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語学勉強で認知症予防!2020年の後半はバイリンガルを目指してみては?

在宅での時間が長くなった今、家にいる時間を活用して、勉強に挑戦してみようと考える人も少なくないのではないでしょうか?

そこでおすすめなのが「外国語」の勉強。
外国語の勉強を通してその国の文化がわかったり、今住んでいる日本の文化に気がついたりと視野が広がるだけではありません。

なんと外国語を学ぶと認知症予防になるというのです。
なぜ、外国語を学ぶと認知症予防につながるのでしょうか?

語学勉強が認知症予防になるとは?

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

皆さんは普段、どのような脳トレを行っていますか?

電車の中、カフェに入ったとき、みんな結構何かの本を読んでいませんか?
読んでいる本は自己啓発本でしょうか、ナンプレでしょうか、脳トレ本でしょうか?
人によって鍛えたい事、覚えたい事の本を読むことが多いと思います。

年齢を重ねてから、新たな事を覚えるというのはとても大変。
記憶力も衰えていますし、なかなか身につかなくなっていきます。

最近は新型コロナウイルスの影響で外に出かけず、活動範囲が狭くなり、ゴールを失った気持ちになった人も多いのではないでしょうか。
自宅にずっといるくらいなら、何か新たなことにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
そこでオススメなのが外国語です。

バイリンガル(=二言語を使いこなすこと・人)は認知症になりにくい

ベルギーのゲント大学の研究チームがある調査結果を発表しました。
それは、「バイリンガルの人はアルツハイマー型認知症の発症を約四年遅らせる可能性がある」というもの。

バイリンガルとは、2言語を話せる人のこと。ゲント大学の調査結果は、生まれながらバイリンガル環境だった人に限らず、大人になってから第二言語習得した人も含めていました。
わたしたち日本人の多くは、第一言語が日本語です。
さらに英語を第二言語として習得すれば、認知症予防に役立つ可能性があるのです。

第二言語習得は、認知症予防にどのような効果をもたらすのでしょうか?



第二言語習得すると認知症発症の原因となる認知処理能力の低下を防ぐ可能性が指摘されています。
さらに、認知処理能力の向上まで期待できるといわれているのです。
実際のところ、バイリンガルの人たちは、モノリンガル(=単一言語しか扱えない人)と言語へのアクセス方法が異なると言います。

例えば、リンゴを見たとき。
日本語しか話せないモノリンガルであれば、日本語でリンゴと答えるでしょう。
しかし、バイリンガルの人たちは、リンゴという日本語と共にAppleという英語も思い浮かぶのです。

そのため、バイリンガルは会話の中で語彙を思い出す時、モノリンガルと比較すると時間がかかると言われています。
その理由は、二言語の単語が同時に頭の中で浮かび、今話したい言語に絞るという作業に時間がかかるためです。

日本語のみの話者であれば、手に持ったリンゴを友人からその手に持っているものは何?と聞かれた時「これはリンゴだよ」とすぐに答えられます。
しかし、バイリンガルの人たちが「This is an apple」という言葉も同時に浮かびます。
もしも日本人の友人に尋ねられたなら、「リンゴだよ」と答えるでしょう、外国人の友人に尋ねられたなら「This is an apple」と答えることになるでしょう。

これを「言葉の切り替え」といいます。
言葉の切り替えを行うためには、競合するもう片方の言語を抑制する必要があります。

抑制というのは、認知処理能力の一つ。
第二言語を習得すると脳は無意識レベルで抑制を繰り返し行います。
だからこそ、認知処理機能の向上につながり、認知症になりにくくなると考えられるのです。

聞くだけでも得られる効果

実は、言語は話すだけではなく聞くということにおいても、認知処理能力の向上が促されると言われています。
7ヶ月間、2種類の言語を聞いて育った乳児とモノリンガルの乳児を対象に、認知レベルを測る実験が行われました。

実験の結果、驚くことに言語を話す前から、バイリンガル環境で育った乳児の方が認知処理能力が高かったのです。
バイリンガルの乳児はひっきりなしに異なる言語を聞く環境で育っています。
その間、各言語の単語をきちんと分類しているのです。

日本語と英語という環境で育った場合、日本語・英語というのを無意識ながらもきちんと分けているそう。
常に言語の分類を行い続けているので、認知的負荷は大きなものになります。
聞き分けは認知処理能力の向上に貢献しているのです。



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コメント
  1. 「ダジャレを言う人は認知症になりにくい。」
    という説を唱える人はいないだろうか?
    一つの言葉を文字通り理解すると同時に、
    ダジャレを言うための言葉を思いめぐらす。
    これはそれにしても、言葉が出てこないことの
    なんと多くなったことか。

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