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何度観ても引き込まれる「ローマの休日」

Vogelfreiさん
Vogelfrei さんのブログ[カテゴリ:カウチMovie
2017.2.22 0:03
一週間ばかり前だったか、観るあてもなくスイッチを入れたテレビに、ローマのスペイン広場の階段に座るオードリー・ヘップバーンが現れた。あれれ、「ローマの休日」を放映中か、と観るともなく観るうちにチャンネルを変えられなくなった。何度も観ているのに、このウィリアム・ワイラー監督の名作は、観客を引き込む力を持っている。
これがハリウッド・デビューのヘップバーンは美しく可憐だし、新聞記者役のグレゴリー・ペックも、カメラマンを軽妙に演じたエディ・アルバートも、役者たちにいうことがない。
記者と王女が、キーツだ、シェリーだと詩の作者を論じ合うシーン、ショートカットを望む王女の髪にハサミを入れるのを躊躇する美容師、観光名所「真実の口」でのイタズラ、乱闘に加わる王女を撮りそこねたカメラマンが「Once more Smity」と怒鳴るシーン、訪問した都市の中でローマが一番好きだと記者会見で述懐する王女、ほほえましくも楽しいシーンやじーんとくるシーンがいくつもある。
この人の善意を信じたくなる映画の脚本は、アカデミー脚本賞を獲得している。しかし、皮肉なことに、書いたダルトン・トランボは、この時ハリウッドを吹きまくった赤狩旋風に巻き込まれており、20世紀フォックスはアイアン・マクラレン・ハンターの脚本として公開した。(後にアカデミー選考委員会はダルトン・トランボに『1953年最優秀原案賞』を贈呈している。受け取ったのはトランボの未亡人)
人間を信じることを歌い上げた脚本家を、マッカーシズムが追放した・・・・。ハリウッド史のまことににがい1ページだ。
「イントレランス」(不寛容)という無声映画の名作をハリウッドは作ったことがある。今、不寛容の横行が目に付きすぎるアメリカは、いずこへ行くのか。

               (ショートカットの髪型を喜ぶアン王女)
諒観めい 2人がいいねと言っています
コメント
ロメオさん
ロメオ さんのコメント
2017.2.22 10:30
Vogelfrei さん.
この映画はご覧になっていない方は、おいでにならないでしょうね。
映画スターが輝いていた時代。
すぐいろんな場面を思い出します。でも誰と見たのかは思い出しません。
1人がいいねと言っています
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