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レ・ミゼラブル(ユゴー)

quay3535さん
quay3535 さんのブログ[カテゴリ:本はともだち
2018.5.6 8:22
レ・ミゼラブル~ああ無情~(著:ユゴー 訳:大久保昭男) 1862年(フランス)


主人公はジャン・バルジャン。ヒロインはコゼット。
時代はフランス革命(1793年)、ナポレオンの独裁、ワーテルローの戦い(1815年ナポレオン敗北)、王政復古と国政は非常に不安定であった。

ジャン・バルジャン(以下ジャン)はパリの近く、貧しい農家に産まれ、両親は死別、姉と共に7人の子どもをやしなうことになる。あるとき、たった一つのパンを盗んだため、5年の刑となる。脱獄を4回もして結局19年の刑となる。
刑を終えた時、すでに46歳だったが、世間の冷たい仕打ちにあい、寝るところもなく、教会に行く。教会のミリエル司教はジャンを暖かく受け入れ、食事と寝る場所をあたえた。しかし、ジャンは銀の食器を盗み出し、憲兵に捕まってしまう。だが、司教はその銀の器はあげたものだと言い、ジャンは放免される。

パリの近く、宿屋の前にみすぼらしいお母さんと赤ん坊があるいてきた。宿屋の主人は悪知恵の働くテナンディエ。母はファンティーヌといい、夫が姿をくらまし、故郷に帰る途中という。母は赤ん坊をテナンディエに預け支度金や養育費を払うことになる。この赤ん坊がヒロインのコゼットだ。

コゼットは犬や猫のように扱われ、虐待も受け、母のファンティーヌも毎月の養育費以外にも何かにつけお金をせびられ、苦しい生活を強いられていた。

ジャンはマドレーヌと名前を変え、事業に成功し大金持ちになる。しかも、貧しい人々を助け、多額の寄付もい、後に市長になる。ここで鬼刑事ジャヴェールが登場する。ジャヴェールはマドレーヌ市長が司教から盗みをはたらいたジャンであると警視庁に告発するが、別人がジャンとして逮捕される。マドレーヌ市長は裁判所まで行き、自分がジャンであることを告白し、濡れ衣を着せられた別人を救う。

テナンディエからへファンティーヌへの金銭要求はますますひどくなる。ファンティーヌと知り合いっていたジャンは、ファンティーヌを救おうとするが体を悪くしていたためファンティーヌは死んでしまい、ジャンは収監される。銀の器を盗んだ罪であるが、以前は救ってくれた司教はもう亡くなっていた。

しばらくしてから、港で水兵が足をすべらせてマストから落ちようとするところを、囚人として荷物の積み下ろしに働いていたジャンが救うが、ジャンはそのまま海に落ち、死体が発見されなかったことから死んだことになった。死んだことになった。実際、ジャンは生きていた。

ある日、ジャンと9歳になったコゼットが森の中で偶然、巡り合う。ジャンはテナンディエに高額のお金を払い、コゼットを貰い受ける。お金は森の中に隠していたのである。2人の楽しいパリでの生活が始まる。しかしここでも、鬼刑事ジャヴェールの手が忍び寄る。警察の手から2人が逃走した場所は修道院だった。コゼットはここで修道女となり、ジャンは修道院の庭番となり落ち着いた日々を過ごせるようになった。

8年後、マリウスという貧しい青年弁護士が公園で時々出会う60歳近い老人(ジャン)と一緒にいる17・8歳のコゼットに好感をもつ。この時、ジャンとコゼットは修道院を出て、パリに住んでいた。マリウスは自分の借りている部屋の隣で、テナンディエがジャンとコゼットに巨額の金銭を取ろうという悪だくみを盗み見する。テナンディエは怖しい顔をした仲間数人をよび、ジャンから更に高額の金銭を取ろうとするが、直前、鬼刑事ジャヴェール率いる警察隊が現場に踏み込み、悪漢たちは抵抗するが捕まる。ジャンはそのどさくさの中、姿をくらます。

マリウスはコゼットを慕い家を探すが、ジャンは尾行されていると思い、家を替わってしまう。コゼットとの恋が絶望的になったマリウスは共和派という反政府運動に身を投じる。激しい銃撃戦の中、マリウスに恋するエポニーヌ(テナンディエの娘)がマリウスを守ろうとして被弾し、死んでしまう。あの女のポケットにはコゼットからの手紙があった。すぐにマリウスは自分が祖国フランスのために死にますという返事を書き、宛先に届けさせた。その手紙を見たジャンはマリウスを救う決心をする。
激しい銃撃戦の中、共和派は追い詰められ、マリウスも肩に被弾し倒れるが、ジャンが救い、マンホールから下水道に逃げる。下水道から外に出るとき、鉄格子があり、その鍵を持っていたのはテナンディエで、彼はジャンから金を奪い、鍵を開け、ジャンとマリウスを逃がした。
ジャヴェールはこの共和派と政府軍の激戦のとき、共和派の活動家に捕まり、処刑される寸前のところ
ジャンに助けられる。しかしこのことがジャヴェールの情け容赦なく法律によって人を逮捕してきた生き方が間違っていたことに気づく。「私はジャンに負けた。」と言ってセーヌ側に飛び込んだ。
マリウスは大怪我を負ったが元気になり、コゼットと結婚する。ジャンはマリウスに自分が盗みをはたらいた罪で19年間、刑務所に入っていたことを告げ、2人から離れていく。
テナンディエはマリウスに会い、ジャンの過去を伝え、金をもらおうとする。マリウスはジャンがそんな人ではないことを証明し、父がワーテルローの戦いでテナンディエから受けたお礼としてお金を渡しす。
ジャンはマリウスやコゼットに見守られながら、2人の愛を祝福しながら、「この世に愛し合う以上にとうといことはない」という最後の言葉を残す。

あらすじだけで、長文になってしまいました。
話が錯綜するこの物語は、速読しても感動し、さすがに名作だと思うのだが、入り組んだ話の細部はほとんど覚えていなかった。ちょうど、折り紙を説明図を見て折って上手く出来ても、2回目、説明図を見ないで折れないようなものだ。この本は読んでも、中身を覚えにくい。
1回目の速読を終わり、次は分かっているところは、飛ばし、大切なポイントを深読みして、少し全文が頭に入った。いや~頭が良くない。読む力が足りない。東大生・京大生なら速読しても、すべてを理解するだろうに。反省、これからは、1回で理解しなければと思った。

ジャンバルジャンはたったパン1個を盗んだ罪で長い間、刑務所にはいる。刑務所からでてきても、世間の冷たい仕打ちに合う。司教の情け深い慈悲に救われるが、ここでも盗みを働き、捕まるがまたしても司教から救われる。この経験がジャンバルジャンの気持ちを根っこから変えたのだろう。以後、ジャンバルジャンは事業で成功し裕福になるが、貧しい人にお金を与え、市長に押されるほど衆人から慕われるようになる。ジャヴェールは法を犯した者はどこまえも追い詰める非情な職人で、情容赦ない。しかし、ジャンバルジャンに命を助けてもらうことで、自分の生き方が間違っていたことを知り、投身自殺をする。弱みにつけこみ金を巻き上げるテナンディエは最後まで悪党であるが、娘のエポニーヌはマリウスの身代わりになって死んでいく。ジャンバルジャンは最初でこそ泥棒であったが、のちに聖人のようになるが、鬼刑事ジャヴェールや悪人テナンディエに苦しめられる。しかし、善いことを多く施したお陰で修道院に住めることになる。やはりジャンバルジャンの生き方は、私にとって勇気を与えてくれるものである。辛くても、寂しくても自分の信じた道を進もうと、ジャンバルジャンの苦労を思えば自分の寂しさくらい何でもないじゃないかと思う。やはり自分を貫こうと生きる力を与えてくれた。
ほなっ日記海食崖トムとんとん 4人がいいねと言っています
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