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儚い(墓ない)人生と言わないで

環さん
環 さんのブログ
2019.7.6 6:12


 6年前、2年間の闘病の末、夫は逝った。膵臓癌の手術を受けた時、2年生存率は25%と言われたが、膵臓癌の診断を受けた時点で余命僅かと宣告されたにも等しい。情報が溢れる中では、口には出さないけれど本人もそれなりに覚悟をしたと思われる。
 2年の間には、葬儀の事、お墓の事等色々と話し合う時間はあったが、本人を目の前にして、そのような話をする度胸はさすがの私にも無かった。
 夫に知られないように葬儀社の会員になったり、夫名義の預貯金を私の口座に移し替えたりするのが精々だった。お墓は近くに先祖からの菩提寺があり、お墓もあるが、三男ゆえそこには入れず別に墓を建てなければならない。が、墓を持つメリットが、いまいち納得できないでいた。将来息子達に墓守をさせるのも忍びない。草茫々の無縁墓と化した墓を想像するのも辛い。いっそのこと散骨にしようと決めた。「二人で世界の海を泳ぎ回ろうぜ!」と。
 世間には亡夫と相談の上決めたことにしてあるが、独断である。人間死んだら無になることが理想だと思う私は、葬儀もお坊さんのお経も戒名もない音楽葬にした。バイオリンとフルートによる生演奏で、献灯の間は写真で作った彼の半生をDVD(自分で作った)で流してもらった。中々印象深い式だったと思っているし、良かったと褒めても頂けた。
 さて、私が亡くなった後、二人一緒に散骨をして貰う事は息子たちに了解を取ったあるが、それまでの供養をどうするか…と考えた時、いつか上司のお宅を訪問した時、玄関にお父様のブロンズが像が飾ってあったのを思い出した。「そうだ、あれだ!」自分の思い付きに快哉を叫びながら、インターネットで検索し、富山県高岡市の会社を見つけた。高岡市は鋳物の街として昔から有名だ。資料を請求すると都内の営業所から所長さんが来てくださり、紆余曲折を経て、発注から3ヶ月後にブロンズは出来上がり、我が家に到着した。将に「お父さん、お帰り」と言う心境でした。本人に似ているような、似ていないような…現地まで出かけて、手直しもできたのに、手直しはしなかった。弟は「義兄さんにそっくりだ」と言っています。私も満足です。毎朝起きると「おはよう」と声をかけ、お茶を供えます。ブロンズの夫は何も言わないけれど「今日も元気で過ごせよ」と言ってくれているような気がします。出かける時は「行ってくるね」と。
 これぞ、本当に私の思いにジャストフィットした供養です。グッドです。
 ゆめゆめ「儚い(墓ない)人生と思うこと無かれ」…です。       環 
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コメント
あき&ふくちゃんさん
2019.7.12 9:37
あす7/13、東大・蓮の実験研究所で蓮の観賞会がありますので、いいのが撮影できたら投稿します!
(あき&ふく)・・・yahooでは 二人の旅路!現在 過去そして夜霧よ今夜も有難う!・・・♪に投稿しますので。akito1104
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ごろちゃんさん
ごろちゃん さんのコメント
2019.7.6 7:22
故人や家族の意思に沿った葬儀や供養が一番なのですよ。
妻を亡くしましたが、大変だったわ。でも何とかやれたって感じです。
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環さん
環 さんの返信コメント
2019.7.6 8:27
ごろちゃんさんへ

 コメントありがとうございます。奥様を亡くされですね。葬儀の時、私の事を「あの人は泣かないね」と言われましたが、必死で泣くことも忘れていました。後で(その前にも)人知れず泣くのにね。いつまでたっても忘れることは出来ませんよね。ごろちゃんさんの気持ちを分かる人がここに居ます。
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