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ゆっ~くり道草北國街道を歩く-26

姨捨山人さん
姨捨山人 さんのブログ[カテゴリ:寄り道散歩
2021.7.12 20:31

 宿場はずれの「打刃物展示館」から同じ信濃町の「野尻宿」に向かって歩を進めます。車であれば6kmくらいは目と鼻の先ですが、歩くと遠い新潟の「関川の関所」の看板があります。ここはまだまだ長野県です。

 少し歩くと左手の鬱蒼とした森の中に小さな大平神社の赤い鳥居が見えました。本殿が見えませんので少し奥になると思って鳥居をくぐるのはあきらめました。

 間もなく変形した十字路を道なりに右へ曲がります。左へ行くと上信越自動車道信濃町IC・日本の滝百選の「苗名滝(なえなたき)」長野と新潟の県境です。

 なだらかな坂を下ります。夏になると沿道に焼トウモロコシの出店が並びます。今は閉店していますが常設の店も何軒かあります。


 小諸宿の唐松一里塚、牟礼宿の四ツ谷一里塚以来街道の両側に一里塚のある「野尻一里塚」。中でも一番きれいに残されていました。
右側の塚



左側の塚


 更に湖に向かって緩やかな道を行きます。信号機のある道を右の真ん中の細い道が旧北國街道です。民家の庭に一茶の句碑がありましたが、残念ながら真ん中の7字の一部が読めません。不勉強が露呈します。どなたか解読して頂けませんか_(_^_)_


 少し先の右手に開けた場所があり、藪に埋まった松尾芭蕉の句碑がありました。写真では句が読めませんので少し長くなりますがご勘弁願います。
   うめが香に
      のっと日の出る
           山路かな     はせを翁(芭蕉)
 碑の裏には一茶門人2名の句もあります。俳人松尾芭蕉の百三十回忌に当たる一八二三年(文政六年)、野尻宿仏心庵前に建立したもので、信濃町で一番古い句碑です。との説明板があります。広場のようなものは仏心庵の跡だというのが分かりました。

 私の想像ですが、仏心庵の跡地という事で近くにあった馬頭観世音、二十三夜塔がここに集められたのだろうと思います。沢山の碑があります。野尻宿には金蔵などあり佐渡の金銀が一泊する宿場だったので牛馬も乗り換え場所だったと思われます。牛馬はこの土地では生活の糧として大切にされたとのだと思います。


 小さなお堂の中に馬頭観世音が在りました。三面二手、鉞斧(まさかり)、法輪を持ち、二手は馬頭印を結んでいます。決定的なのは、台座に「牛馬安穏(ぎゅうばあんのん)」が刻まれています。こんな立派な観音様を見たのは初めてです。

 新道との交差には「傳九郎神社」。元は秋和神社でありましたが、池田傳九郎が神社裏の用水や新田開発などの功績により傳九郎神社に改名されたようです。

 神社前は関川宿へ直進する新道と旧道、「従是飯山、川東道」の道標がある道の変形の四辻です。飯山川東を通っての抜け道、柏原宿へは旅人が少なくなり争いが絶えなかったそうです。


 野尻宿に入ったのでゆっくりぶらぶら歩きで寄り道も多くなります。早速寄り道、野尻湖で発掘されたナウマンゾウの化石を見ようと道を曲がろうとしたとき「明治天皇野尻宿御前水」の石柱。普通の民家の庭先にあるので見逃すところでした。

 「野尻湖ナウマンゾウ博物館」は今日休館日。「一茶記念館」共々付いていません。美術館、博物館の数日本一の長野県(勉強好きな県民性から地元の人もよく利用します)で選りによって休館とは!


 ガッカリして野尻湖(別名芙蓉湖)の突堤で一休み。湖上に浮かぶ赤い鳥居の宇賀神社奥宮の琵琶島や、500人乗りの遊覧船、遠くに見える「斑尾山」今は出来なくなりましたがスキーなどしたいし、去年計画していた「信越トレイル」も夢と消えました。



そうそう、博物館の前に一茶の句碑がありました。
   鹿の声
     こだま湖水を
         かける哉

 街道に戻って先へぶらぶらの続きです。20分程歩いたところに「野尻宿本陣跡」の標柱。何の変哲もない路傍の印です。豪雪地帯故、史跡の保存は至難の業かも知れません。

 何歩も歩かぬうちに、神社らしからぬ「宇賀神社里宮」。枇杷島の「宇賀神社」の里宮でした。どうお参りしていいか迷います。

 まだ2分も歩いていません。「明治天皇野尻御小休所阯」の石柱。ここは元「野尻宿脇本陣跡」面影はありません。

 池尻川を渡るとなだらかな登り。右手に「藤の木山安養寺」外から見ただけで荒れ寺。ここに佐渡から運ばれた金銀を一晩置く「お金蔵」があったとは到底思えません。現在は廃寺になっています。御金荷は古間、柏原、野尻の三宿で警護し、翌日牟礼宿の「金付場」まで運ばれました。写真の崩れ落ちた本堂跡の右手の建物が「御金蔵跡」です。
説明板の最後に一茶の句が添えられています。
   入梅晴や
     佐渡のお金が
         通るとて


 すぐ隣に「青龍山真光寺」色々な史跡があるようですが見ずじまいでした。本堂の石段の下には赤い頭巾と涎掛けの六地蔵が祀られています。


 これから「野尻坂峠」を越えます。曲がった「曲坂(くまざか)」から「熊坂」とも呼ばれます。峠の下は国道18号線のトンネルが通っています。
ビッグパパジャム天狼飛翔ホームtopkatまるえ79ハニーちゃんふぐのひれ酒ホテイラン 25人がいいねと言っています
コメント
柚月さん
柚月 さんのコメント
2021.7.13 16:24
道北散歩さん♪ こんにちは(#^-゜#)v

こうして地図とお写真と事細かに綴られたブログを拝見していますと
行ったことのない地でも見たことあるような気持ちになります。
1人がいいねと言っています
姨捨山人さん
姨捨山人 さんの返信コメント
2021.7.13 16:35
柚月 さん
こんにちは
ほめられるとどう対処していいか困ってしまう山人です。
お読み頂けるだけで感謝です。これからもよろしくお願いします。
1人がいいねと言っています
雪豹さん
雪豹 さんのコメント
2021.7.12 21:21
このような道を一人で歩かれているのですね~
なかなか出来ないことです
一度お家を出発してから、途中の宿で泊まったりですか(^^♪
初心貫徹もうすぐですね 新潟も(^^♪

一茶の句は二万句もあるそうですから、探すのにも大変そうてす(^^♪
1人がいいねと言っています
姨捨山人さん
姨捨山人 さんの返信コメント
2021.7.13 5:29
雪豹 さん
お早うございます。
野尻一里塚の場所は車で何十回と通っているのに気が付きませんでした。歩いて初めてわかる、目からうろこが落ちるとはこのことですね。
今の所電車で日帰りですが、これから遠くなるので一泊になると思います。
出雲崎に到着するまでは、道半ばと思って頑張りたいと思います。
1人がいいねと言っています
飛翔さん
飛翔 さんのコメント
2021.7.12 21:18
こんばんは^^

>民家の庭に一茶の句碑がありましたが・・・

上記ですが、一茶の句碑は詳しく有りませんのでGoogle検索を
してみました。

野尻 池田久雄家
           月さへよ
             あの世の親が
                 今ござる
だと思われます ・・・。
2人がいいねと言っています
姨捨山人さん
姨捨山人 さんの返信コメント
2021.7.13 5:18
飛翔 さん
お早うございます。
お家の名前まで調べて頂き有り難うございます。
モヤモヤがスッキリしました。>あの世の が分かりませんでした。調べるのをさぼった結果お手数かけました。
1人がいいねと言っています
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