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北國街道東脇往還(松代道)を歩く-プロローグ②

姨捨山人さん
姨捨山人 さんのブログ[カテゴリ:寄り道散歩
2021.10.2 15:23
 「森将軍塚古墳館」では森将軍塚古墳もさることながら、現地では見ることのできない竪穴式石室や出土した副葬品、埴輪など実物や忠実に復元した模型、映像などを見ることが出来ます。
館内に入るとカウンターの上には陶芸品の縄文のビーナス、遮光器土偶、仮面土偶、埴輪がお出迎え。

 順路通り二階展示室へ上がります。正面には大型スクリーンで古墳の空撮映像。中央には竪穴式石室の精密模型、忠実に再現されたものです。


 周りは古墳時代の人々の暮らしのコーナーです。ここ千曲市内の遺跡からの出土品から人々の暮らしを探っています。この頃の住居は、炉で調理したり、暖をとったりしています。もっぱら土師器と呼ばれる素焼の土器を使い、煮炊きに使う甕は底が球形でした。土間に敷いた敷物はヨシなどを麻ひもで編んだものです。火災で焼けた土間に残った跡から復元されました。

 この頃から使われ始めた須恵器は朝鮮半島から製作技術が伝わり、大和王朝を経てここ科野(しなの:信濃)のクニに運ばれたものです。朝廷との関係の深さがうかがえ知れます。

 科野のクニは千曲川流域の肥沃な土地と水によって稲作が盛んにおこなわれていました。豊かなムラだったのでしょう。稲作に使う鉄製の農具なども出土しています。

 馬や犬なども飼っていたようです。丁寧に埋葬された馬などは、現在のペットの埋葬に受け継がれているのでしょうか。後円部に近いところから埴輪棺も出土しています。円筒埴輪と朝顔形埴輪・壷形埴輪を組み合わせて棺として使ったものだそうです。ちょっと独特なものです。


 盗掘にも遇った古墳ですが、副葬品も沢山出ています。三角縁神獣鏡の破片、硬玉製勾玉、碧玉製管玉、剣、直刀、矢、やじり、鎌などが墳墓から出土しています。



 他にも、ここには本物の大型の埴輪も展示されています。未だ他にも出土品も展示されていますがこれくらいにしておきます。


 順路に従って階下の石室見学へ移動します。石室の壁面の平石をベンガラで赤く塗られています。魔除けなのでしょうか?

 石室内部を観察する場所は、昔、麓に塚掘り六兵衛という男がおり、古墳を掘り返しては副葬品を売って酒に代えて飲んでしまったかつての「塚掘り六兵衛」らが副葬品を盗掘するために石室の壁を壊した部分です。
発掘調査の時に形取りして作った実物大の模型で、実物は元の古墳に埋め戻されました。(石室上部は二階から見ました)

 この竪穴式石室は二重の石垣に囲まれた長さ15m、幅9.3m、深さ2.8mの大きな穴の中に築かれ、石室内には遺体を入れる木棺が納められていました。墳頂から石室の底までは3.6mもあり、手厚く埋葬された様子がうかがわれます。
一言余計ごとを書きます。
「土偶」は土製の人形、手や足などどこかが破損していることが多いそうです。身代わりとして「土偶」を壊すことで、病気やけがなどの災厄をはらうためだと解釈されています。何故か国宝の「縄文のビーナス」や「仮面の女神」など多くの土偶が長野県から出土しています。
「埴輪」は古墳に並べられた土製品。死者の霊を守るかのように古墳の周囲にびっしりと置かれています。

 森将軍塚古墳館と長野県立歴史館の間には芝生の「おまつり広場」があります。毎年11月3日の文化の日には「森将軍塚まつり」が開かれます。残念ながらコロナで中止。
この日は古墳館も歴史館も無料開放。先着2,000名様には将軍塚鍋(ほとんど豚汁)やキビ餅の振る舞いもあります。
 古代の生活体験(火起こし、脱穀、わら細工、勾玉づくり)講師による青空教室(古代史など)古代行列(将軍塚迄)野外ステージ(太鼓演奏、踊り、音楽)などのイベントが盛りだくさん。以前の写真も使用しています。




 おまつりに飽いたら、県立歴史館に顔を出してみましょう。常設展示室、資料室などがあります。他にも講演会、講座、ミニトーク、こども体験教室などが開かれています。今回は特別展「全盛期の縄文土器」にチョットだけ触れてみようと思います。

 展示品はほとんど「重要文化財」「国宝」ばかりの縄文土器です。煮炊きに使われた土器がなぜこんなに華やかになり大きくなっていったのか結論が出ぬまま館を後にすることになりました。
まず基礎知識から。


 火炎土器。縄文土器といえば草創期の縄目の文様の土器と思っていませんか?

 トの字+蕨手文土器。交流が進むと隣のムラの土器の方がよく見えて真似をしながら進化していったのでしょう。

 籠目文土器。煮炊きではなく穀物を入れていたのでしょうか。矢などの武器?

カエル文、人体文などの模様や、火焔型、水煙型、王冠型などの形状別の土器など沢山の写真を撮りましたが長くなりました。自身残念ですがこれまでにします。

プロローグが二回に亘るなどへんてこなブログですがご勘弁の程(__)
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コメント
四つ葉さん
四つ葉 さんのコメント
2021.10.2 20:27
こんばんは ー♫

少し前 NHKで全国の古墳を取り上げた番組があって
この森将軍塚古墳も紹介されてました
前方後円墳なんだけど ちょっとカーブしてるというか変形してる形のようですね
歴史館ともども訪れてみたいです

あと きな粉のお菓子?も気になりました
*\(^o^)/*
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姨捨山人さん
姨捨山人 さんの返信コメント
2021.10.2 21:27
コメントありがとうございます。
餅キビ+もち米で搗いた(ついた)餅に黄な粉をまぶしたものです。
餅キビだけで搗いた餅も昔はありました。もち米で搗いた餅より柔らかだったです。
訪れた時も小学生が団体で3組ほど見学に来ておりました。文化の日は(将軍塚)まつりですがコロナで中止。静かが好きでしたら訪れるには良い季節です。
皆さんにも変わった土器を紹介しているので四つ葉さんもどうぞ。
「円環突起文付鉢」土器。ここまでくると何が何やら分かりません。
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雪豹さん
雪豹 さんのコメント
2021.10.2 18:53
昔の人たちもデザインに凝っていたのですね〜(^^♪
今では到底考えられないものばかりです。

「出雲崎宿」はどうしてアップできないのでしょうね
写真が一枚いつもより多いとか関係しているのかしら・・・ 残念ですね。

高田までは行っているのに何故その先まで足を向けなかったのか、また知人が
教えてくれなかったのかと、今更ながら残念に思っています。
1人がいいねと言っています
姨捨山人さん
姨捨山人 さんの返信コメント
2021.10.2 20:23
未だアップ出来ずに居ます。明日でも、もう一度挑戦してみます。
なんていう奇抜な形になったかは謎、謎、謎です。
こんな土器もあります。???????。「箱状突起付」土器だそうです。
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雪豹さん
雪豹 さんの返信コメント
2021.10.2 20:47
こうさん(降参)の姿勢みたい(^^♪
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しょうくさん
しょうく さんのコメント
2021.10.2 16:57
火炎土器の凄いつくり、何を考えて作っていたのか、いろいろ想像します。
単なる飾ではない、ある意味での祷りが込められていたのでしょうね。
1人がいいねと言っています
姨捨山人さん
姨捨山人 さんの返信コメント
2021.10.2 20:10
煮炊きの器からどのようにしてこんな奇妙な形になったのか、しょうくさんと同じようにいろいろ想像の翼が広がります。
こんな「顔面取っ手付き」の土器もあります。単なる飾りではない様に思いますが、門外漢の私には分かりません。
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