新しい趣味で「チェキ」はいかが?スマホカメラの時代にあえてノスタルジックなチェキがブームに
趣味でカメラでいろんな風景を撮影する方も多いと思います。
最近はスマートフォンのカメラでも簡単で鮮明に良い写真が撮れるため、昔では考えられないほど多くの写真を撮影している方もいるのではないでしょうか?
スマートフォンのカメラをきっかけに、新たに写真撮影を趣味にされた方もきっといるでしょう。
高性能なカメラよりも、日常の何気ないシーンを撮影し、きちんと印刷したい! と考えている方におすすめなのが「チェキ」です。
今回は今なお人気のチェキをご紹介いたします。
富士フイルム「チェキ」の魅力とは?
撮った写真をその場で印刷する「チェキ」。
昔はやったカメラですが、最近では若い世代も使っている、ということをご存じですか?
チェキは富士フイルムが販売するインスタントカメラ「instax」Seriesの総称。
フィルムを入れて撮影すると、カメラ本体から写真が出力される、というのが大きな特徴で、「撮影」と「現像(プリント)」が同時にできる、という手軽さが魅力的です。
そもそもチェキは1998年発売のインスタントカメラです。
当時は10代の女性を中心に人気が拡大し、2002年に売り上げのピークを迎えました。
この頃になると、携帯電話にカメラが搭載されたこともあり、次第にチェキの人気は下火になっていったのです。
また、デジタルカメラが大きく普及したこともチェキが低迷した要因でしょう。
従来のフィルムカメラのように現像しなければ撮影した写真が見られない、というわけではなく、デジタルカメラの場合、撮影した写真はすぐに背面モニタで確認することができました。
2000年移行状況が変化
実際に2000年以降、インスタント写真市場あ縮小し、2008年には「ポラロイド社」が事業撤退を発表。
富士フイルムも当然、チェキを残すか、残さないかを選ばなければなりませんでした。
こうした時代背景もあって、富士フイルム社は高機能材料やヘルスケア事業に事業構造を転換。
写真事業においては高機能デジタルプリントシステムの強化を行ってきました。
そのため、売り上げが全盛期の10分の1になり、アナログ技術を用いているチェキには悲観的な未来しかなかったのです。
ところが、チェキにはまだ未来が、可能性がある、と考えた社員がなかにはいました。
この社員らは2009年から2010年頃、一部の若者の間でチェキへの注目が高まりつつあることに気がついたのです。
SNSの登場
ちょうどこの頃、あえてフィルムを使うトイカメラのブームや、スマートフォンで撮影した写真を加工してシェアする「Instagram」の登場と同時期。
デジタルカメラやスマートフォンが普及したことで、誰でも気軽に写真撮影ができるようになった結果、自分しか撮れない「味のある一枚」を撮影したい、という欲求が社会に生まれていたのです。
この現象自体は日本のみならず、韓国や中国の若者にも見られたようです。
「写真を自分らしく楽しみたい」という思いはデジタル・アナログどちらも変わらない思い。
そのため、チェキ特有の温かみのある画質だったり、撮影した写真がすぐ手元に残る「カードサイズ」の印画紙が斬新で、魅力的に映っていたのです。
チェキの担当者はビジネス復活のチャンスを得ました。
これがラストチャンスでもあったのです。
担当者らは早速SNS時代の写真文化に合わせてチェキを根底から変革していきました。
現在のチェキ
この頃、新たな写真の楽しみ方をリードしていたのは、情報感度が高く、ファッション、アートなどをリードする若い女性達。
そこでチェキリニューアルはこうした女性をターゲットに、「世界で一番カワイイカメラ」をキーコンセプトに据えました。
2012年、ついにリニューアルしたチェキ「instax mini 8」が登場。
ファッションやカルチャーとの融合を狙って、雑貨チェーン店での販売を視野にパッケージも一新するなどの工夫を行い、日本、韓国などの東アジアの女性達に受け入れられ、売り上げがV字回復しました。
参考:フジフイルム
https://www.fujifilm.co.jp/innovation/achievements/instax/
企画が統一されており、アルバムへの収納性が良い
チェキが魅力的な理由のひとつにアルバムなどへの収納性が高いことが挙げられるでしょう。
もちろん、メッセージなどを直接書く、といった利用もされていますが、チェキサイズのアルバムなども多数販売されているので、非常に保管がしやすいのです。
Amazonや楽天などで検索してみると多くのアルバムが販売されていることがわかります。
撮影した写真にすぐ、メッセージを書き込んでアルバムに保管する。
こうすることで見返す楽しさも生まれるのです。
スマホでチェキもできる!?簡単印刷で手軽にチェキを楽しむ。値段は?使い勝手は?
とはいえ、わざわざチェキをとり出して写真撮影するというのは少々面倒なものです。
毎日利用しているスマートフォンで撮影した写真を簡単にチェキとしてプリントできる商品も販売されています。
富士フイルム社はinstaxフィルム(チェキフィルム)を使用するスマートフォン用プリンター「チェキ instax mini Link」の販売を2019年に開始。
3色用意し、店頭予想価格は税別1万3,500円前後の見込みです。
本体も非常にコンパクトで、スマートフォンに簡単に接続し、印刷できるため売れ行きは好調のようです。
本体はあくまでプリンターなので、本体を持っていても写真撮影はできませんが、モーションセンサーが搭載されており、本体を傾けることでズームイン/ズームアウト操作ができるそうです。
このほか、スマートフォンによる撮影の際、プリンター本体の電源ボタンがシャッターボタンとなる、リモコン機能も備えられています。
専用アプリも用意されており、こちらでは動画からプリントしたい場面を切り出せる「Video Print」機能や、最大5人が各自のスマートフォンで撮影した写真を組み合わせ1枚の写真を作り上げる「Party Print」などの機能が備わっています。
まさにスマートフォンとチェキが融合したような1台。
家電量販店などでも取り扱われているので、ぜひ一度ご覧になってみてはいかがでしょうか?
アナログ感性で思い出作りで抜群!
FUJIFILMのチェキは再び人気になっているアナログ機。
シャッターを押すと「ウィーン」と10秒ほどで白いフィルムが本体から出てきます。
フィルムは次第に色濃くなり、撮影した様子が浮かび上がる。
こうしたアナログツールならではの良さがありますよね。
現在のスマートフォンのように簡単に撮り直しができず、今その場を切り取った写真というのが何よりも魅力でしょう。
現代の若者はこうしたアナログ感あるツールをあまり触れてこなかったため、より新鮮に映るのだと考えられます。
家族写真など鮮明に残したい場面には不向きでしょうが、その場を切り取った写真には最適。
ぜひチェキで思い出作りをしてみませんか?
現在チェキ本体は8,000円から3万円程度と複数種類を揃えています。
雑貨店、家電量販店などで購入可能なので、ぜひ一度手に取ってみてください。
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