メニュー
ゲストさん
いのうえさんの投稿

薬物依存

いのうえさん
いのうえ さんのブログ[カテゴリ:読書感想
2021.7.25 6:56
薬物依存や中毒について考えてみる。

薬物への依存は、当人のこころや気持ちが弱いから、という意見がある。
本当だろうか。

国連薬物犯罪事務所の発表した報告書では、
薬物を使って問題を抱えるようになるのは、
使用者のわずか10%という。
90%は依存症にならない。

1995年、WHOもコカインについて大規模な疫学調査をしている。
やはり、依存症になるのは10%程度らしい。

ラットを使う動物実験で、
普通の状態で、ラットは薬物を嗜好しない。
檻に入れられ、孤独になると、薬物に耽溺する。

しかし、薬物依存になったラットたちも、
普通の状態に戻すと、すぐに薬物から解放されるようだ。

兵士たちも、薬物依存になりやすい。
薬物がなくて極限状態を乗り越えられない。

しかし、平和な国に戻ると、
95%以上の兵士が1年も経たないうちに、薬物を止めた。これは、ベトナム戦争の退役軍人の調査。

薬物で脳がやられ、死ぬまで依存するというのは、稀だという。

薬物からの離脱症状が耐えがたく深刻、という意見もあるが、医学文献の調査では、離脱症状だけで死んだ人はいない、と言う。

依存症が急増した時期を調べた人がいう。
北米の先住民が土地と文化を奪われた時、
18世紀イギリス貧困層が住み慣れた土地から都会に追いやられた時、
アメリカのスラムで1980年代から、工場の職がなくなり、地域社会が崩壊したとき。

今日、依存症が増えているのは、社会の中で孤独を感じ、
拠り所を失ったように感じる人が増えているから。

いつも孤独を感じている人たちは、安心感を与えてくれるものを求める。
不安を忘れ、何も感じずにすむ。
充実した人生をおくる代わりに、薬漬けの生活となる。

つづく
彦左 1人がいいねと言っています
コメント
人気記事

Slownetの公式SNSアカウントをチェック!

ボタンをタップしてフォローしてね!