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季語の教え方

宇土さん
宇土 さんのブログ[カテゴリ:俳句
2021.4.8 16:09
 スローネットだから俳句に堪能な方がおられるかと思いましたが、失望して埒もな
いことを口走りました。お詫びします。 

 さて、長く京都で俳句を学んだが、主催者の教え方が間違っていると気づいたのは、
かなり経ってからです。

(発句)


 その一つが季語。一つの俳句に季語が二つあると「季重ね」または「季重なり」と
いって間違いとされます。

 同人の一人がこう詠みました。

  履く足袋に紅葉が映える散歩道

 足袋と紅葉が季重ねといいます。たしかに、足袋は冬で紅葉は秋の季語ですが、間
違っているとはいえません。

(足袋)


 私の妻が詠んだ、

  夏祭り浴衣の少女ら薄化粧

 これも季重ねといわれましたが、これも指摘した主宰者が間違っています。

(浴衣の少女)


 今朝の日記の欄外に次の句がありました。

  きじ鳴くや山の藁屋はうす霞  堀麦水

 江戸初期に堀麦水という俳人がいました。きじ(雉)と霞は秋の季語です。

(雉)


 また吉良邸に討ち入り、泉岳寺に凱旋した赤穂浪士の岡野金右衛門は、
 
  その匂ひ雪のあしたの野梅かな

 と揮毫に応じました。岡野包秀は放水という俳人です。

(泉岳寺)


 因みに江戸中期の俳人山口素堂もこう詠んでいます。

  目には青葉山ほととぎす初鰹
 
 要するに同じ季節の語句、あるいは関連性のある季語は重ねても良いようです。

 原則に捕らわれた指導者が多いのには驚かされます。
信々亭酔どれアンコウcapoジャム流星コキリコ白髪鬼 7人がいいねと言っています
コメント
Kenrobさん
Kenrob さんのコメント
2021.4.9 10:09
プレバトというTV番組で出演者の句に対しての夏井さんのコメントにいつも感心させられ、
欠かさず視聴しています。夏井さんの修正で句の意味が明確になり、読んだ作者の意図が
分るようになる言葉の不思議を実感しています。
いろいろ決まりがあるようですが、要するに「楽しめる」ことが一番だと思っています。
1人がいいねと言っています
宇土さん
宇土 さんの返信コメント
2021.4.9 10:52
Kenrob さん
 コメントありがとうございます。要するに「楽しめる」ことが一番
と仰せですが、季語については正しく教えることが指導者の義務と考
えます。ただ季語が重なると単に「季重ね」と教えるのは、懇切とは
いい難いですね。
0人がいいねと言っています
コキリコさん
コキリコ さんのコメント
2021.4.8 23:38
いま人気絶頂の「夏井先生」、必ずしも「ダメ」とは言ってないようですよ。
重ねても、「重ねた意味・意義・狙い」がある句を作ればいい!

そこが浅いとごちゃごちゃ言われるみたい……。
1人がいいねと言っています
宇土さん
宇土 さんの返信コメント
2021.4.9 4:42
コキリコ さん
 ありがとうございます。お蔭さまで消さずに済みました。
「重ねた意味・意義・狙い」がある句を作ればいい!
 なるほど納得です。
1人がいいねと言っています
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