夏季休暇、国内旅行を予定している方は「青春18きっぷ」を利用してみては？

少しずつですが、飛行機や電車などを利用した都外の移動が可能になりました。
これからコロナの影響で利益に影響のあった旅行産業を復興させるために割引キャンペーンなどを行う地域も多くなりそうです。

まずは気軽に電車旅行を計画されている方なら「青春18きっぷ」を利用し、旅行経費負担を減らしてみてはいかがでしょうか？

青春18きっぷとは？使い方などを解説。売り切れる？

画像提供：imagenavi(イメージナビ）

これまで青春１８きっぷを利用したことはありますか？

青春１８きっぷとは全国の「JR」線の普通列車・快速列車の乗り放題となるフリーパスのこと。
丸1日乗り放題となっており、1枚の青春18きっぷで5日間楽しむことができます。
価格は1万2,050円とかなりリーズナブルで、うまく活用することで鉄道で全国を旅することができます。

名前に「青春」を冠していますが、使用については年齢制限はありません。
毎年、学生の長期休暇に合わせて発売されていることからこうした名前がつけられているのでしょう。

例年の切符利用期間（発売期間）

春季用　2022年3月1日(火)から2022年4月10日(日)まで。
夏季用　2022年7月20日(水)から2022年9月10日(土)まで。
冬季用　2022年12月10日(土)から2023年1月10日(火)まで。

青春１８きっぷは全国の主要駅の窓口や指定席券券売機で購入できます。
枚数に制限はなく、販売期間中であれば誰でもいつでも入手可能です。

青春１８きっぷの歴史・値段

青春１８きっぷがはじめて販売されたのが1982（昭和57）年。
当時は旅費を節約したい学生に向けて販売が開始されました。

しかし、あまりにもリーズナブルで、夜行列車や特例などを組み合わせられるなど、自由な使い方ができることから、学生はもちろん、大人にも愛される切符となりました。

人気になった理由は前述の通り価格。

青春１８きっぷは５回分使用できて1万2,050円なので、1日あたり2,410円となります。
片道141キロメートル以上を普通列車・快速列車で移動するなら、青春１８きっぷを利用した方がお得になります。

もちろん、1日乗り放題券なので、乗れば乗るほどお得になっていきます。
普通列車・快速列車限定とはいえ、この価格なら移動手段としては最安の手段といえるのではないでしょうか？

青春１８きっぷの魅力

さて、なぜ多くの人が青春１８きっぷに惹かれるのでしょうか？
もっとも大きな理由が「自由度の高さ」でしょう。

前述の通り、青春１８きっぷは1枚で5日間使用可能です。

この5日間というのがポイントで、「連続する5日間」ではありません。
そのため、1日目を移動に、2日目は移動せず観光を楽しみ、3日目に移動する、という使い方なら、青春18きっぷは2日分しか消費されません。

また途中下車したとしても追加で料金を請求されることもなく、きままな旅が叶います。

さらに期間中、通算して5日間利用可能なだけでなく、複数人で同一工程で利用することも可能です。
1枚の切符で最大5人が利用できるのです（5日分を使用することになります）。

家族などできままに旅をするときはかなりコストパフォーマンスが高い切符となっていますので、今年の夏は「青春18きっぷ」を利用してみてはいかがでしょうか？

青春１８きっぷの特例

基本的に普通列車・快速列車のみの青春１８きっぷですが、一部特例区間などがあります。

BRT（バス高速輸送システム）、及びＪＲ西日本宮島フェリーが乗り降り自由。
こうしたJR以外を楽しめるのはうれしいポイントでしょう。

ただし、道南いさりび鉄道線、青い森鉄道線（※1）、IGRいわて銀河鉄道線、三陸鉄道線、北越急行線、しなの鉄道線、えちごトキめき鉄道線、あいの風とやま鉄道線（※2）、IRいしかわ鉄道線（※3）、伊勢鉄道線、京都丹後鉄道線、智頭急行線、土佐くろしお鉄道線及び肥薩おれんじ鉄道線など、JR線と直通運転している路線ならびにJRバスは利用できません。
別途、ご利用になる区間に有効な乗車券類が必要です。

（※1）青い森鉄道線の「青森～八戸」間、「青森～野辺地」間及び「八戸～野辺地」間については、普通・快速列車の普通車自由席に乗車して通過利用する場合に限り、利用できます。
当該区間内の青い森鉄道線の駅で下車した場合、別に乗車区間の運賃が必要となります。
ただし、青森駅・八戸駅・野辺地駅に限り下車することができます。

（※2）あいの風とやま鉄道線の「高岡～富山」間については、普通列車の普通車自由席に乗車してJRへ通過利用する場合に限り、利用できます。
高岡駅、富山駅に限り途中下車できますが、その他の駅では下車できません。
「高岡～富山」以外の区間を乗車した場合（区間内での下車、区間を越えて乗車等）は、別に全乗車区間の運賃が必要です。
また、[あいの風ライナー]をご利用になる場合は、別にライナー券が必要です。

（※3）ＩＲいしかわ鉄道線の「金沢～津幡」間については、普通列車の普通車自由席に乗車してJR線へ通過利用する場合に限り、利用できます。
金沢駅、津幡駅に限り途中下車できますが、その他の駅では下車できません。
「金沢～津幡」以外の区間を乗車した場合（区間内での下車、区間を越えて乗車等）は、別に全乗車区間の運賃が必要です。

奥羽本線「青森～新青森」間及び石勝線「新得～新夕張」間は、特例として当該区間内相互発着の場合に限り、「青春１８きっぷ」のみで特急・急行列車の普通車自由席に乗車できます。
ただし、特例区間外にまたがって乗車する場合は、特急・急行列車乗車全区間の乗車券及び特急券または急行券が必要になります。

なお、奥羽本線「青森～新青森」間は、当該区間内相互発着の場合に限り、特例として全車指定席の快速列車の空いている席を利用できます。
また、宮崎空港線の「宮崎～宮崎空港」間及び佐世保線の「早岐～佐世保」間に限り、特急列車の普通車自由席に乗車できます。

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