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話題沸騰中の「酢納豆」 驚きの健康効果を詳しく解説!

2017年6月28日に放送されたNHK総合「ためしてガッテン」で紹介された酢納豆。

通常タレや醤油を入れて混ぜる納豆に、酢を入れるというのです。

少々奇抜なレシピは懐疑的に見られてきましたが、放送終了後からじわじわと健康効果、美味しさに気がついた人が増え、今話題の食べ方に。
そんな酢納豆について詳しく見ていきます。

世界最古の調味料「酢」 ダイエット効果もある? お酢の健康効果

お酢の健康効果

画像提供:imagenavi(イメージナビ

料理に欠かせない調味料はさまざまありますが、お酢も欠かせない、という人は多いのではないでしょうか?
特に中華料理を食べるときなんかはお酢を必ずかける、という人も多いですよね。

お酢は英語で「ビネガー(Vinegar)」。
もともとはフランスの言葉で「酸っぱいワイン」という意味の言葉です。
そもそもお酢は「お酒」と西洋では考えられており、今現在でも「酒が酸っぱくなったもの」を酢と定義しています。

お酢は発酵調味料。
製造過程は、酢酸菌(発酵菌)が酒内のアルコールを分解し、酢酸を作り出します。
この酢酸液が「酢」なのです。

日本は古来から「米酢」が多く使われており、これは米に麹菌を付着させ、麹を作り、麹と蒸米と水を混ぜ、酵母の発酵で日本酒をまずは作ります。
この日本酒をカメの中に入れ、酢酸菌による発酵を3ヶ月ほど行い、さらに半年~1年以上熟成させて作っていました。

米酢はとても手間がかかる製造工程が必要ですが、その分原料の味が酢の中に閉じ込められ、西洋の「ビネガー」とは異なる豊かな風味が特徴。
当時から「米酢」は貴重で高級な調味料として、日本人に広く愛されてきました。

近年では製造工程も簡略化され、穀物をブレンドしたアルコール液を撹拌することで短期間で仕上げてしまう「速醸法(そくじょうほう)」を用いることで、低コストかつ大量生産が可能に。
食卓に並ぶ酢の多くは「穀物酢」となりました。

酢にこだわっている方のなかには伝統的な「米酢」しか使わない!
という人もいるほど米酢と穀物酢は味に大きな違いがあります。

さて、この酢。

主成分は酢酸、クエン酸、アミノ酸、グルコン酸、リンゴ酸、酒石(しゅせき)酸といった有機酸。
水垢などを落とす際はこれらの成分が活躍してくれるので、掃除にも欠かせない調味料とも言えます。

酢の効果1:身体が柔らかくなる?

昭和生まれのみなさんなら1度は聞いたことがある「酢を摂取すると身体が柔らかくなる」という噂。
その発端は、あるサーカス団の買い物係が舞台後の団員たちの疲労回復のため、酢を大量購入していたことからなのだとか。
それを見た人が「サーカスの人の身体が柔らかいのは酢のおかげなんだ!」と噂が広まっていったよう。

酢には疲労回復効果はありますが、実際に身体が柔らかくなる、ということはないようです。

酢の効果2:便秘改善

腸内の蠕動(ぜんどう)運動を活発にし、腸内の善玉菌を増やす効果があることがわかっています。

酢の効果3:ダイエット効果

酢には内臓脂肪や血中脂質を減らす作用があります。

酢に含まれるクエン酸、アミノ酸が脂肪燃焼を促進するので、可能な限り毎日摂取することで、特に「内臓脂肪」と「血中脂肪」が減少しやすくなります。

酢にはこのほか、血圧低下や食欲増進、疲労回復などさまざまな効果が。
身体にとても良い「酢」。
ここからはオススメの食べ方である「酢納豆」について詳しく見ていきましょう。

酢納豆で内臓脂肪を減らす!ダイエット効果もある「酢」+「納豆」の食べ合わせ

酢にはさまざまな効果があることをご紹介してきました。

酢と同様に発酵した食品のなかで、日本人の食卓で愛されているのは「納豆」ですよね。
この納豆と酢を組み合わせることで、酢の健康効果も、納豆の健康効果も両方高めることができるのです。

酢納豆の効果:老眼改善や白内障・緑内障予防など「目」に効果的

納豆「だけ」食べる時の美味しいアレンジレシピ

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

2018年8月13日に放送されたTBS系「名医のTHE太鼓判!」では、視力回復効果のある食品として納豆が取り上げられました。

特に老眼や目の疲れの改善に効果があるそう。
これはナットウキナーゼという納豆に含まれる酵素タンパク質の効果によるところなのだとか。
ナットウキナーゼをより効率的に摂取する方法として紹介されたのが「酢」なのです。

番組中では、目に血栓ができた男性患者が納豆を食べ始めたところ、わずか2ヶ月で血流が改善し、視力が大幅に回復した、と紹介されました。
ナットウキナーゼには血栓を溶かしてくれる働きもあるんですね。

目の血流が改善すると老眼の改善も期待できるそう。
それだけでなく、白内障や緑内障の予防・改善も期待できるのだとか。

そんな納豆と組み合わせるとより効果を発揮してくれるのが「酢」。

酢に含まれる酢酸は血圧上昇を抑える働きがあるので、目の病気予防に特に良いそう。

酢納豆の食べ方 レシピをご紹介

そんな酢納豆の食べ方はとても簡単。

納豆1パックに対し、酢を小さじ1/2~小さじ1ほどを入れて、混ぜるだけ。
もちろん、酢が好きな方は大さじ1でもOK。
ためしてガッテンでは小さじ1/2~小さじ1を推奨、名医のTHE太鼓判では大さじ1を推奨していました。

酢を入れれば入れるほど、納豆の糸が泡立ち、ふわふわのメレンゲ状に。
真っ白になる納豆にも注目です。

もちろん酢だけでなく、付属のタレや醤油、からしを入れてもOK。

たったこれだけでOKなのです。

ただし注意点が。
納豆を食べる際はアツアツのご飯に載せるのはNG。
ナットウキナーゼは熱に弱いため、アツアツのご飯に載せると成分が壊れる恐れがあります。
可能なら別添のおかずとして食べましょう。

健康にいい酢だけど、酸っぱいのが苦手という方はサプリで摂取

さまざまな健康効果がある「酢」ですが、どうしても酸味が苦手、という方も多い調味料。

そんな方は成分だけがギュッと濃縮され、酸っぱさを感じないサプリメントからの摂取がオススメ。
サプリメントなら、お酢の酸っぱさを感じることなく、手軽に、毎日お酢を摂取することが可能です。

こうしたお酢のサプリメントは多数販売されているので、お店やインターネットなどで、自分に合ったものを探すのが良いでしょう。

酢にはさまざまな健康効果があります。
摂取する方法を少し工夫するだけで、食材・食品の栄養をより高めることも可能です。
酢納豆のように手軽に摂取できる酢調理もあるので、ぜひ毎日の生活の中に酢を取り入れてみてくださいね。





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