最近事故多発？電動キックボード事故に注意を！

電動キックボードに乗るためには免許が必要！

画像提供：imagenavi(イメージナビ）

警視庁のホームページには電動キックボードに乗るにあたり、必要なことが詳しく記載されています。

参考：警視庁　電動キックボードについて
https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/kotsu/jikoboshi/torikumi/kickboard.html

ここからは項目を抜粋して詳しくご紹介していきます。

電動キックボードは車両

電動キックボードは現在、道路交通法上の「車両」に該当し、電動式モーターの定格出力に応じた車両区分に分類されます。どういうことかというと、電動式モーターの定格出力が0.60キロワット以下の電動キックボードは道路交通法上、原動機付き自転車に該当します。それ以上（0.60キロワットを超える場合）は普通自動二輪車などに該当するようです。

そのため、運転免許が必要で道路を通行する際は車道を通行、ヘルメットの着用、そして車両区分に応じた通行方法に従う必要があります。無免許運転の場合は3年以下の懲役または50万円以下の罰金となります。

また、家電量販店などで販売されているのを見かけるようになりましたが、制動装置、前照灯、後写鏡などの構造や装置について、車両区分に応じた保安基準に適合しなければ公道を走行することはできません。シンプルな電動キックボードにミラーがついていないと走行してはいけない、というわけですね。

このほか、自賠責保険の契約も必須。自動車損害賠償法に基づき、自動車損害賠償責任保険または自動車損害賠償責任共済の契約が締結されている必要があります。
さらにナンバープレートも必須。こちらは原付の区分に該当するなら原付のナンバーを、自動二輪車に該当するなら自動二輪車のナンバープレート（出力に応じた）が必須となります。

2024年4月頃の改正

前述の通り、今年2022年4月20日、衆議院で道路交通法改正案が可決されました。これによってどのように変わるのか、あらためてくわしく見てみましょう。

ちなみに法改正は2024年4月ころに改正されると予想されています。

現在、電動キックボードは原動機付き自転車と同じ扱いです。なので、電動キックボードに乗るには前述の通り、運転免許、ヘルメット着用、自賠責保険加入、ナンバープレート装着等が必須となります。
法改正によって「運転免許不要」「ヘルメット着用は努力義務」に変更になります（あくまで法改正によってなので、現在これらを行うと違反になります）。
原動機付き自転車と同じ扱いから、特定小型原動機付き自転車という新カテゴリーになるので、ルールが変わるというわけですね。ただし、最高時速が20km/h以下に制限されるので、今よりも少し不便になるかもしれません（現在は時速30km/hまで）。
また、走行場所について、車道のみだったのに対し、法改正で車道のほかに自転車レーンや路側帯もOKになります。年齢制限については最短で免許が取得できる16歳（原付）から乗れます。改正後は免許不要になりますが、16歳以上からという条件が設けられるようになります。このほか自賠責保険の加入、ナンバープレートの着用については現在と変わらず改正後の必須となります。

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