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高次脳機能障害

とんとんさん
とんとん さんのブログ[カテゴリ:もやもや病
2016.10.29 16:59
高次脳機能障害というのは、脳外傷とか脳血管疾患とかでおこる障害のこと
交通事故とか、頭を打つという脳外傷とか、脳梗塞、脳内出血とか、原因は様々有ると思うけれど
その中にもやもや病による高次脳機能障害もある

記憶障害・注意障害・遂行機能障害・社会的行動の障害・半側空間無視・失語症・・・

いま手元にある東京都心身障害者福祉センターの作った冊子にはそう出ている
以前は10項目くらい出ている資料を見たように思うけど、何かがまとまって表示されているのかもしれない

そんなことを言っても何のことかわからないと思うけど、詳しく写すのはまた別の機会に

長いことこの高次脳機能障害のことを認知されていなかった、この障害があると認めてもらうには精神科に掛からないと証明にならないとか、いろいろあった^^;

働きかけで改善されたし、少し社会の認知もされてきたように思う・・・

でも、実際目の前にそういう人が居て何か説明をしてもらおうと思ってもなかなか難しい

この前テレビを見ていて、高齢者が呆けてくると買い物の時お札を出す人が多いというようなのが出ていて、あら同じと思った

次男の高次脳機能障害を思ったとき、一緒に居て気がつくことの一つに、買い物の時、計算が出来ないということが有った

428円は、どの硬貨を出せば良いのかがわからない
500円で足りるのか、400円と何枚の10円玉を出せば良いのか、判断がつかない

それで千円札を使う、お財布の中に小銭が貯まると、お母さん固めてとよく言ってきた
くずして、と言う言葉は有るけど、かためてって^^

そのことをずっと前に日記に書いたら、それを読んだ次男が、今度は頑張ってレジでお金を細かく出そうとする

8円を細かく出すより30円出せば良いというのはもしかしたら結構高度なことなのかもしれない

お財布の中を探して時間を掛けてレジに行列にならないように・・・何回か話して、今はだいぶわかるようになったけど

レジで時間を掛けて迷惑がられている人の中には、もしかしたらそういう人も居たり、あるいは痴呆の人も居るのかもしれない

ぐずぐずしている人にだって何かしらの訳がある・・・どういう行動も、意味があって無駄なことをしているんじゃない、ってわからないとね

だいぶ前になるけど、テレビで高次脳機能障害になったもやもや病の患者さんで、整形外科の医師だった人の放送があった
本を書くことが出来た人だから、この患者本人の方が発信してくださることはとてもありがたいことだった
講演会を開いたところもある

そのテレビ放送の中ですごいと思ったのが
階段を上ろうとして階段を見るとき、それが壁のように見えるという
段々があるように見えない、だからぶつかってしまうし、降りるときには落ちそうになる

それは歩くことさえ恐怖だろうと
それでも白杖を持っているわけではなく、はたから見たとき、誰もその人が高次脳機能障害があるとは思えない

半側空間無視というのは、たまに右側の人も居るけれど、ほとんどの人が左側が見えていない、ご飯の時左側にあるおかずを食べない、見えないから食べようとしない
左側に熱い物が置いてあったら見えないので動くと火傷をすることもある

物があるのによけずにぶつかるのでケガをする
そういうことが半側空間無視・・・こんなことわからないはず・・・その本人を見なかったら

次男は、感情失禁
感情の垂れ流し・・・幸いなことに笑うという感情、大きな声で笑っているけど何か笑うようなテレビやってる?・・・そういう感じ
これが、泣くとか、怒るとか言うことではなくて良かったけど

私たちが気がついたとき、次男は泣くことが出来なくて
おばあちゃんが亡くなってみんなが泣いているときにも泣けなかった

でも、20年近くして、愛犬のマルが死んだとき、お母さん僕泣けたよって・・・マルは最後まで次男の役に立ってくれたような気がする

本当は訓練をする方が良いと、先生に言われたけれど何にもしていない、笑うと言うことだからついつい
怒るという感情だったらなんとか訓練をと必死だったかもしれないけど
でも、だいぶ良くなっていると思う・・・
りょうジミンcosi cosi 3人がいいねと言っています
コメント
とんとんさん
とんとん さんのコメント
2016.10.30 12:28
★パセリさん^^
こんにちは^^
特定疾患という制度があるのは日本だけなのだそうです
でも、難病の数は、500とも800とも、1000とも言われます
その中で、50疾患たらずだったものが、2年前から多く増えました
その代わり、軽い人は切り捨てられていきます
軽いと言っても、病院に通う回数が少ないと言うことで、なんにもわかっちゃいない
病院に行っても薬も何も無いから、行っても仕方が無いから行かないだけで、そうすると軽いと見なされます

どんな病気でも、病名が何であれ、医療費が掛かって困っているという人には手をさしのべるのが国じゃないかと思います、不正受給なんて庶民は考えてもいません、どこだかの議員さんとは違います

変な線引きをして、同じ病気の仲間や、似ている病気、全然違うけど、既得権があると言われてしまうような病気の人たちが仲間割れするのを待っているんじゃないかとさえ思います

患者数が多くても少なくても、患者は個人1人です
その患者を救って欲しいのですが・・・ずっと前から、過激なことを言えば、難病患者の立場は国民ではなく難民のようです・・・言い過ぎかも、すんまそん

読んで戴くだけでなく、コメントも戴いてありがとうございます^^
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とんとんさん
とんとん さんのコメント
2016.10.29 19:31
★りょうさん^^
高次脳機能障害のことはとってもわかりにくいと思います
だから、レジの話のように具体的なことで見ないとわからないような
自転車、バイクのヘルメットの大切なこと、スノボー、スケボーの無防備なことを思うと、頭だけは守ってと思います
そういう意味で老若男女誰がなってもおかしくないことですから・・・鶴亀つるかめ
世の中にそういう人もいるということで、イライラ感が減るのは良いかなって思います^^
1人がいいねと言っています
りょうさん
りょう さんのコメント
2016.10.29 19:04
こんばんは!
成る程と思いながら拝見しました。
日常の中で経験する事ですね!

レジで前の人がモタモタしてたら、ひょっとしたらと思ってイライラせずに待つことにします。

いつ、我が身に起こりうる事かも知れませんからね‼
2人がいいねと言っています
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