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【日活ロマンポルノの女神たち】伝説のストリッパー『一条さゆり』

お待たせしました!
熱い支持をいただいている「女神たち」シリーズ第2弾

今回は今年10月に発売された「ロマンポルノ45周年記念 ブルーレイ・シリーズ」から、1作品をご紹介します。

シニア男性なら、一条さゆりさんの名前は、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?

伝説のストリッパーの半生を描く

一条さゆり(初代)は1929年6月10日生まれで、新潟県柏崎市出身。
主に1960年代から1970年代にかけて一世を風靡しました。

そんな一条さゆりさんは、6歳で両親と死別し、五反田の施設で育ったとされています。
実際には金物職人の父親とその妻との間の7番目の次女として生まれ、7歳で実母と死別。
年の離れた姉と死別後、父親は再婚したものの、継母からひどい扱いを受けたり、異母弟と死別するなどし、15歳(1942年ころ)に家出をしました。

その後、18歳のときには終戦を迎えます。

終戦直後はパンパンをしていたそう。
久しぶりにパンパンという言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
改めてパンパンとは在日米軍将兵を相手にした街頭私娼(街娼)のことで、「パンパンガール」「パン助」「洋パン」なんて名前がつけられたりしています。

その後は21歳でホステスに転身し、はじめての結婚を経験。
このときの夫とは死別したため、間にもうけた息子は生後半年で施設に預けることとなりました。

こうしたさまざまな経験を経て、国際劇場(横浜市)でついに我々がよく知るストリップデビュー
主に東京、名古屋、大阪を中心に活動していました。
このときの芸名は「赤羽マリ」「リオ椿」でしたが、1966年に「一条さゆり」に改名

人気に火がついたのは駒田信二の実録小説「一条さゆりの性」から。
この小説をきっかけに多くの「さゆりスト」を生みました。


「一条さゆりの性」詳しくはこちら

1967年から1973年までは読売テレビ制作の人気深夜番組「11PM」にレギュラー出演
11PM出演をきっかけに人気が爆発したのです。

また、新左翼やウーマンリブなどの活動家から「反権力の象徴」としても祭り上げられます。
1973年には本人出演でその半生を描いた映画作品「一条さゆり 濡れた欲情」も制作されました。

その後の一条さゆりさんの人生は波乱万丈です。

SM的演出と「特出し」と呼ばれるストリップの演出を行ったことで、1972年に引退するまでに公然わいせつ罪で9回検挙されています。
引退興行では大阪府警に猥褻物陳列罪で逮捕され、懲役1ヶ月が確定し服役も経験。

出所後はスナックを経営していましたが、交通事故により倒産
1988年には勤めていた居酒屋の放火事件により、全身やけどの被害を受けました。

晩年は労働者の街・大阪市西成区の釜ヶ崎でひっそりと暮らしました
近隣飲食店で数時間働き、労働で得た僅かな日銭で生計をたて、釜ヶ崎解放会館内の3畳間で寝泊まりする生活を送っていたそうです。

1997年8月3日没。

監督は神代辰巳、異色のロマンポルノ

さて、先程もご紹介した伝説の作品「一条さゆり 濡れた欲情」を詳しくご紹介していきます。

この作品のストーリーは関西ストリップの女王・一条さゆりに対抗意識を持つ、新人ストリッパーとのドラマ
劇中、一条さゆりは十八番の「花笠お竜」「緋牡丹お竜」「ローソクショー」などを披露。
このときは引退興行で逮捕された上演場面も再現しています。

出演したのは一条さゆりのほか、新人ストリッパー役として伊佐山ひろ子、レズショーの踊り子として白川和子、監督は神代辰巳が勤めました。

日活ロマンポルノとしては異例の大阪長期ロケで撮影された作品で、公開当時大きな話題を呼んだ大ヒット作品です。

実話をもとに作られた作品で、ほかのロマンポルノ作品とは一味違う内容。
興味がある方、もう一度見たい方はブルーレイ作品が販売されているので、ぜひ購入してみてはいかがでしょうか?

(C)1972 日活株式会社
発売元 日活株式会社/販売元 株式会社ハピネット
ブルーレイ ¥4,200(税別)

「一条さゆり 濡れた欲情」詳しくはこちら

一条さゆりの実像は?

そんな一条さゆりさんは1997年8月3日に肝硬変の悪化で、68歳で亡くなっています。

最後を看取ったのはルポライターである加藤詩子さん。
加藤さんは一条さんと数年、親交があったそう。

一条さんの没後、一条さんの公にされている経歴や伝説などを再検証。
綿密な関係者取材を重ねた上で、本として「一条さゆりの真実-虚実のはざまを生きた女」を出版

一条さゆりさんのイメージを大きく覆す名著なので、より深く「一条さゆり」を知りたい方は読んでみてはいかがでしょうか?

残念ながら現在は中古でしか手に入らないようです。
参考までにAmazonのリンクを貼っておくので、興味がある方は下のリンクからぜひ覗いてみてください。


「一条さゆりの真実-虚実のはざまを生きた女」詳しくはこちら

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コメント
  1. 吾が街には、長い間裸踊りを生業にしなさり、ご披露なさいます劇場が長い間健在でありました。ここにご出演のお姐ぇちゃんが暴れ回る舞台を、実際拝み上げたことが無かったのですが、某公共施設には毎回出しもの?(出演者)が変わるたんび、招待券が数十枚配られ「ぎ~ゃん、要るなら(招待券)あるでぇ」と、有り難~いお言葉をそこの上席の方からお声掛けを頂いたのを想い出します。いま思えば、行っときゃあ良かったとです。そこは今では、葬儀場に変わり劇場の前身の活動写真感は、同級生の親が経営なさってました。そしていまテレビで「ゲスの極み議員」として名をはせてる?ヤツの選挙事務所がありました。すべては走馬灯のように走り抜け、いまでは良き思ひでとなっております・・・

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