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百獣の弱虫さんの投稿

総選挙の一考察

百獣の弱虫さん
2017.10.3 17:26
衆院総選挙が10日公示される、
安倍による唐突な解散に正当性はあるのか、結果次第で大政翼賛的な
政治が生まれる危険性をもはらむ総選挙に主権者はどう向き合うべきか、
今回の解散に正当性があるのか、まずは考えてみよう、
憲法53条には内閣は一定数の国会議員の要求があれば臨時国会を開かなければ
ならないと有るにも関わらず安倍は3カ月も放置した。
53条の規定が設けられた趣旨については現憲法草案が議論された第90回帝国議会で
金森徳次郎国務大臣が説明している、
当時は国会常設制、つまり内閣に召集されなくても国会自身がいつ活動を開始して何時
終わるのか決められるようにすべきだという意見が有力であった、
これに対し金森は常設制は現実的ではないので代替手段として一定数の国会議員の
要求があれば国会を召集しなければならない事にしたと言っている、
召集要求を無視する内閣が出てくる事は想定していなかっただろうと思う、
53条に基づく要求が有ったとしても、内閣は諸般の条件を勘案して合理的に判断して
召集の時期を決める事が出来るとしています、
では今回のような森友、加計学園を巡る疑惑を追及されたくないと言うのは、
勘案してしかるべき諸般の条件に含まれるのか、常識で考えれば、含まれません。
国権の最高機関である国会の審議機能を実際上、行政の長が妨害したとして、
憲法違反ではないのか、
53条との関係で言えば合理的と考えられる時期、準備に必要な2、3週間を超えて
召集を引き延ばすのは憲法違反だというのが学界の通説で有る、
そしてようやく国会を開いたら何の審議もせずに冒頭解散で、解散権は首相の
専権事項と言う人もいますが、憲法にそんな規定はありません。

首相の専権事項というのは間違いで政府の有権解釈でも実質的な解散決定権は内閣に
有ると言っている、
現実には首相は解散に反対する閣僚がいれば罷免して解散を決める事は出来るので、
首相に主導権が有るとは言えますが専権ではない、
首相が自由に議会を解散出来ると言う主張が臆面もなくなされる日本は主要先進国の中では
例外的な存在と成りつつある。
かって日本は首相の権力が弱いと言われていた派閥の力が強かったり慣行上、内閣の合意を
重視したりしていた為でだったら最後伝家の宝刀として解散権ぐらいは持たせてやろうと言う
類いの議論でした、ところがその後、1990年代の政治改革などで首相に権力が集中して
行くのに解散権は制約されず首相が過剰に強く成ってしまった、
少なくとも党派的利益に即した解散を制約する必要が有ります。
上策は憲法改正してその旨の条文を加える事ですが、かなりの時間と労力を要します、
現実的な策は解散権の行使を制約する法律を作る事でしょう、
政府や首相に与えられた憲法上の権限を法律で制約している例は、内閣法等にも散見されます、。
野党側は当初この解散自体を争点化しようとしていました、
選挙の構図が流動化するなか後景に追いやられた感もありますが、
選挙ではしっかりと問われなければなりません。
憲法違反すれすれの無体な解散をした政党には主権者国民がお灸をすえるしかないと
言うのが、52年の吉田茂内閣による抜き打ち解散の合憲性が争われた苫米地判決の
趣旨です、
高度に政治的な事柄なので司法に判断は出来ないので主権者国民が最終的に判断しろと、
お灸をすえるには受け皿が必要です、小池都知事を代表とする希望の党が結党され、
野党第1党だった民進党が合流へ動いた、この間の動きに政党政治の劣化を感じた、
自民党も民進党も希望の党も意思決定過程が不透明で有る、
自民党は党内論議を経ないまま安倍が勝手に消費増税分の使途変更など選挙の争点を設定した、
民進党は選挙で選ばれた、ばかりの代表がいきなり解党を主導する、
希望の党も何をどこで決めているのかさっぱり分からない、
そもそも政党や政治家は自己利益の為でなく公的利益の実現のために存在しているという
建前を掲げておかなければ拙いでしょう、ところが今皆自分の生き残りしか考えていない事を
白日の下に晒しまっている。
社会の利益より政治家の利益、それがとても端的な形で表れているのが、憲法を改正して合区を
解消しようという自民党の議論で有る、政治家が自己保身の為に憲法を変えるとは凄い事である。

政党は本来、理念や政策を共有する人達の集まりです、政党は単なる選挙互助会だと言ってしまうと、そんな特定の業界の為になぜ何百億円もの税金を使って選挙を行い人々がわざわざ投票しに行かなきゃならないのか、理由を説明出来なくなる、
政治的シニシズムが広がり、民主主義が成り立ちません。
しかし安倍は寧ろ政治的シニシズムが広がる事を狙っているのかもしれない、
どの政党にも風が吹かなければ拝み屋バック腰巾着政党とタッグを組んでいる自民党は有利で有る、
今回の民進党を巡る騒動を受けて左派リベラルの無党派層が下らない自分の受け皿は何処にもない、
棄権するぞと思ってくれれば好都合だと、善悪を別にすれば極めて合理的な判断で有る、
日本政治の将来を考えると、その時々に急ごしらえの新党を待望するのではなく普段から真面な
野党を育てるという意識を有権者が持つ必要があるのではないのか、
政党政治の基本は多元性で有る、各政党が異なる価値観をぶつけ合うことによって初めて妥当な
結論が導き出せます。

フランスの政治学者トクビルは、それぞれの部分利益を追求する政党や結社が競合する事が、
ひいては人民一般の利益を確保する事に繋がると言っている、
そこに政権党とは異なる部分利益を代表する野党の存在意義がある、ところが民進党は長期に
わたり支持率が10%に満たなかった、野党第1党がここまで弱っては、小選挙区制の下で
頑張れない、解党が決まってからリベラルの受け皿がなくなると懸念の声が出ていますが、
客足の落ちたレストランが閉店を決めると急に惜しむ人たちが出てくるのと同じであろう、
だったらなぜ育てなかったのか、結局人々は自民党が暴走した時に、お灸をすえるという
役割の範囲でしか野党を求めていないのではないか。
民進党が支持されなかったのは、やはり政権を担った時のパフォーマンスがあまりにも
悪かったからで有る、
官僚組織と喧嘩して自分達で電卓たたいて予算案を書き直すとか、そうしたことへの嫌気が
いまも相当残っていると思います。

民主党に政権交代する際、ハードルを上げ過ぎた事も否めません、
政策実行に必要な財源の根拠を全部示せマニフェストに何を何時迄遣るか全部書き込めと、
そんな事出来る筈が有る訳ないです、
メディアも世論も子供でした、初めて政権を担当させて上手くいかなかったから全否定すると
言のは確かに諦めが早過ぎます。
希望の党は最終的に如何成るかは分わかりませんが憲法改正と安全保障を踏み絵にしてリベラル派を
排除し右に位置取りをしようとしているようにも見える、
しかし自民党は安倍が右に傾いた結果、世論分布では中道左派の有権者が取り残されている、
そこにリベラル新党をつくる余地があるという声も出ていますが、どうなのか、
無党派層はリベラルな政策との親和性が高いが理念に拘る人達だから小さなスタンスの違いが
気に成る、大きく支持が広がるとも思えない、風を吹かせたいなら右に寄った方が有利で
少なくとも小池はそれしか勝つ方法はないと判断しているのでしょう。
風を吹かせるためには理念も政策綱領も曖昧にしておく必要が有る、
左派は概ね政策や綱領を明確にしなければならない、いい政策をつくれば支持者が増えると
思っている節がありますが、それでは風は吹きません。ポピュリズムは全否定されるべき物ではなく、世界的にみれば右派の専売特許でもない、ぼんやりしたポピュリズムでいけばフランス大統領選で
圧勝した中道のマクロンのように集票出来、風を何とか上手く吹かせて可能な限り良い結果に向けて
努力する、勿論結果について責任は問われますが。
自民党の高村は理念・政策を磨いて実行していく責任政党が好いのか、理念・政策を捨てて、
票のために野合する政党がいいのかを選んでもらう選挙だと言っています、
自己都合で解散しておきながらと言う事はさておき、安倍政権を終わらせるは、野党が選挙を
戦う上での大義になり得るでしょうか。
成り得るのでは政策が曖昧なまま成ら兎に角、何かの旗の下に結集するのはポピュリズムの
常套手段です、
今なら勝てると解散した首相に対抗し組織力以上の議席を獲得するために風にはためく旗を
立てる、選挙至上主義は問題で有るが選挙に勝たなきゃ始まらないのも一面の真理です、
選挙結果次第では、自民、公明と希望の大連立など様々な動きが出てくると思われる、
大政翼賛的な政治が生まれ憲法改正が数の力で成される危険性も大いに、はらんでいる、
リベラルな有権者ほど投票先に迷ったり棄権に走ったりするかもしれません、
安倍自身が今回の選挙では私への信任も問われると言っている、
今右回転しているモーターの電源を切るかどうかが最大の焦点で有る、
一つ切った処で又別のモーターが右回転し出すかもしれない、
その時は又切るしかない、次なる夜が訪れる事を恐れて朝が来なくても好いと考えるのは
可笑しい、夜が明けない事は何事も始まりません。
コキリコふぐのひれ酒cosi cosi 3人がいいねと言っています
コメント
百獣の弱虫さん
百獣の弱虫 さんのコメント
2017.10.6 23:02
cosi cosi さん、今晩は、
ブログに目を止めて「いいね」を戴き有難う御座います、
今盛んに言われだしました、
総理大臣の解散宣言に制限を設けようと言う事ですが
こうも勝手に遣られたのでは議員も大変でしょうからね。
0人がいいねと言っています
百獣の弱虫さん
百獣の弱虫 さんのコメント
2017.10.4 21:21
ふぐのひれ酒 さん、今晩は、
ブログにコメントと「いいね」を戴き有難う御座います、
一寸褒め過ぎですよ、これは新聞社からパソコンに届く
記事を引用して自らの思いを載せているだけです。

今選挙の結果は現時点混沌として分かりませんね、
はっきりしているのは自&公対希望&維新対立憲民主&
共産&社民&連合と言う構図ははっきりしてますね、
自公は安倍自民と、拝み屋バックの腰巾着は学会が
割り振りするので殆ど当選でしょうね、
平和憲法を戦争の出来る憲法に変えようと言うのですから
拝み屋バック党は何が平和の党かと怒りを覚えます、

自公に対し希望ですが小池がコケて自民党と対峙出来るか
疑問に思えるように成って来ました、
民主から移った人物の顔も見えません、
立憲民主党と無所属の顔ぶれは選挙に強い方ばかりで連合が
支持すれば敵対する政党は危機感を覚えるのではないでしょうか、
そこに小池が刺客を立てて勝てるかは疑問です、
憲法改正派の自公と希望で票を分け合えば良いなと思いますが。

それにしても数日前の仲間に刺客を立てるとは小池、若狭、細野は
鬼に見えて来ました、
日本人特有の判官びいきで改憲反対の票が伸びて安倍を倒せたら
好いのですが予断は許しませんね。

政治の番記者、評論家、ジャーナリストと様々な事を言ってますが
これに捕われず自ら判断して投票して欲しいですね。
1人がいいねと言っています
百獣の弱虫さん
百獣の弱虫 さんのコメント
2017.10.4 17:55
コキリコ さん、こんにちは、返信遅く成り失礼しました、
ブログにコメントと「いいね」を戴き有難う御座います、
批判承知で今なら、もり&かけ逃れで勝てると、ほざいて
解散したので反安倍の一本化で安倍を苦境に追い込めると
思っていたものが、おっとどっこい平成の馬鹿淀が現れ
さらさらない排除すると踏み絵処か金迄も巻き上げられる
始末に成ってしまった、
これで評判を落とした馬鹿淀の評判は落ちて行き希望の党が
どの程度議席獲得するのか全く不明に成ったと思います、
立憲民主党のメンバーの顔ぶれを見ると選挙に強い方達です、
刺客とか言ってる顔ぶれを見ると無名の新人ばかりで馬鹿淀の
政党と言えども戦いに成らないのではないのかと思えるような
感じを受けました。

今選挙は安倍の約5年間の成果が目に見えない中、駄目押しで
憲法改正を認めるか、憲法改正に反対し国民生活の向上に力を
入れ尽力するかの戦いに成るのではないでしょうか。

安倍と小池は憲法改正推進で、立憲民主党、共産党、社会民主党は
反対です、
過去の選挙で野党共闘は成功しています、今選挙で魂を吹かれた
人物が野党共闘を破れるとは思えないのですがね、
現時点安倍が行う憲法改正に反対の有権者は多いので憲法改正で
共通している安倍と小池で票の潰し合いをしてくれれば好いのですがね、
有権者は劇場に流されないように賢く成って欲しいですね。
1人がいいねと言っています
百獣の弱虫さん
百獣の弱虫 さんのコメント
2017.10.4 14:31
ぎ~やん さん、こんにちは、
ブログにコメント戴き有難う御座います、
私が就職をして政治に接触した当時は自由党と民主党の保守勢力と
社会党と共産党の革新政党が有り後に自民党と民主党が合併し
自由民主党に成りました、
当時は中選挙区でしたが自民党と社会党の二大政党が凌ぎを削って
いました、
今のような政党の乱立もなくユーモアが有りました、
当時、国会に×××「防止」法案を提出して防止を抜かしたら
大臣は、すかさず「防止」は家に置いて来たと切り返し大笑いに
成る様な国会の姿が有りました、

今は疑惑を隠すための国会のようで先人達は草葉の陰で泣いて
いるのではないでしょうか。
現法律はザル法で何とか逃げなくてはならないような法律で
嘆かわしい限りです、
このような法の下の不平等に浸かっている政治屋は変えなくては
ならない大事な選挙にしなくてはいけませんね。
1人がいいねと言っています
ふぐのひれ酒さん
2017.10.4 11:34
流石によく勉強されていますね。その筆力に感服いたしました。
衆院選の結果を予想することは困難ですが、国民は安倍首相の解散責任が問われる
程度の結果を望んでいる人も多いのではないでしょうか。
政権与党が絶対多数を占めている時に、敢えて解散を選択した理由を国民は感じ取っています。
国難でも、北の脅威でもなんでもない。あれだけ危機感を煽って、一刻の猶予もない北の脅威を語るなら本来なら選挙なんてやっている場合じゃないでしょう。
私的には、取りあえず「安倍一強」体制が崩れればよし、です。
1人がいいねと言っています
百獣の弱虫さん
百獣の弱虫 さんのコメント
2017.10.3 23:51
ぎ~やん さん、コキリコ さん、今晩は、
コメント戴き有難う御座います、明日通院で床に就くので
返信は帰宅後の午後に成りますがご了承お願いしますね、
おやすみなさい。
1人がいいねと言っています
コキリコさん
コキリコ さんのコメント
2017.10.3 21:40
今晩は。

 ブログにおおむね賛同します。

 豊田議員はじめ、出来損ないの議員が最近、とみに増えてきています。
政治家の劣化が甚だしい。
 党首がろくでもないやつだから、程度の悪い党首だから、自分に見合った程度の悪い
候補者しか公認しないから、国会議員の劣化が止まらない。逆に言えば議員の劣化が
進んだから、程度の悪い党首しか選べない。卵と鶏の関係!!!!! この悪循環を
断ち切らないことには大変なことになる。

「悪貨は良貨を駆逐する」。

 この連鎖を断ち切るには選挙民が賢くなるほか、手がない! 
その対象として小池新党に期待したが、どうも風向きがおかしくなってきた。
8項目だかの踏み絵を踏ませて、賛同したものしか「希望の党」の公認を与えないなんて、
誰がその8項目を決めたんだ?という話。これじゃ小池に賛同したら
「安倍の代わりの安倍」を作り出すようなもの。

 もっと危険な匂いが小池の周りに立ち込め始めた。都議会議員の中でも重要な
二人の議員が「都民ファースト」を離脱するとのこと。一気に都議会で「小池不信任」
まで話題になりそうだと。
 こうなったら「希望の党」どころの話じゃない。どうも小池が自分の人気を過信し始めた
ことが原因らしい。
  
 国民は一体どの党に投票したらよいのか?
 小池など無視して(どうせ国政に出ないと言ってる)、希望の党の候補者に投票し、
安倍が辞任しなければならない程度に自民党を負けさせる。希望の党と、自民党の
「反安倍」グループとが手を結んで、石破でも首班にするか?
 これを実現するためにはかなりむつかしい戦略が求められる。

 これから数日の情勢から目が離せない。
1人がいいねと言っています
ぎ~やんさん
ぎ~やん さんのコメント
2017.10.3 18:35
昭和21年(1946)ごろの政治家には、プライドも議員としての資質も揃った方々がいたので、取り決めごとでもズルをするのは無かったんでしょう。しかし、悪い奴らは法の抜け道を見つけ「昭和電工疑獄」や「造船疑獄」「ロッキード疑獄」などを重ね、その犯罪の抜け道を研究してきた結果が、今の政権党の政治屋の連中の頭にこびりついてるから、勝ち目があると思ったら直ぐ解散に走るのは ことの成り行きじゃないでしょうか。
2人がいいねと言っています


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