メニュー
ゲストさん
【登録無料】大人のSNSを「はじめよう」同世代の仲間と「つながろう」 TOSHIBA dynabook V82 -->
海蘭(ウンラン)さんの投稿

レインツリーの国(有川浩)

海蘭(ウンラン)さん
海蘭(ウンラン) さんのブログ[カテゴリ:本はともだち
2018.1.13 20:34


聴覚障害のある女性と健常者の男性の恋愛物語でした。

私はある程度、障害者のことは理解しているつもりでしたが

自分がぜんぜん理解していなかったことがよくわかり、恥ずかしくなりました。

難聴である女性(ひとみ)と健常者の男性(伸)はレインツリーの国で出会います。

レインツリーとはアメリカネムノキのことで、花言葉は「胸のときめき」「歓喜」で

「レインツリーの国」はひとみがウェブでつくったサイトの名前だ。

ここでは、ひとみが障害であることを忘れて、何の気がねなく、落ち着ける場である。

ひとみは、そこで本の感想をよく書いていたが、その感想に共感しメールを送ったのが伸だった。

ひとみもメールを返していくうちに、気が合い、ついに会うことになった。

しかし、この時点でひとみが難聴であるということは伸に言ってなかった。

デートの途中、2人がエレベーターに乗ったとき、「定員オーバー」のブザーがなり、

降りようとしないひとみに伸が「空気が読めない」といらつく。

また、映画を見ようと言ったとき、吹き替えでなく、字幕に固執したひとみに、わがままと

不信感をもってしまう。

しかし、こうしたことが、ひとみが難聴であり、補聴器を使っているのが原因であったことが分かる。

ここから、難聴者の女性と健常者の男性との付き合いが始まる。

障害者が障害のことを隠そうとし、その気持ちは健常者には決して分からないと言うひとみと

障害を隠さないで、そこから自分の個性を出していくべきだという伸との間でメールが続く。

ひとみは伸の言うように、補聴器を隠していた長い髪を切り、補聴器が見える生き方を選ぶ。

ここから本当の恋愛になっていくのですが、物語はここで終わっています。

この2人が、恋愛で終わってしまうのか、結婚し、子供をもつのか書いていません。

でも、健常者と障害者が恋愛を続けられるのは、やはり大変だと思います。

だって、障害者は健常者にず~と支えてもらわないといけないからです。

健常者は普通のサラリーマンであっても、それはそれで大変ですから、

支えることが物理的に無理なことが多いです。

この小説の2人はお互い、純粋に心でつながっていますので、絶対別れてほしくないです。

有川浩も読みやすくて好きな作家です。

私の好きな作家はどうも女性が多いです。
ふぐのひれ酒かれんnobuo 3人がいいねと言っています
コメント
海蘭(ウンラン)さん
2018.1.16 10:04
すみません、まだスローネットになれず、コメントを頂いていたこと、いま分かりました。

海蘭は「うんらん」といいます。雑草の仲間で、初夏に咲くマツバウンランが好きで、ハンドルネームにしています。
仕事は、本とは関係ないのですが、時々、子供たちに読み聞かせやブックトークなどをさせてもらっています。本は通勤のときに、読む程度なんです。

なくなられた次男さん、もっともっと生きたかったでしょうにね。
「まわりが健常者ばかしに見える」って重いことばですね。
次男さんは、お父様の言葉を聴き、どう乗り越えられたんでしょうか。
短いとはいえ、自身の命をしっかり完うされたと思います。
0人がいいねと言っています
天狗の親父さん
天狗の親父 さんのコメント
2018.1.14 10:24
おはようございます。

大変失礼なんですが・・判らない事がふたつあります。
一つは「海蘭 」という文字、恥かしながら読み方が?「かいらん」?
もうひとつは「読書家」ですが、教育関係のお仕事をされていたのですか?

特に答えていただかなくてもよいのですが、この二点が判らなくて(笑)

障害者では無かったのですが、私の次男は不治の病で享年28歳で亡くなったのですが
その彼がある時にこんな事を言っていたのが今でも耳にあります。
「電車に乗っていたらみんなが健常者に見える!」と。
彼に言ってやりました。
「その人たちは大きな心の病を持っている人ばかりだよ!」と。
0人がいいねと言っています