2021年流行語大賞として選ばれたのは? ノミネートされた言葉をご紹介!
2021年流行語大賞にノミネートされた言葉は?
それでは今年、2021年の新語・流行語大賞にノミネートされた言葉を見ていきましょう。
年間大賞:リアル二刀流/ショータイム(大谷翔平さん(ロサンゼルス・エンゼルス所属))
MLB(メジャーリーグベースボール)において、今年素晴らしい活躍を見せた大谷翔平さんを表す「リアル二刀流」および「ショータイム」が年間大賞。大谷さんはアメリカンリーグのMVPを受賞。打ってはホームラン46本、投げては9勝と素晴らしい結果で、MVPの獲得票数は満票でした。
ただの二刀流ではなく、リアル二刀流なのは1試合で「指名打者(DH)」と「先発ピッチャー」の両方をこなしたから。野球の神様である元祖二刀流・ベーブルースの「2桁本塁打」「2桁勝利」を103年ぶりに塗り替えることは叶いませんでしたが、大谷さんの「二刀流」はメジャーリーグにおいても、歴史や常識を変え始めています。
トップテン:うっせぇわ(Adoさん(歌い手))
大人に悪態をつくような歌詞が特徴の「うっせぇわ」。幼少から優等生だったという歌の登場人物があまりも激しく歌う「うっせぇわ」のフレーズが流行。禁止や自粛ばかりのコロナ禍に響いたのか、子どもを中心に大流行しました。
トップテン:親ガチャ(受賞者なし)
ガチャガチャで出てくるアイテムのように、子どもは親を自ら選べないということを指し、親が「アタリ」だったのか「ハズレ」だったのか、ということを一言で表したのが「親ガチャ」。現代の若者の間には「生まれたときの環境や親で自分の人生が決まっている(決まってしまう)」という価値観が、現代の若者の間で広がっているのだとか。
親は子どものことは棚に上げ「努力すればなんとかなる」「あきらめなければ道は開ける」ということを求めがちですが、上記のような価値観が広がりつつあるため、子どもは不満たらたら。
コロナ禍で不安や不満が広がる時期であることから、こうした言葉が広がったのではないでしょうか?
トップテン:ゴン攻め/ビッタビタ(瀬尻 稜 さん(プロスケートボーダー))
東京オリンピックの新種目「スケートボード」において、解説は非常に重要。あまり見たことがない種目で、ノーリーバックサイド270スイッチボードスライド、キックフリップ540メロングラブなどカタカナばかりの技名を出されてもなかなか理解できませんよね。
そんなとき、ゴン攻めやビッタビタなどの言葉で解説されると、競技がちょっとわかりやすくなるもの。
トップテン:ジェンダー平等(芳野 友子 さん(日本労働組合総連合会 会長))
「女性がたくさん入っている会議は時間がかかる」と日本オリンピック委員会の評議委員会で堂々と持論を披露し辞任に追い込まれた森喜朗東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会前会長。
「すべての人が性別にかかわらず平等な機会と権利を持ち得ること」を意味するジェンダー平等は、今年浸透したSDGs(持続可能な開発目標)のひとつ。日本の達成度はとみてみると国会でも女性の議席数、また賃金格差は最低ランクに分類されています。
先入観や思い込みなどの「無意識の偏見(アンコンシャス・バイアス)」に気づき、だれもが今いる場所で存在を認められる世の中にしていくためには、おかしいことにはおかしいと言える社会である必要です。
トップテン:人流(寺前 秀一 さん<株式会社システムオリジン 人流・観光研究所所長(観光学博士)>)
3密、ソーシャルディスタンス、夜の街など、2020年によく聞くようになった言葉。今年は「人流」がキーワード。
3度目の緊急事態宣言の発令で、国民に人流抑制、種類の提供禁止が求められる一方で、オリンピックが開催され、札幌ではマラソンのテスト大会も開催されました。オリンピックのための緊急事態宣言であったことは疑いようがなく、7月・8月には新規感染者数が最大となった第5波が到来し、パラリンピックが閉幕したあとには徐々に減少していきました。
人流とは字の通り、「人」の「流れ」のこと。今年はよく「人流抑制」という言葉を耳にしました。
このほかのトップテンの言葉
このほかには「スギムライジング」「Z世代」「ぼったくり男爵」「黙食」がトップテン入り。それぞれ耳にする機会はあったのではないでしょうか?
第38回2021年ノミネート語
また、30語のノミネート語も合わせてご紹介いたします。
- イカゲーム
- ウマ娘
- NFT
- 推し活
- カエル愛
- ジェンダー平等
- 13歳、真夏の大冒険
- 人流
- Z世代
- チャタンヤラクーサンクー
- ピクトグラム
- 副反応
- ぼったくり男爵
- 黙食/マスク会食
- リアル二刀流
- うっせぇわ
- SDGs
- エペジーーン
- 親ガチャ
- ゴン攻め/ビッタビタ
- 自宅療養
- ショータイム
- スギムライジング
- チキータ
- フェムテック
- 変異株
- マリトッツォ
- ヤングケアラー
- 路上飲み
皆さんはどんな言葉が今年の流行語でしたか?
過去にノミネートされてた言葉は?
では、過去にどのような流行語があったのか、2011(平成23)年からの10年を振り返ってみましょう。
2011年
この年はサッカー日本女子代表がワールドカップで優勝した年。
年間大賞は「なでしこジャパン」。
トップ10には「絆」「スマホ」「どじょう内閣」「どや顔」「帰宅難民」「こだまでしょうか」「3.11」「風評被害」「ラブ注入」がランクイン。
2012年
この年は久しぶりにお笑い芸人のフレーズが年間大賞。
デニムのノースリーブと短パン姿の芸人・スギちゃんの「ワイルドだろぉ」が選ばれました。
このほか「iPS細胞」「維新」「LCC」「終活」「第3極」「近いうちに…」「手ぶらで帰らせるわけにはいかない」「東京ソラマチ」「爆弾低気圧」がトップ10に選出。
2013年
林修先生の「今でしょ!」がこの年の年間大賞。
このほかにも「お・も・て・な・し」「じぇじぇじぇ」「倍返し」が年間大賞として選ばれました。
トップ10は「アベノミクス」「ご当地キャラ」「特定秘密保護法」「PM2.5」「ブラック企業」「ヘイトスピーチ」がランクイン。
2014年
「ダメよ~ダメダメ」「集団的自衛権」のふたつが年間大賞。
トップ10には「ありのままで」「カープ女子」「壁ドン」「危険ドラッグ」「ごきげんよう」「マタハラ」「妖怪ウォッチ」「レジェンド」がランクイン。
2015年
中国人観光客らによる「爆買い」が年間大賞に。
そして野球関連の用語として「トリプルスリー」が年間大賞になりました。
トップ10には「アベ政治を許さない」「安心して下さい、穿いてますよ。」「一億総活躍社会」「エンブレム」「五郎丸(ポーズ)」「SEALDs」「ドローン」「まいにち、修造!」がランクイン。
2016年
野球関連の用語「神(かみ)ってる」が年間大賞。
25年ぶりにリーグ優勝を果たした広島カープの鈴木誠也選手が受賞しました。
トップ10には「聖地巡礼」「トランプ現象」「ゲス不倫」「マイナス金利」「盛り土」「保育園落ちた日本死ね」「ポケモンGO」「(僕の)アモーレ」「PPAP」がランクイン。
2017年
「インスタ映え」が年間大賞。
また、「忖度(そんたく)」も年間大賞に選ばれました。
トップ10には「35億」「Jアラート」「睡眠負債」「ひふみん」「フェイクニュース」「プレミアムフライデー」「魔の2回生」「○○ファースト」がランクイン。
2018年
この年はオリンピックが開催され、カーリング女子で話題になった「そだねー」が年間大賞に。
トップ10には「eスポーツ」「(大迫)半端ないって」「おっさんずラブ」「ご飯論法」「災害級の暑さ」「スーパーボランティア」「奈良判定」「ボーっと生きてんじゃねーよ!」「#MeToo」が選ばれました。
2019年
年間大賞はラグビーワールドカップで度々耳にした「ONE TEAM」が受賞。
トップ10には「計画運休」「軽減税率」「スマイリングシンデレラ/しぶこ」「タピる」「#KuToo」「○○ペイ」「免許返納」「闇営業」「令和」がランクイン。
2020年
「3密」が年間大賞。受賞者は小池百合子東京都知事でした。
トップ10には「愛の不時着」「あつ森(あつまれどうぶつの森)」「アベノマスク」「アマビエ」「オンライン○○」「鬼滅の刃」「GoToキャンペーン」「ソロキャンプ」「フワちゃん」が選ばれました。
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