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案山子さんの投稿

山の想い出(2)北岳3,193m、白峰三山縦走

案山子さん
案山子 さんのブログ[カテゴリ:山の記憶
2017.7.17 16:49
北岳が日本第2位の山であることを知る人は少ない。
甲府の西、南アルプスの峰々を従え、北に鎮座する孤高の山である。かの深田久弥はその著書「日本百名山」で、北岳を「いつも前山のうしろに、つつましく、しかし凛とした気概をもって立ち」と絶賛している。



大学生の夏休み、友人のA君と北岳登山を相談していた。そこへB君も参加することになり、3人で新宿の喫茶店「穂高」(山好きの集まる店)で計画を練った。夏とは言え3,000m級の高山、ルートや装備を慎重にかつワクワクしながら相談した。

決行当日、夜の新宿駅構内、指定された待機場所に並んだ。この時期リュックを担いだ山男たちが列車を待つ光景は新宿駅の風物詩だった。深夜の列車で新宿駅を発ち、午前3時すぎに甲府に到着。バスを待つ1時間余り、待ち行列の中でウトウトと仮眠。4時すぎにバスは出発、満員だったが、2時間かかるのでバスは増発されて座席は確保された。夜叉人峠のトンネルを抜けると、目の前に南アルプスの壁が立ちはだかり、その稜線近くが朝日で焼けていた。「これがモルゲンロートか!」突然の出現に感動、その光景はいまだに目に焼き付いている。

↓夜叉人峠の眺め、右端に北岳が見える


バスは林道をぐんぐん登り、終点の広河原に6時半に到着した。ここは標高1545m、これから北岳山頂まで標高差1600m余りを登ることになる。気の遠くなるような高さだが、登山靴の紐を締め直して、登山道に入る。はじめは樹林帯の中を緩やかな登りが続き、軽快に高度を稼いでいく。そのうちに斜度はいよいよきつくなり、「いつまで続くこの登り坂」と思いながら、一歩一歩ゆっくりと登る。樹林帯が消えると、目の前に北岳の岩稜(バットレス)が現れた。最後の急な登りを歯を食いしばって登ると稜線に出て、そこから1時間足らずで山頂(3193m)に立つ。幸いに晴天に恵まれ、360度の素晴らしい展望が広がる。北には八ヶ岳や秩父の山々、南には深い山容の南アルプスの峰々が続き、左手には富士山が霞みの上に浮かんでいる。登山口から山頂まではコースタイム7時間のところ、10時間もかかってしまったため、すでに陽は西に傾いていた。休憩もそこそこに、山小屋に急いだ。

↓北岳、手前の赤い小屋が宿泊した北岳山荘


山小屋はどんな混んでいても登山客を断らない。北岳山荘は大きな山小屋だったが、この日は超満員。頭と足を互い違いにして寝る、いわゆる「イワシの缶詰」状態、安眠できる環境ではなかったが、いい想い出だ。翌日は南の間ノ岳(3190m)、農鳥岳(3051m)を縦走した。北岳を含めて白峰三山と呼ばれている。農鳥岳からは長い登山道を下り、奈良田の温泉で汗を流した。大変ハードな山行だったが、記憶に残る登山となった。

↓白峰三山縦走ルート図


間ノ岳は2014年に標高が改定され、奥穂高と並び標高第3位となった。これで、富士山、北岳、間ノ岳という、標高ベストスリーを制覇したことになる。<自画自賛(*^^)v>

※写真はすべてネットからの借用です。
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コメント
grahamsさん
grahams さんのコメント
2017.7.19 18:59
今晩は。
この辺りの山は歩いた経験が有りませんが、
夜の新宿駅・・・思い出します!
行列に早くから並んで、友人達と交代で食事に行ったり、近いやつは自宅で風呂に入ってきたり・・・
鰯の缶詰状態の山小屋、これも思い出します!
一度トイレに出ると、もう同じ場所には戻ってこれない。隙間を見つけて潜り込む・・・

いやあ・・・懐かしい思い出です。
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案山子さん
案山子 さんのコメント
2017.7.18 22:07
一の糸さん、コメント有難うございます。
九州の山には縁がありませんでした。阿蘇山に車で登ったくらいです。(笑)
久住山は東洋のマッターホルンに例えられる九州の名峰ですね。複数の峰々に囲まれて、高山植物も豊富のようですし、近くに温泉もあるし、機会があれば訪ねてみたいです。(*^^)v
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案山子さん
案山子 さんのコメント
2017.7.18 21:50
ふるちゃんさん、コメント有難うございます。
えっ、3年前に北穂高に登られたんですか! 横尾からでも標高差は1,500m近くありますね。失礼ながら、当時でも案山子よりご高齢だったと思います。ふだんから鍛錬されていたのでしょうね。登りたいけど登れないと思っている案山子ですが、頑張らないといけないなと思いました。(@_@;)
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一の糸さん
一の糸 さんのコメント
2017.7.18 17:46
こんにちは
北岳登山記楽しく拝見しました。
クイズには登場する山(日本で第2位の山は?)ですね。
私も登山がすきで、若い頃登っていましたが、
何しろ九州の子供でも登れる山ばかりです。
九州最高峰と言われる「久住山」(1787)には何度か登りました、綺麗な山です。
懐の盆地「坊がつる」は「坊がつる賛歌」で有名です、素敵なところですよ。
中国地方の最高峰「大山」(1729)に登ったときは台風が来ましたね。
残念ながら「富士山」もアルプスも縁がありませんでしたね。
記事で楽しませて頂きます。
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ふるちゃんさん
ふるちゃん さんのコメント
2017.7.18 16:27
案山子山  こんにちは

北岳山荘を手前に北岳を望む映像はすばらしいですね。
大変だったでしょう。それだけに大きな大きな思い出での一つでしょうね。
ブログを拝見し、3年前に友人とヒーヒーいいながら登った北穂高岳登山の事を
思い出してしまいました。
上高地から横尾、そして唐沢カールから北穂高岳を目指しました。
ほとんどが岩場の登山道で大変苦労しましたが、登頂を果たした喜びはなにものにも
変えられませんね。
ただ残念ながら北穂高小屋に着いた時は天候が良くなく、楽しみにしていた槍ヶ岳を
望むことが出来ませんでした。
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案山子さん
案山子 さんのコメント
2017.7.18 8:06
天狗の親父さん、コメント有難うございます。
窓から列車に乗るとは、驚きました。終戦直後の買い出し列車を見るようです。(笑)
重いスイカ担いで登るのも難儀ですね。稜線で食べるスイカ、喉が渇いていたでしょうから、さぞ美味しかったことでしょう。学生時代の楽しい逸話を有難うございました。(*^^)v
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案山子さん
案山子 さんのコメント
2017.7.18 7:50
ゆりのきさん、コメント有難うございます。
今から思うと、お互いに無謀な登山をしたものですね。(笑)
白馬大雪渓は黄金ルートですね。この絶景の中を歩くのは、気持ちがいいことでしょう。ただ、晴れると背中の太陽光と下からの反射光で、こんがりと焼けそうですね。そんな中でな歩く長い登りは、さぞ辛いことでしょう。不帰ノ嶮は有名な難所、そこもクリヤーして浴びる温泉は、また格別だったことでしょう。楽しい想い出を、有難うございました。(*^^)v
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天狗の親父さん
天狗の親父 さんのコメント
2017.7.18 6:40
日本で二番目に高い「北岳」拝読しました。

この山ほど武骨で魅力のない山!という感想でしたが(笑)男っぽい山ですね。

京都駅からだと座れないので、下級生は大阪駅のコンコースで場所取り。何よりもこれが苦痛でした。
3年、4年は京都駅からです。大阪駅を出る時から満員ですので彼等は京都駅で窓から入って来るんですよ。50数年前では駅員も何も注意しませんでしたね(笑)
で、見送りのOB、合宿に参加できない4年のお偉方の「差し入れ」が「スイカ」。
リーダーに「おい!稜線に上がるまで喰ったらアカンぞ!」の条件付きの差し入れなんです。
案山子さんの・・・・
「目の前に北岳の岩稜(バットレス)が現れた。最後の急な登りを歯を食いしばって登ると稜線に出て、」この地点で初めて「スイカ」を食べるんです(笑)
当時は笑いごとではないですがね。

今となっては楽しい想い出です。

さ~次はどの山かな?楽しみにしております。
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ゆりのきさん
ゆりのき さんのコメント
2017.7.17 23:35
案山子さん   こんばんは

富士山登頂に加え白峰三山の縦走~
素晴らしい思い出ですね!
高齢になってみると若い力の偉大さを痛感します。
青空をバックにした北岳の写真はすばらしいですね~

当方の初山登りは19歳で、白馬岳~唐松岳縦走~祖母谷温泉
~欅平です。
近郊の山歩きもしたことがないのに大学寮の山岳部の友人に
誘われ若さの冒険心でチャレンジしましたが白馬の大雪渓の
長丁場、急勾配の大雪渓、不帰のキレット、唐松岳~祖母谷温泉
への難路・・・全くの初心者にはやや無謀でした。

途中、苦しさにもう二度と山には来たくないと思いながらも
白馬山頂から見た満月、秘境祖母谷温泉入浴での癒し等、
下山したときの爽快さと走破した満足感で当方も山登りの
魅力の虜になってしまいました。

白馬大雪渓


八方池から不帰の嶮方面展望
 
八方池へもウオーキングしてきましたが
晴れた日の白馬三山方面の眺望は素晴らしい!
のひとことでした。
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案山子さん
案山子 さんのコメント
2017.7.17 23:10
アセビストさん、いつもコメント有難うございます。
そう大した登山歴ではないんです。あと数回で、このシリーズも種切れします。
甲府駅の混雑をご存知でしたか。当時の山男は大きなリュックを担いで、深夜の駅を闊歩していましたね。新宿駅では待機場所が決められていて、大勢が座りこんで列車待ちをしていたものですが、今は夜行バスが発達したので、夜行列車もないようです。油絵の仲間との夏合宿とは、いい想い出ですね。(*^^)v
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案山子さん
案山子 さんのコメント
2017.7.17 23:02
つねさん、コメント有難うございます。
いろんな歌をご存知なんですね。この歌は初めて聴きましたが、しんみりとしたいい歌ですね。
フランスの登山家の詞を深田久弥が訳したのですね。小説「氷壁」にも登場したとは、知りませんでした。いい曲を、有難うございました。m(__)m

いつかある日 山で死んだら
ふるい山の友よ 伝えてくれ
母親には 安らかだったと
男らしく死んだと 父親には
・・・
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アセビストさん
アセビスト さんのコメント
2017.7.17 22:15
案山子さん こんばんは。

だいぶ以前のブログから、若い時の山登りのお話を伺っていましたが、かなりの登山歴
なんですね。現在の緻密な計画力と行動力は、この時期から培われたものなんですね。

残念ながら私は登山には全く縁も体力もない青春時代でしたが。
ブログを拝見して懐かしく思い出したのは、甲府駅での深夜列車の混雑です。皆リュック
を網棚や通路に並べて立つ場所もないほどの混み具合の列車に乗って、出かけた思い出です。
こちらは山ではなく、会社の油絵の仲間との夏期合宿が目的でした。何年も続きましたね。
全く別の若かった思い出です。
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つねさんさん
つねさん さんのコメント
2017.7.17 22:14
山登りは得意でありませんが

↓はいい歌(好きな)です 聞いてやってください。

https://www.youtube.com/watch?v=cF500i1Myn0
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案山子さん
案山子 さんのコメント
2017.7.17 21:13
大きな蚊さん、コメント有難うございます。
お仲間に会えて(おこがましいですが)、嬉しい限りです。奥穂も剣も、近くまでは行っているのですが、登頂はできていません。もっとも、どちらも本格的な峰々で、案山子には高嶺の花でした。白馬にも登られたのですか。案山子は八方尾根を数年前にバスツアー(何とも安直ですが)で登りました。(笑) 登山の想い出をまたご披露ください。
ところで、プロフィールを拝見しましたが、松山にお住まいとか。実は、今年の3月に松山・大洲を旅しました。宇和島にも行く予定だったのですが、天候不順で諦めました。松山は街が綺麗で、人も良くて、住みやすいなぁと感じました。松山の話も、またお聞かせください。(*^^)v
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大きな蚊さん
大きな蚊 さんのコメント
2017.7.17 20:45
案山子さん私も富士山、北岳、間ノ岳という、標高ベストスリーは制覇しました。奥穂高には
登山する予定の日の前に台風が来て諦め剣岳にも登山予定日の前日9月なのに雪が積もり登山
することが出来ませんでした。スキー馬鹿の仲間と行く白馬八方スキー場から見える白馬岳に
登ってみたい念願が叶い登ったときの感激は忘れられません。
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案山子さん
案山子 さんのコメント
2017.7.17 20:41
コキリコさん、コメント有難うございます。
いえいえ、単なる山好きの素人です。登山歴も大したことはなく、このシリーズもあと2~3回で種切れになりそうです。
関東で生まれ育ちながら、尾瀬に行かなかったのを今でも後悔しています。関西からでも出掛ける元気な方もいますが、もう若くはないのでいまさらと思っています。それでも、皆さんには内緒ですが、密かに狙っている山はあります。実現するかしないかは、これからの節制次第です。(*^^)v
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コキリコさん
コキリコ さんのコメント
2017.7.17 20:30
今晩は。

案山子さん、本格的山ボーイでしたか?
こんなに体力の必要なことは若い時にしかできない。
いい思い出ですね。

 私は尾瀬に3度ほど行きましたね。3度目は日光から山越えで入った。
帰り、至仏からの下山が、膝にきて、辛かった記憶があります。
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案山子さん
案山子 さんのコメント
2017.7.17 20:22
松露さん、早速のコメントを有難うございます。
尾瀬沼ではありませんが、夏になると思い出す「山の想い出」です。人様にご披露する内容ではないと承知していますが、山に関する話題を共有したいと思い書き始めました。それでも、振り返ってみると山の素人に近い人間が、こともあろうか北岳に挑戦するとは、若さゆえの恐いもの知らずです。
案山子にも苦い想い出はたくさんあります。学生時代は本当に金がなかったですね。日本全体が貧乏でしたよ。それを思うと、今の若い人は恵まれていますね。(*^^)v
1人がいいねと言っています
松露さん
松露 さんのコメント
2017.7.17 18:28
案山子さん、素晴らしい山の想い出ですね。若かりし学生時代の冒険、懐かしいでしょうね。

私の学生時代は汚く、みじめで、空腹感だけは嫌というほど味わいました。でもそんな思い出も
今となっては懐かしく笑って話せるようになりました。これも青春時代なのでしょうね。
3人がいいねと言っています


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