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カーク・ダグラスの訃報

Vogelfreiさん
Vogelfrei さんのブログ[カテゴリ:カウチMovie
2020.2.8 16:47
カーク・ダグラスが今月の5日に死去したとの記事が新聞に出た。(永い間、投稿をさぼっていたが、この俳優の訃報には、一筆書かねば・・・)
1916年の12月生まれだから、103歳。近年の健康状態は知らないが、スクリーンで見せてくれたあの頑健な体が長寿を恵んだのか。
アクの強い容貌で、あごの下のくぼみが売り物の素晴らしい個性を持つ俳優だった。
1949年の「チャンピオン」で、チャンピオンの座に死を賭して執着するボクサーの役を演じ、アカデミー主演男優賞にノミネートされた。惜しくも受賞は逃したが、B級映画のわき役俳優が、この作品の血も凍るような演技でメジャーに躍り出た。
その後、ビリー・ワイルダーの「地獄の英雄」1951年、ヴィンセント・ミネリの「悪人と美女」1952年、ウィリアム・ワイラーの「探偵物語」1952年と、続けさまに一流監督に起用され、ハリウッドのトップ男優の仲間入りを果たした。
1957年の「OK牧場の決闘」でドク・ホリディや「ヴァイキング」1958年の海賊の首領など、他をかえり見ないで自己の信念を生きる男という役どころが多かったが、「ガンヒルの決闘」1959年でのやむなく息子の仇の旧友を射殺するガンマンや、「スパルタカス」1960年での、ローマ帝国に反抗する奴隷反乱軍の指導者など、人間の幅を持つ役も増えていった。1961年ロバート・アルドリッチ監督が撮った西部劇「ガン・ファイター」では、父親として名乗っていない実の娘の恋人とのガン・ファイトに弾を装填しない小型ピストルで立ち向かい射殺される男を演じたりしているのも面白い。
晩年はさらに幅を広げ、エリア・カザン監督の問題作「アレンジメント」1969年でエスタブリッシュの整備された道を自ら意識して踏み外していくエリート・ビジネンマンを演じ、演技派としての存在を示した。「ファイナル・カウントダウン」1980年のSFタイムトラベルもので巨大原子力空母の艦長を演じたり、同年のSF宇宙もの「スペースサタン」に出演したしたのも一味違う役どころ。
強烈な個性を輝かした名優が逝った。
写真は、アーサー・ヘイリー原作のテレビ・ドラマ「マネー・チェンジャーズ」に出演したカーク・ダグラス(中央)
ジャムロメオせっちゃん〇 3人がいいねと言っています
コメント
hashi1065さん
2020.2.12 11:17
ロメオさん
 お久しぶりです
かく言う私も面倒になりここから遠ざかっておりました 時々は覗いておりましたが・・
今年になって書き込み再開しました

カーク・ダグラス また寂しくなります ガンマンの役似合ってましたが、やはり 「スパルタカス」
良かったですね
今ちょうどアカデミー賞の話題で持ちきりです
私は「パラサイト」見ましたが えぇ~なんでぇ~作品賞? と思って居ます
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Vogelfreiさん
Vogelfrei さんの返信コメント
2020.2.12 22:16
hashi1065さん
お立ち寄り、うれしいですね。
歳のせいにするつもりはないのですが、このところ、すっかりSlownetから遠ざかってしまっています。
みなさんへのご無沙汰も申し訳ない限りです。
歴史劇の大作「スパルタカス」は素晴らしい映画でした。全身でぶっつかったカーク・ダグラスの演技も、男の像を堪能させてくれました。「スパルタカス」の一場面を添付しようと思ったのですが、この返信システムは、写真添付の機能はないのですね。残念。
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Vogelfreiさん
Vogelfrei さんの返信コメント
2020.2.20 14:22
hashi1065さん
今になって気づきました。
そちらのコメントの宛名がロメオさんになっていますね。これに気付かずVogelfreiあてと思い込んで、あなたのコメントに返信を送ってしまいました。
ご無礼しちゃったのか、それともあなたがVogelfreiと書くつもりで、うっかりとロメオさんと書かれてしまったのか・・・・。
いずれにせよ、久しぶりにロメオさんやhashi1065さんとおしゃべりでき、いっきょに時間が戻ったような気持ちになっています。
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ロメオさん
ロメオ さんのコメント
2020.2.8 19:42
今晩は。
かなりご無沙汰ですね、二年ぶり位でしょうか?お元気で安心しました。
私は病気を色々患いましたが、何とか生き延びています笑
カークダグラスはハリウッド全盛時代の有名俳優さん。個性が強いので印象はかなりあります。スパルタカスがなぜか記憶にある。

エヴァン・ハンター(87分署シリーズも有名)の原作ドラマ「逢う時は何時も他人」は覚えています。そういえばアーサーヘイリーのマネーチェンジャーは原作を読みました。かなり長編でくたびれました。TVドラマの方は何故かあまり覚えていません
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Vogelfreiさん
Vogelfrei さんの返信コメント
2020.2.9 14:35
ロメオさん
永いご無沙汰で申し訳ないです。今月で84歳。悲しいことに、意欲や好奇心の減退を感じ始めています。ロメオさんの車談義や料理の投稿は必ず読んでいますよ。
カーク・ダグラスはお気に入り俳優の一人です。1995年にアカデミーの名誉賞をもらっているのも業績から見てむべなるかなというところですね。
監督業にも手を出したりしている息子のマイケル・ダグラスもいい俳優に育ってなによりです。さすがに父親の存在感には、今ひとつ及ばないですが、大物を親に持った二世としては、まあ、仕方ないでしょう。
「逢うときは何時も他人」は、めずらしくキム・ノヴァク共演のラブ・ストーリーのようですが残念ながら観ていない作品の一つです。「マネーチェンジャーズ」は、テレビのミニ・シリーズで、「コンバット」や「刑事コロンボ」なども作っているボリス・セイガルが監督し、アン・バクスターなども頑張っていますが、原作の方が数段よくできていました。
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ロメオさん
ロメオ さんの返信コメント
2020.2.10 16:24
そういえば息子さんのマイケルダグラスは良い俳優さん。ビジネス物のリアルなドラマが上手い。存在感のある役を上手にこなしています。
癖のなさでは父親より評価しています、まあ時代が違うのは分かっています。
その彼も今や70才ですね。
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ジャムさん
ジャム さんのコメント
2020.2.8 19:03
「OK牧場の決闘」「スパルタカス」は何回と見ました、あごの下のくぼみが強烈で
特に印象が残っている往年の俳優です。
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Vogelfreiさん
Vogelfrei さんの返信コメント
2020.2.9 14:56
ジャムさん
小生のブログ「カウチMovie」を覗いていただいてありがとうございます。今後もよろしくお願いします。といいましても、投稿をさぼり続けており、ロメオさんの言では、2年もたつとか。あてにならないブログです。悪しからず。
「OK牧場の決闘」は浪花節調のフランキー・レーンの主題歌で始まるいい西部劇でしたね。あの決闘で生き残ったドク・ホリディ(ジョン・フォードの「荒野の決闘」では、咳き込んだ声を狙った銃弾に倒れる)は、後年高原の療養所で生涯を閉じる(これが史実に近い由)のですが、療養所を訪ねたワイアット・アープと別れるくだりは、同じ監督の「墓石と決闘」(1967年)の名場面になっています。ワイアット・アープをジェームズ・ガーナー、ドク・ホリディを渋いジェーソン・ロバーズが演じていました。もし、まだご覧になっていませんでしたら、お薦めの映画です。
1人がいいねと言っています
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