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今年こそ旅行を考えている人必見!燃料代の値上がりでツアーパックなどの値上がりしている?

今年は去年よりも新型コロナウイルス感染症の防疫が緩和され、ツアーの数も増えているようです。
実際に街を歩いてみると、かなり多くの人が出歩いていますし、キャリーバッグを引いて歩いている人も増えてきましたよね。

しかし、昨今の原油高騰に伴い、燃料代の上昇。結果的にツアー代金も上がってしまっているようです。

本日は燃料代の高騰について、考えていきたいと思います。

今年、なぜ燃料代は上がっているの?

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

アメリカ自動車協会によると、アメリカ国内におけるガソリンの平均価格が1ガロン、約4.5リットルあたり4.10ドル、約480円と過去最高を記録したそうです。3月の第1週の終わりには4.33ドル約510円まで上がり続けました。

日本においてもガソリン価格が非常に高騰しており、車を頻繁に利用される方は苦労されているのではないでしょうか?

アメリカのバイデン大統領は、ロシアによるウクライナ侵攻を受けて、ロシアからの石油と天然ガスの輸入を禁止しています。専門家によると当面の間、消費者向けのガソリン価格が安定することはないそうです。

アメリカ自動車協会のデータによると、わずか一週間でアメリカ国内のガソリン価格が1ガロンあたり平均55セント以上も急騰したことが分かっています。専門家はこうした価格の急騰が春先まで続くと見ていましたが、今現在もガソリン価格の高騰は続いています。

なぜガソリン価格が高騰しているのでしょうか?
その理由について考えていきたいと思います。

はじめに世界の主要産油国についてお伝えしていきたいと思います。
原油産出量の多いトップ10の国をご存知でしょうか? 中東は産油国としてのイメージがある方も多いのではないでしょうか?
しかし、実際には原油産出国の1位はアメリカ。2020年のデータになりますが、1,951万バレルを1日に産出しています。
2はサウジアラビアで1181万バレル、3位はロシアで1149万バレル、4位はカナダで550万バレル、5位は中国で489万バレル、6位イラク474万バレル、アラブ首長国連邦401万バレル、8ブラジル367万バレル、9位319万バレル、10位クウェート294万バレルとなっています。
アメリカは2017年以降世界の産油国の中で、トップをキープし続けています。32の州とメキシコ湾岸地域で石油が産出されており、その多くはテキサス州で採掘されています。

注目したいのは3位のロシア。サウジアラビアと同じぐらいの石油を産出していますよね。

ガソリンなど石油を原料とする燃料価格の高騰は、この3位のロシアが大きく関わっています。ロイター通信の報道によると、アメリカは2021年に毎月平均2000万バレル以上の原油・ガソリン製品をロシアから輸入しているそうです。ロシアのウクライナ侵攻に対して、アメリカと EU 加盟国が経済制裁したことで、原油の輸入をストップ。世界中がロシアからの原油を多く輸入していたことで、石油の需要が高まり、価格が高騰しています。

日本においては石油情報センターによるとレギュラーガソリンの全国平均価格は今年6月27日時点で1リットルあたり174.9円、軽油も154.7円となっています。日本においては原油元売り向けの補助金の上限を引き上げたことで、ある程度価格の上昇が抑えられていますが、上昇分を除くと1リットルあたり200円以上となっています。

原油価格の上昇の理由は、ロシアによるウクライナ侵攻に対する経済制裁だけではありません。

このほかにも、コロナ禍で鈍っていた需要が回復基調にあるため、原油需要が高まり、価格が高騰。さらに、石油輸出国機構(OPEC) とロシアで構成される OPEC プラスは、2022年末までの原油の減産延長で合意したため、増産される見込みはありません。さらに、日本は原油は輸入に頼っているため、円安傾向にある現在の状況では、原油価格が相対的にかなり高騰しています。

コロナ禍、輸出、船、人員不足も原因

そもそもガソリン代の高騰はコロナ禍が背景にあります。

2020年4月20日、ニューヨーク市場で国際的な原油取引の指標となる WTI 原油(West Texas Intermediate)の一部の取引価格が、マイナス37.63ドルと歴史上、はじめてマイナスを記録しました。
マイナス価格ということは、原油を売る側がお金を支払って原油を引き取ってもらわなければならない、という状態です。
これはコロナ禍で石油需要が減少したことで、貯蔵していた原油の消費が進まず、原油貯蔵タンクが満杯寸前になったことが原因のようです。

このほか、一般的に石油は産油国から消費国へタンカーで輸送しています。2019年の世界の原油海上輸送量は約20億トン。原油を精製した石油製品の海上輸送量は約10億トン程度だと言われており、計30億トンもの石油を輸送するため、世界中をタンカーが行き交っています。
しかし、コロナ禍で石油需要が世界的に大きく落ち込み、こうしたタンカーの稼働の需要もなくなると予想されていました。しかし、実際にはタンカー需要は減少せず、原油価格は減少しているのにタンカーの需要は急上昇することになりました。
アメリカの貯蔵タンクと同様、世界で需要がなかった石油は、他国のタンクも埋め尽くしていきます。それでもタンクが足りなくなり、登場したのがタンカーです。タンカーを貯蔵庫代わりに使っていたため、タンカーの需要が非常に高まったのです。

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燃料代上昇がツアーに及ぼす影響は?

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では、世界各国で高騰を続ける原油価格が旅行ツアーなどにどのような影響を及ぼすのか、見ていきましょう。

航空券を例にとって考えてみましょう。

航空券には様々な税金や諸経費が含まれています。有名なのは燃油サーチャージと呼ばれる特別付加運賃ですね。燃油サーチャージは一定の価格ではなくて、その都度金額が変わり、燃油サーチャージが高くなると航空券の価格にも影響してきます。

2022年5月、ANA(全日本空輸)と JAL(日本航空)が2022年6月以降の国際線航空券にかかるサーチャージの大幅な引き上げを発表しました。タイやマレーシアなら、以前の9,800円から1万9,600円に、ハワイは1万2,700円から2万3,600円になりました。価格はもうすでに倍になっているのです。6月1日から7月31日までに発券する航空券に適用されるため、今航空券を発券すると既に高い燃油サーチャージの料金を支払う必要があります。
これは航空券にかかる金額なので、たとえばハワイに夫婦2人で向かうなら、今まで往復5万円だったサーチャージが、6月から9万4,400円となり、倍くらいの価格になります。これは結構負担が大きくなりますよね。
もうすでにハワイなど地域は限定されますが、海外旅行に行っている方が多くいます。そんな状況ですが、燃油サーチャージが高くなっているので、二の足を踏んでしまうかもしれませんね。

燃油サーチャージで航空会社が倒産したことも

燃油サーチャージの歴史は意外と浅くて、2002(平成14)年のこと。湾岸戦争以降の原油価格が高騰したのが原因だったようです。その後、旅客機で2005(平成17)年から正式に導入されました。2009年〜2016年には一時期、廃止になりましたが、現在は復活。航空業界だけじゃなく、陸運、海運ともに燃油サーチャージが存在しています。

過去にはアメリカ・サウスウエスト航空やデルタ航空などが燃料費の高騰で事実上、倒産しています。

日本の国際線航空券における燃油サーチャージは2ヶ月単位で改定される仕組みです。勝手には変えられなくて、届出を行う必要があるそうで、基本的に発売月の2ヶ月前に航空会社が届出を行っています。
航空燃料のケロシンの1バレル(約160ℓ)あたりのシンガポール市況価格が日本円で6,000円を下回れば、燃油サーチャージは徴収されない仕組みのようです。

もちろん、私たち旅行者だけじゃなく、荷物にも燃油サーチャージは関わってきますので、ますます物価高は続きそうです。今後もますます価格が上昇しそうですね。

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パックツアー代も上がる?

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前述の通り、燃油サーチャージが高騰してた影響はパッケージツアーにも出ます。前述の通り、ハワイに夫婦2人で行くなら燃油サーチャージだけで2人で9万4,400円。10万円もかかってしまうのです。
ただでさえ、物価の高いハワイですから、燃油サーチャージの高騰は痛いですよね。

燃油サーチャージ自体は2月、ロシアによるウクライナ侵攻が始まってから大幅に値上がりしました。現在は若干価格は落ちてきているそうです。とはいえ、航空会社が届出をするのは2ヶ月後ということを考えると、秋以降の旅行であれば燃油サーチャージが少し安くなるかもしれませんね。

飛行機を利用した海外パック旅行を検討している方は、秋以降に予約(今予約すると燃油サーチャージは高いまま)することを検討してみてはいかがでしょうか?

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青春18きっぷや都民割などを使ってお得に旅することもおすすめ

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最後に手頃な価格で旅行を楽しむ方法をお伝えしたいと思います。

青春18きっぷ

JRを安く利用する旅行といえば「青春18きっぷ」ではないでしょうか? 青春と名前がつけられていますが、誰でも制限なく利用することができます。
青春18きっぷは普通列車に乗り放題の切符です。例年、春季・夏季・冬季に発売されていて、発売期間は以下の通りです。

春季
発売期間:2月20日~3月31日
利用期間:3月1日~4月10日

夏季
発売期間:7月1日~8月31日
利用期間:7月20日~9月10日

冬季
発売期間:12月1日~12月31日
利用期間:12月10日~2023年1月10日

青春18きっぷは、5日(人)まで利用できる切符です。1回(人)分は乗車日当日に限り有効です。
1枚の切符になっていて、その日はじめて利用するときに改札でスタンプを押してもらいます。このスタンプが5回(人)押されるまで有効です。つまり、青春18きっぷを購入すれば5日間、あるいは5人が1日中、普通列車に限定されますが、乗り放題となるのです。人という考え方は変則的ではあるのですが、1枚の切符を1人で使わなくても良いということ。たとえば夫婦2人で1枚の切符を使って2日間、JRに乗ることが可能です。
諸々条件があり、乗車した列車が0時を過ぎて最初に停車する駅までが1日としてカウントされます。ただし、東京。大阪の電車特定区間は、乗車日の終電車まで有効です。

価格は1万2,050円。この価格で普通列車に乗り放題なのは非常にお得ですよね。

このほかには、JRの普通列車の普通車自由席及びBRT(バス高速輸送システム)ならびにJR西日本宮島フェリーが、全線にわたって乗車または乗船できます。
一部例外があり、道南いさりび鉄道線、青い森鉄道線、IGRいわて銀河鉄道線、三陸鉄道線、北越急行線、しなの鉄道線、えちごトキめき鉄道線、あいの風とやま鉄道線、IRいしかわ鉄道線、伊勢鉄道線、京都丹後鉄道線、智頭急行線、土佐くろしお鉄道線及び肥薩おれんじ鉄道線などのほか、JR線と直通運転をしている路線ならびにJRバスは利用対象外で、別途、利用する区間に有効な運賃・料金が必要です。これによって行ける場所に多少の制限はありますが、ほぼ日本全国に行くことが可能です。ただし、上記の列車であっても一部区間はJRで代替できないため、乗車できるケースがあります。

普通列車だけでも乗り継げば、かなり遠くまで行けます。今年は鈍行でのんびり旅をするのも楽しいかもしれませんね。

都民割でお得に旅も

6月10日に受付開始直後に売り切れも続出した都民割にも注目を。
はとバスツアーが特に人気を集めているようです。

たとえば東京タワーや都内を進み、東京湾クルーズがセットになったプランは通常5,500円で販売されていますが、日帰りの都民割を利用すると2,500円引き位の3,000円で利用できます。これはかなりお得ですよね。

はとバス
https://www.hatobus.co.jp/

このほかにもはとバスではさまざまなプランを販売しています。ぜひ、はとバスのホームページをチェックしてみてくださいね。

全体的に物価が高騰しています。円安の影響もありますが、世界的なインフレの流れもあるので、これは仕方のないこと。少しでもお得に旅行を楽しむなら、はとバスや定額の切符を使ってみてはいかがでしょうか?

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