送はNHKオンデマンドで200円で見ることができます。

ひきこもりの人が経験や悩みや話し合える居場所づくりが必要です。しかし、どのようにして引きこもりの人を外に出すかは、もっともっと大変です。根気よく根気よく、その家に通うのです。決して引きこもりの本人を責めることはしない。超氷河期で就職難民であったこと、職場の酷いDV、学校におけるいじめなどで引きこもるようになったわけで、本人の自己責任ではないからだ。本人は引きこもりながらも、何とか現状を変えたい気持ちを持っている。そこを話して話して、やっと「NPO法人の居場所」に行けるようになる。そこからまた、仕事の復帰への道はまだまだ遠い。気の遠くなるような話だ。

もうひとつ重大なことは、冒頭に述べた4つの悲惨な事件のように、誰にも言わずに、ひっそりとこの社会のどこかで、経済的貧しさに耐えながら苦しんでいる人を探し見つけることではないか。40件に1件の確率だから、ひきこもりの人がいることを見つけるのは、それほど大変ではなさそうだ。

しかし8050問題を大きな問題ととらえ、もう手遅れのような状態になっていることを、認識できるだろうか。自己責任と決めつけ、切り捨てる世論になっていないだろうか。昨今の安倍政権を見ていると、
答弁に真摯に向き合ってるように見えない。自民党にも素晴らしい議員がたくさんいる。しかし安倍首相とまわりにいる大臣などの強弁、高速答弁、ヤジ、嘲笑といった政権のおごりに、誰も言うことができなくなっている。こうした安倍政権に8050問題や格差、貧困問題を本気で取り組んでくれるようには思えない。立憲民主党は自治労・日教組・電気労連など連合の支持政党だから、賃金や働き方改革、憲法改正等には本腰を入れるが、支持母体の無い8050問題、貧困問題などは視野にないのではないか。
国民民主の玉木さんは、YOUTUBUでよく露出しているが、国民をどう引っ張っていくかさっぱり伝わってこない。

すでに手遅れになっている8050問題に、真っ向から向き合い作業を進めるには、膨大な行政の支援がいる。しかし、それを行政に期待するのは、まだまだ先のようだ。
私はNPO法人を訪ね、自分のできることは何か考えてみようと思う。

参考資料:親の「死体」と生きる若者たち 山田孝明
海食崖さくらかおる流星涼音 4人がいいねと言っています
コメント
涼音さん
涼音 さんのコメント
2020.2.3 0:56
おはようございます

8050ですか。
何か見に染みる話ですね。
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quay3535さん
quay3535 さんの返信コメント
2020.2.3 16:19
身に染みますね。実は私の家にも、引きこもりではないですが、収入的に自立できないイラストレーターの息子がいます。もう40歳で結婚は諦めています。一家にいい年をした大人が2人もいると、些細なことで対立します。将来、どうなるのか、暗いですね。
0人がいいねと言っています
おーさん
おー さんのコメント
2020.2.2 18:55
日本の社会保障は結構良くできていると思うよ。ただ、必要なら言ってきてねっていう窓口業務だから、こうした人たちは自分からアプローチしないでしょうしね。
かと言って、行政に御用聞きみたいに、社会保障いりませんか?って聞いてまわれってのもおかしい。
窓口とそういう人を繋ぐ存在が必要なのでしょうね。

あまりに政治や社会のせいにすると、自分が
アプローチしてないにもかかわらず、俺がこんなになったのも社会のせいだ!っていう気違いがでてくるので、すべてを環境要因のように言うのは同意できませんよ。
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quay3535さん
quay3535 さんの返信コメント
2020.2.3 16:13
最後のセーフティネットと言われる、生活保護を見ても、問題は多い。本当に受けねばやっていけない人でも受けていない人が非常に多い。本来、堂々と受ける権利を有しているのに、肩身が狭い思いをしているのは、周囲の偏見や、早く働けなど行政の執拗な圧力があるからではないか。

>あまりにも政治や社会のせいにすると云々
「親と「死体」と生きる若者たち」の著者が、あまりにも数の多いひきこもり者・不登校者の数に「もう手遅れだ」と言っています。私は1人でも、同じような悲劇があってはならないと思っています。110万人という人の出口の見えない苦しみを救うには、ポツポツとした自然発生的なNPOの活躍だけでは、圧倒的に足りないからです。不登校生を大量生産している原因は明らかに学校にあります。そこを問わないと、解決へ向かわないでしょう。

引きこもりの子のほとんどは、自分を責めています。親に強く当たっていますが、本質、「めちゃくちゃ自分がちゃんとできひんから」と思っています。だから、「あなたは何も悪くないんだよ。」という全肯定感で接する必要があるのです。

これだけの数になるまで、ほとんど手を差し伸べなかったことに対して、私も含めて大人、政治、行政の責任は大きい。とりわけ長期にわたり政権に着いていた自民党の責任は大きいと思います。
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みはまさん
みはま さんのコメント
2020.2.2 13:13
子供が引きこもりで、親が80代になると、親も子供も将来の不安に悩まされますね、
引きこもりを治す手立てはないのでしょうか、
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quay3535さん
quay3535 さんの返信コメント
2020.2.2 14:10
みはま さん

幸い私の住む京田辺市は京都に近く、NPO法人ARUや宇治市心華寺(NPOここのはな)があり連絡すれば、相談にのってくれます。少なくとも親御さんの気持ちを受け止めてもらえると思います。しかし引きこもりの子を月1回でも「居場所」に連れ出すのも大変な時間と根気が必要です。でもそこに来て、同じ悩みをもった人と話し合えるようになれば、少しずつですが、社会復帰への道が開けてるような気がします。どんな人でも、働いて収入を得たいと思っているからです。
比較的都会でなくても、県庁・府庁・町などの役所にいくと、相談窓口があります。電話だけで期待できませんが、何らかの情報し(NPO等)を教えてくれるかもしれません。KHJ全国ひきこもり家族会連合会という組織が東京にあります。京都ARUやNPO法人「こころのはな」に連絡してもいろんなNPOやひきこもり支援団体を教えてもらえます。

アメリカの資本家と経団連の利益ばかり優先する政治では、解決は困難でしょう。思い切り、人にお金をかける政治でないと、こうした家庭は救えないではと思います。
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みはまさん
みはま さんの返信コメント
2020.2.2 19:34
詳しい情報有難うございます、
もし、周りにいたら伝えます
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雪豹さん
雪豹 さんのコメント
2020.2.2 13:06
この問題は明るみに出ないものが相当埋もれていると思います。
世間に知られるのを恐れるあまり、言い出す機会を逃がしてしまった
結果なのでしょうね
身につまされる事件が頻発しています
おかしいと思いつつも、なかなかかかわることができないもどかしさは、
みんな感じていると思います。
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quay3535さん
quay3535 さんの返信コメント
2020.2.2 14:24
>身につまされる事件が頻発しています
>おかしいと思いつつも、なかなかかかわることができないもどかしさは、
>みんな感じていると思います。

本当に何事でも何もできず、もどかしいだけで日々が過ぎていきますね。児童虐待、貧国、不登校もそうです。自分にできることが悲しいほど微力です。
政治を変えないと思っています。東京は小池百合子さんになって、やっと児相や児相福祉士の数が増えて虐待対策が進んできました。子供や人にお金をかける施策をしないと、日本は沈没しそうではないですか。
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さくらかおるさん
2020.2.2 12:43
身につまされるお話です
私の不動産をごみ屋敷化されて 裁判などで
何とか退去して貰いましたが ごみで入居出来ない
部屋を必死に守るものですから もしやごみの中に
死体でも?と疑いました
でも そうでなかったので 安堵しました。
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quay3535さん
quay3535 さんの返信コメント
2020.2.2 14:40
引きこもりに関連する言葉はおっしゃる通り「アパート」「ゴミ屋敷」「異臭」ですね。異臭がしたら警察か役所にためらわず連絡すべきですね。部屋を必死に守る・・・もし、あなたがそこに居合わせたら、包丁なんか持ってくるかもしれないですよ。それにしても、その方は今、どうしているんでしょうか?違うアパートでまた、ゴミの中で寝食しているんでしょうか。
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さくらかおるさん
さくらかおる さんの返信コメント
2020.2.2 21:24
コメント有難うございました
その方は大学入る積りが 57歳まで親の仕送りで
アダルト三昧でした 中から出ていたものはアダルト製品ばかり
只今は親が買ってくれたマンションに住んでいます
即ごみ屋敷化になるでしょうね、そのマンションも私の子供が
人に頼んでお世話しました 親は死んでくれればいいと云われていました。
0人がいいねと言っています
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