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野の花散歩

姨捨山人さん
姨捨山人 さんのブログ[カテゴリ:散歩
2020.9.15 18:17
 前回、秋を感じて頂こうと思って書き始めたのですが、意に反して「ハギ」シリーズ一本鎗になってしまいました。昨日に続いてバッグをタスキに掛けて散歩です。今回は童心に帰って、昔遊んだ「ひっつき虫」を見つける散歩です(相変わらずの偽散歩です)

 向かったのは河原。ひっつき虫といったらこれが代表格「オナモミ(葈耳)」。環境省レッドリスト絶滅危惧Ⅱ類(VU)だと知っていましたか?皆さんが「オナモミ」と思っていたのは実は外来種の「オオオナモミ」だったかもしれません。写真はオナモミの花です。

 子供の頃、仲間の服にこのいがいがの実を投げつけ、くっつけて遊んだ思い出を持つ人は多いと思います。セーターなどに付くと本当に厄介でした。

 実はこの厄介者。以外にも有用な植物です。漢方薬の「蒼耳子(ソウジシ)」で風邪を引いたときの頭痛や鼻炎に効くそうです。又、実から「リノール酸」を多く含んだ油も採れるという事です。

 河原から里山へ向う途中道端に咲く黄色い花「センダングサ(栴檀草)」。センダン(栴檀)の葉に似ているのでセンダングサと言われています。ひっつき虫の「オナモミ」と双璧をなしています。


 下の写真の花は「センダングサ」。”舌状花は楕円形で黄色く、総苞片が短く、線形のそう果に刺し毛が3~4本あります”。在来種で地域によってはあまり見かけなくなりました。

 「シロノセンダングサ」は”舌状花が白く、総苞片が頭花より短く、線形のそう果(乾いた実)に刺し毛が3~4本あります”

 刺し毛が3~4本ある「センダングサ」の拡大図です。「アメリカセンダングサ」の刺し毛は2本でそう果は扁平です。「シロノセンダングサ」と共に外来種。

 意外なひっつき虫「キンミズヒキ(金水引)」あまりミズヒキには似ていませんが、めでたい名前の花には違いはありません。

 完熟した実はイソギンチャクやパラシュートに似た周りのかぎ状の棘が人の衣服や動物の毛にひっつき運ばれます。写真の実は未熟なものです。

 忘れてならないひっつき虫「イノコヅチ(猪子槌)」。道端に生えているので一度はイノコヅチの種を衣服に付けた経験があると思います。

一般に「イノコヅチ」と言われているものは日陰に生える「ヒカゲイノコヅチ」でヒナタイノコヅチよりも、葉質は薄く、毛は少ない。

 下の写真は「ヒナタイノコヅチ」です。イノコヅチは「夏の七草」として、戦中戦後の一時期若葉を野菜として食べられました。漢方薬として利尿、強精、通精、通経薬に使われます。

 実の外側に2本のとげ状の小さく尖った苞葉(ツボミを包むように葉が変形した部分)が、外側に向かって少し反り返って動物や衣服にひっつきます。

 「ハギ」の所に入れようか迷ったこれまたひっつき虫の「ヌスビトハギ」。名前には泥棒の足跡、盗人が知らぬ間に種が引っ付くなど諸説あり。ハギと名が付く通り、花は小さいですが名前に似合わず綺麗な花です。


 眼鏡状(サングラス?)の実には表面を撫ぜるとザラザラしているのは、細かい鉤がたくさん生えているので衣服にマジックテープのように引っ付きます。



 どうでしたか?身に覚えがおありだったでしょうか?迷惑な「ひっつき虫」懐かしく思い出されたでしょうか。自然の中で遊ぶことが少なくなった、お孫さんにお話されるのも良いと思います。
 もうしばらく「ひっつき虫」にお付き合いください。
真由伊豫のイヨしょうくnobuo真実一路雪豹信々亭伊織☆さくら海食崖 21人がいいねと言っています
コメント
ふるちゃんさん
ふるちゃん さんのコメント
2020.9.16 16:58
姨捨山人さん こんばんは

ひっつき虫・・・そういえばありましたね。
このところ全く見ていませんのでその存在すら忘れていました。
昔はズボンにいっぱいついて悩まされましたね。
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姨捨山人さん
姨捨山人 さんの返信コメント
2020.9.16 18:31
ふるちゃん さん
お読みいただきありがとうございます。
今でも野山を駆け回っているのでヒッツキ虫には悩まされています。
いろいろ思い出して、ヤエムグラで勲章を作って遊んだ昔を思い出し懐かしんでいます。
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ジャムさん
ジャム さんのコメント
2020.9.15 19:11
「オオオナモミ」は子供の頃に、いたずらで揶揄いに相手の服に
投げつけた事を思い出しました。
「センダングサ」は庭とか畑の畦に生えているので、花が咲くまでに
引き抜くと問題無いのですが、花が咲き終わると大変です、
特にジャージの服を着ていると泣きたくなる程引っ付きます。
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姨捨山人さん
姨捨山人 さんの返信コメント
2020.9.16 6:22
オナモミなどは大きい実なので取りやすいですが、小さな種などジャムさんの言う通り沢山つくと取るのに一苦労します。
私など、野山を駆け回るので、悪態をつきながら取っています(>_<)
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一の糸さん
一の糸 さんのコメント
2020.9.15 19:01
今晩は
野原を一歩きしてくると、いろいろくっついてきますね
名前がわかるのは イノコズチ ヌスビトハギ くらいですけど。
 誰かのエッセイに、「野山を歩いてきたら、まず庭の真ん中で、衣服に着いた草の実を振るい落として
から家に入るのだ」 自然の庭を楽しんで有るのだな、と感じた次第。
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姨捨山人さん
姨捨山人 さんの返信コメント
2020.9.16 6:15
嫌われ者の「ひっつき虫」子孫を残すため必死なんですね。
あまり山深い所には生えないで、道端などにあるのは、人や動物に運んでもらうためだと変に納得しています。
1人がいいねと言っています
しょうくさん
しょうく さんのコメント
2020.9.15 18:37
小さな花や、その実たちの拡散のためのヒッツキ、じっくり眺めさせていただきました。
ありがとうございます。
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姨捨山人さん
姨捨山人 さんの返信コメント
2020.9.16 6:07
地味な投稿ですが読んで頂き有り難う御座いました。
自己満足で、もう少し「ひっつき虫」を続けさせてもらいます。
0人がいいねと言っています
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