姨捨山人 さん
姨捨山人さんの投稿
上小便り竜の子太郎(小泉小太郎伝説)
久しぶりに鞍が淵に行ってきました。林道脇の木々や草花を見る散歩です。
松谷みよ子さん創作の竜の子太郎、テレビ「まんが日本昔ばなし」のオープニングアニメで描かれている赤いちゃんちゃんこを着て、デンデン太鼓を持った男の子を子供と一緒に見た方も多いと思います。
そのもとになったのが、ここ塩田平の民話「小泉小太郎」伝説です。松谷さんは、ここのほかに松本や安曇野に伝わる「泉小太郎」伝説や秋田県八郎潟の八郎太郎伝説も参考にされたようです。調べたことはありませんが、このような民話は全国にあるようです。
昔、独鈷山(とっこさん)の頂に寺がありました。若い僧がお経を始めると、毎夜どこからともなく美しい娘が、お経を聞きに通ってきました。不思議に思った僧はある夜、娘の着物の裾に糸の付いた針を刺しておきました。
夜が明けてみると、糸は戸の節穴を抜け、この鞍が淵まで続いていました。見ると大蛇が赤子を産もうと苦しんでいました。



僧は驚いて寺に戻りました。娘は鞍が淵の主、大蛇の化身でした。生まれた児を鞍岩の上に置き、大雨を降らせ死んでしまいました。この川は産川(さんがわ)と名づけられ、大蛇の遺骨は蛇骨石となって散らばり、現在も探す事が出来ます。

流された児は、小泉村(こいずみむら)の老婆に救われ、伝説の主人公、小泉小太郎となりました。鞍が淵の伝説です。
語り部によっては若い僧が、老僧だったり、独鈷山が古名の「鉄城山」だったりします。後で作られたものと思われる後日談。
たくましい体に成長した小太郎であったが、食べては遊んでばかりで仕事をしたことがない。14、5歳になった頃、老婆から仕事を手伝うよう促された小太郎は、小泉山へ薪を取りに出かけることにした。夕方、小太郎は萩の束を2つほど持ち帰った。これは山じゅうの萩を束ねたものだから、使うときは1本ずつ抜き取るようにして、決して結びを解いてはいけない、と小太郎は老婆に伝えたが、たった1日でそのようなことができるはずがないと思った老婆は結びを解いてしまう。すると、束がたちまち膨れあがり、家も老婆も押しつぶしてしまった。
現在でも、小太郎の子孫は長くこの地に住んでいますが、横腹に蛇の鱗(こけら)のあとがあるといわれています。
松谷みよ子さん創作の竜の子太郎、テレビ「まんが日本昔ばなし」のオープニングアニメで描かれている赤いちゃんちゃんこを着て、デンデン太鼓を持った男の子を子供と一緒に見た方も多いと思います。
そのもとになったのが、ここ塩田平の民話「小泉小太郎」伝説です。松谷さんは、ここのほかに松本や安曇野に伝わる「泉小太郎」伝説や秋田県八郎潟の八郎太郎伝説も参考にされたようです。調べたことはありませんが、このような民話は全国にあるようです。
昔、独鈷山(とっこさん)の頂に寺がありました。若い僧がお経を始めると、毎夜どこからともなく美しい娘が、お経を聞きに通ってきました。不思議に思った僧はある夜、娘の着物の裾に糸の付いた針を刺しておきました。
夜が明けてみると、糸は戸の節穴を抜け、この鞍が淵まで続いていました。見ると大蛇が赤子を産もうと苦しんでいました。
僧は驚いて寺に戻りました。娘は鞍が淵の主、大蛇の化身でした。生まれた児を鞍岩の上に置き、大雨を降らせ死んでしまいました。この川は産川(さんがわ)と名づけられ、大蛇の遺骨は蛇骨石となって散らばり、現在も探す事が出来ます。
流された児は、小泉村(こいずみむら)の老婆に救われ、伝説の主人公、小泉小太郎となりました。鞍が淵の伝説です。
語り部によっては若い僧が、老僧だったり、独鈷山が古名の「鉄城山」だったりします。後で作られたものと思われる後日談。
たくましい体に成長した小太郎であったが、食べては遊んでばかりで仕事をしたことがない。14、5歳になった頃、老婆から仕事を手伝うよう促された小太郎は、小泉山へ薪を取りに出かけることにした。夕方、小太郎は萩の束を2つほど持ち帰った。これは山じゅうの萩を束ねたものだから、使うときは1本ずつ抜き取るようにして、決して結びを解いてはいけない、と小太郎は老婆に伝えたが、たった1日でそのようなことができるはずがないと思った老婆は結びを解いてしまう。すると、束がたちまち膨れあがり、家も老婆も押しつぶしてしまった。
現在でも、小太郎の子孫は長くこの地に住んでいますが、横腹に蛇の鱗(こけら)のあとがあるといわれています。
小太郎伝説は長野県の中でもいくつかありますね。
塩田平の小泉小太郎の民話は初めて聞きました。
私の住む所にも「泉小太郎」伝説の民話があり
長いこと紙芝居や人形劇などで取り組んできました。
松本城400年祭や信州博覧会の時なども人形劇で皆さんに
披露してきました。
民話はその土地の人々の温もりを感じさせる、不思議な力を
持っています。
だから子供も大人も、大好きなんだな〜って思います。
姨捨山人さんのこの民話も、東信地方で語られているのですね。
中信地方は泉小太郎で私の住む地籍に母龍に乗った小太郎の像が
弘法山のすぐ下にあります。
歴史のある所には必ず民話も有り、語り継がれて素朴さに触れる事で
人は優しくもなりますね・・
弘法山古墳のあるところでしょうか?
民話「泉小太郎」の龍に乗った像は中信地方(松本、安曇野)に多くありますね。民話に力が入っているのがうかがい知れます。
こちらのは大蛇ですので絵にならないせいか、トント像を見たことがありません。後日談もこちらは尻切れトンボですが、泉小太郎は母龍との活躍があり、こちらの語り部の人にも羨ましがられます。
素朴な民話ですが、いつまでも語り継がれるといいですね。