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【米・パン・酒好き要注意】脳が糖質中毒に?甘い飲料にご用心!

夏と比べて、甘いペットボトル飲料を飲む機会は減ってきましたね。

しかし、もし、相変わらず飲み続けているとしたら、それは「ペットボトル症候群」で、脳が糖質中毒になっているのかもしれません。
これは認知症をも引き起こす危険性があるのだとか。

ビールと枝豆

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

今回は、糖質のとりすぎ、特に甘い飲料のとりすぎについてのお話です。

甘い飲料が糖質中毒を招く

みなさんはお昼の食事のあとに眠気やだるさに襲われてなんにもやる気が起きないという経験はありませんか?
これは昼食を摂ったことにより、体が糖質を一気に吸収し、血糖値が一気にあがり体内でインスリンが放出されることで、急激に血糖値が低下することで引き起こされます。

この眠気を覚ますために、甘いコーヒー清涼飲料水(ジュース)を飲んでしまうと、大変なことになってしまうかもしれません。
飲みやすいからと、ついつい甘い飲み物で水分補給をしてしまいがちになります。
しかし、常に甘い飲み物で水分補給をすると、「ペットボトル症候群」(ペットボトルに入っているジュースが手放せない)になるかもしれません。

ペットボトルで多く販売されているジュース(砂糖水)は、消化するのに全く時間がかからず、あっという間に吸収されて血糖値を上昇させてしまいます。

血糖値が上昇すると、脳ではドーパミンが分泌され、とても幸せな気持ちになるのです。
しかし、再度血糖値が低下してしまうと、イライラしてしまいます。
イライラし始めると、再び脳が糖質を求めて甘いものを口にしたくなるという循環にはまっていきます。

この状態のことを「糖質中毒」と呼ぶそうです。
まるでタバコ薬物中毒症状みたいですよね。

しかし、タバコや薬物とは異なり、糖質は脳細胞にとってなくてはならない存在
血糖値が下がりすぎると、脳細胞の働きは悪くなり思考力や集中力、認知力が低下してしますの、適度な血糖値を維持する必要があります。

また、糖質の摂りすぎは当然、健康に悪く、摂りすぎた糖質は体内でタンパク質と結びつき老化物質を生み出す原因になります。
さらに糖質の摂りすぎは脳にも悪影響を与えてしまうのです。

糖質を摂りすぎることで、高血糖状態が続くとインスリンが異常分泌してしまい、結果的に細胞に糖を取り込むことができなくなってしまいます。
細胞に糖を吸収できなくなると、脳細胞が栄養を摂取できず認知機能に異常を引き起こし、認知症へと繋がってしますのです。

血糖値を上げにくい食べ方とは

野菜サラダ

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

糖質の摂りすぎによる危険性は説明してきましたが、どうすれば血糖値の上昇を防ぐことができるのでしょうか。
どうやら食べ方に秘訣があるようです。

忙しいサラリーマン時代同様、うどんやそばを一気にすすってしまうような食事をしていませんか?
こうした食品の中心となる栄養素は炭水化物。
炭水化物が多い食事は血糖値の急上昇の原因となります。

炭水化物を摂る前に、サラダおひたしのようなサイドメニューを先に食べることで、血糖値の急上昇を抑えることが可能。

胃に食物が入ってから満腹中枢が刺激されるまでに、10分ほど時間がかかります。
10分ほど炭水化物以外のもので時間を稼いでから食べることで、大食いを防ぐことができるのです。
タンパク質も一緒に摂取することで、炭水化物の量を減らすことができるでしょう。

また、一日三食よりもこまめに食べるのもおすすめ。
なんとなく何度も食事をしたほうが太るのではないか? と思われがちですが、少量をこまめに食べる方が、満腹と空腹を繰り返すよりも血糖値が安定するそうです。

遅い時間に夕食を取る場合は、なるべく糖質を避けて豆腐や鶏肉のように消化しやすいタンパク質と、野菜や海藻類を食べましょう。
ただし、野菜でも糖質の多いものがあるので、ご注意を。

参考 糖質の多い野菜

  • じゃがいも
  • ながいも
  • さつまいも
  • かぼちゃ
  • ごぼう
  • れんこん
  • 玉ねぎ
  • とうもろこし
  • トマト
  • 赤ピーマン

黒ビールよりも赤ワイン、お酒の糖質にもご用心を

赤ワイン

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

一日を締めくくる一杯を日々の楽しみにしている人は多いのではないでしょうか?
疲れた体を癒やして、気分をよくしてくれるアルコールですが、血糖値にはどう影響するのでしょうか?

例えばビールの場合は、飲んでから30分ほどで血糖値が上昇します。
ビールの糖質量は、350mlあたり黒ビールなら11.9g、発泡酒なら12.6g、色が濃く香味の強いスタウト系のビールなら16.1gも含まれています。

ゴクゴクと飲んでしまいがちのビールは糖質が多いので注意が必要です。

他のお酒はどうかというと、日本酒が100mlあたり3.6g、赤ワインが100mlあたり1.5g、焼酎やジン、ウイスキーなどは0gなので、いかにビールに含まれている糖質が多いのかがわかりますよね。

お酒を飲むときのポイントは、ゆっくりと時間をかけて食事を楽しむヨーロッパスタイルがおすすめ。
この食べ方だと、肉や魚、パスタなどをたっぷり食べるイタリア料理でも、血糖値が上がりにくいということがわかっています。

摂りすぎてしまうと認知症の危険すら伴ってしまう糖質ですが、食べ方や飲み方を工夫することで上昇を予防することができます。
本来、糖質は脳には必要なものなので、正しく付き合って楽しい食生活を満喫してください。

★ご意見募集中!★

さて、Slownetの会員のみなさまは、朝食でパン類を召し上がりますか?それともお米類を召し上がりますか?
ぜひ、みなさまのご意見お聞かせください。

あなたはパン派?お米派?
締め切り:12月26日(水)まで

投稿は終了いたしました。沢山のご意見ありがとうございました。

みなさまからお寄せ頂いたご意見は後日「Slownetサポートセンター」ブログやメールマガジンにてご紹介させていただきます。



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