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いまどきシニアの海外旅行傾向は?

シニア世代の海外旅行が増えている昨今。「国内はいつでも行けるし、せっかくなら海外旅行に行きたい」考えている人が非常に増えてきています。人生において海外旅行に行ったことがあるシニア世代の旅行回数の平均は5.2回。なんと中には10回以上いったという海外旅行ベテランも18%もいるんです。これから海外旅行を経験したい、体験したい、と考えるシニア世代にとって海外旅行とはどのようなイメージなのでしょうか?

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画像提供:imagenavi(イメージナビ)

旅行業界からも重要なマーケットとして注目されるシニア世代

時間を有意義に使えるシニア世代にとって大きな楽しみである旅行。 とりわけ若い頃は時間が無くなかなか行けなかった「海外旅行」 に対して、 シニア世代がどのような意識を持ち、どのような旅行を今後望んでいるかについて調査が行なわれました。
お金も時間も余裕がなかった若いときに、海外旅行に行きたくてもなかなか行けなかったという経験をお持ちの方もいるのではないでしょうか。
しかし企業勤めを終え定年退職をすると、 お金の有無は置いておいて時間は今まで以上にきっとあるはず。近年では低価格で行ける海外旅行も人気となっているので、 海外旅行について気になっている方も多いのではないでしょうか。

団塊の世代引退と共にシニア世代の人口は加速度的に増えており、今後は最も重要なマーケットとして注目されているシニア世代
総務省統計局によると2015年6月22日発表では、65歳以上の人口が3,323万人と、全人口の25%がシニア世代に分類されます。今これだけシニア世代が増えているんですね。

「いつかはお気に入りの場所でのんびりと」 でもそれはイマじゃない

シニア世代に向けたH.I.S.の旅の情報誌「旅通信」会員のうち、60歳以上のシニア世代の男女707名を対象に「海外旅行」に対する意識調査によると、シニア世代の海外旅行の傾向として 五つの特徴が明らかになりました。

1.海外旅行の成熟化
2.最も多い渡航先は東南アジア、憧れは北欧
3.旅行に一緒に行きたい相手は配偶者
4.いつかは「お気に入りの場所でのんびりと」、でも今じゃない
5.海外旅行に対する不安は日本との勝手の違いに起因

冒頭でもお伝えした通りシニア世代の海外旅行回数は平均5.2回。なかには10回以上も海外旅行経験のあるベテランも約18%いました。こうしたことから海外旅行を体験しているシニア世代にとって、 昔のように海外旅行というのは特別なものである、というのではなく一般的な体験になっているということが伺えます。

また最も多い渡航先は東南アジア。早ければ飛行機で3時間、 長くとも5時間6時間で到着する東南アジアは、 海外旅行先としては移動の負担が少なくとても魅力的だと言えます。または物価も安く、 少額のお金でも贅沢できる東南アジアはとても魅力的でしょう。

一方で今後行ってみたい憧れの渡航先としては北欧やカナダ、オセアニアという地域が上位になりました。日本や、 東南アジアでは見られない歴史的建造物など「特別に見たいもの」「見たい景色」「行きたい場所がある」というのが大きな理由として挙げられています。
渡航先として北欧と言うと物価も高く移動時間を長時間になってしまいます。なかなか行けないからこそいつか行きたいと思い続けるものなのかもしれませんね。

その他一緒に旅行したい相手として選ばれているのは男女ともに1位は配偶者。男性については73%、女性は50.3%が配偶者と回答しました。女性は男性と比べて「友人・知人」と旅行したいと回答している人も多かったのですが、 ミセスの女子旅については「女性同士だと気を使うことが多い」友人同士で行くことがストレスになるようで、「夫の方が気楽」という回答が多数見られる結果になりました。意外な傾向が浮かび上がりました。

また理想的な海外旅行として、今まで行ったことがあるお気に入りの場所で長時間のんびりと滞在したい、と考えているシニア世代は非常に多いようです。その一方で、 お気に入りの場所は今行くのではなくまたいつか行きたいと考えている人が非常に多いよう。
それよりもまず新しい場所で新しい体験をしたいと考えてる人が多いという傾向がわかりました。
また海外旅行で不安を感じるケースとして、日本の基準とのギャップという回答が多数。特に治安に関する犯罪トラブルや訪問先の衛生状態に関する問題について懸念を抱く人が約50%を占めるという結果になりました。

旅するシニアの4つの傾向

そして、このアンケート結果からシニア世代の旅行の傾向が見えてきました。

1.マイペースに旅を追求する個人旅行好き層
2.海外だからこそ!を求める「旅行はハレ」派
3.王道体験重視のビギナー層
4.旅は「日常を忘れてのんびり」主義

マイペースに旅を追求する個人旅行好き層は、海外旅行のベテランに多いようです。
海外旅行をするなら現地のライフスタイルにどっぷりと浸かり、これまでに行ったことのない見たこともないものを見たい、という傾向がありました。

「旅行はハレ」派は、海外旅行で経験したことを話したいタイプ。
新しい場所やコトを体験することを求めている人です。その体験を友人や家族に話すことをもっとも幸せだと感じているタイプ。このタイプは比較的資金に余裕のある人が多いようです。

ビギナー層は、まだまだ海外旅行が特別な体験と捉えているタイプ。
海外旅行時には有名な観光地巡るなど海外旅行ならではの体験を求めます。

日常をわすれてのんびり主義は、リゾートを楽しむタイプ。
日本では体験できないようなシーン日常を求めるタイプです。自分へのご褒美を癒すということを目的としているので、 旅行自体のこだわりはそれほど強くないと言えるでしょう。

いかがでしたでしょうか? シニア世代でも海外旅行をするが色々なタイプがいます。
こう楽しまなければならない、ということはなく自分らしく楽しむことが重要です。
奥さんや旦那さんを誘って海外旅行に行ってみてはいかがでしょうか。

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