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「前立腺肥大症」は加齢に伴ってリスク上昇!「前立腺がん」とどう違うの?前立腺の健康を守るためには?

芸能人の梅宮辰夫さんをはじめ、多くの男性有名人が「前立腺癌」であることを明らかにしました。前立腺がんはもともと欧米に多く、日本は欧米の10分の1から20分の1の罹患率とされていました。しかし、近年では日本でも前立腺がんの罹患数が増加しています。本日は前立腺癌の原因にもなる「前立腺肥大症」をご紹介します。

前立腺肥大症の原因とは?アルコールは関係する?検査・治療はどう行う?ガイドライン

前立腺肥大症の原因とは?アルコールは関係する?検査・治療はどう行う?ガイドライン

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

夜中にやたらとトイレに行きたくなる…残尿感が消えない…なかなか尿が出ない…なんだか少し痛みがあるような気がする…。

中高年になると男性にはこうした症状が現れる人もいます。

これらの症状は前立腺肥大症の自覚症状かも知れません。

前立腺は頴娃駅成分の一部を作る生殖器で、膀胱から出てくる尿道を取り巻くような形状です。
前立腺が肥大すると、尿道を圧迫して排尿障害をもたらします。
これが前立腺肥大症です。

前立腺肥大症の原因は今のところ明らかになっていません。
まだ解明されていないのです。
しかし、最近の研究ではアンドロゲンという男性ホルモンが関与していることがわかってきています。

厚生労働統計協会が2,002年に実施した調査によると、患者数は39万8,000人。
1987年に行った同じ調査では13万8,000人だったので、15年間でなんと3倍近くまで増えているのです。
増えた理由は高齢化が進んでいることが挙げられます。
また、啓蒙活動によって前立腺肥大症が病気である、と認知が進んだことも要因です。
以前であれば症状があったとしても「年のせい」とされてきましたが、最近では認知が進んだことでしっかりと通院することが増えました。
その結果、患者数が増えているとも考えられています。
また、近年は膀胱の排尿機能や神経の働きなどの仕組みの研究が進んだことで対応の方法がわかってきたことも受診者が増えた要因だと考えら低マス。

一方で、前立腺肥大症の患者はまだまだ顕在化していない、という見方もされています。
前立腺肥大症は50歳以上の男性の5人に1人、なんと20%とも言われており、日本の50歳以上の人口は2,400万人以上なのでここから計算すると480万人以上が患者だといえるでしょう。
厚生労働統計協会が行った調査の39万8,000人という患者数を考えると、ずいぶん乖離が見られます。
9割以上の人は受診していない、まだ病気が顕在化していない、とも考えられますよね。

前立腺肥大症はアルコールも関係する?

アルコールは排尿筋収縮力を低下させ、前立腺部尿道の弛緩不全をもたらすことで、尿閉を生じると報告されています。

しかし喫煙やアルコール、性生活との関係性は現在のところ有意なデータがありません。

ほかの病気のリスクなどもあるので、アルコールを控えられるのであれば控えていった方が良いでしょう。



前立腺肥大症の検査・治療とは

前立腺肥大表はまず問診を行います。
過去1ヶ月間で過去の項目がいくつあったのかが尋ねられます。

  • 尿をした後に、まだ尿が残っている感じ(残尿感)があったか?
  • 排尿後2時間以内に、もう一度しなくてはならないことがあったか?
  • 尿をしている間に尿が何度もとぎれることがあったか?
  • 尿を我慢するのが難しいことがあったか?
  • 尿のでる勢いが弱いことがあったか?
  • 尿をし始めるために、お腹に力を入れることがあったか?
  • 就寝後、朝起きるまでに、何回尿をするために起きたか?

この問診をスコア化し、前立腺肥大症についてさらに詳しい検査を行っていきます。

その後の検査は「直腸診」「尿検査」「超音波検査」「血液検査」「尿流量測定」を行い、診断を確定させていくのです。

前立腺肥大症の治療は症状が軽ければ薬物療法が基本。
薬の効果は症状が軽いほど感じられやすいのですが、悪化した状態ではあまり効果を感じられないので、外科手術が必要な場合がほとんどです。

薬物療法としては「α1受容体遮断薬」「抗男性ホルモン薬」「漢方薬」を用いていきます。
α1受容体は前立腺や尿道の筋肉にあり、蓄尿をコントロールする器官。
自律神経の命令で緊張している前立腺や尿道の筋肉をリラックスさせる働きがあるので、排尿障害などの症状が改善されます。
しかし、根本的な前立腺肥大症が解消したわけではないので、前立腺肥大を引き起こす男性ホルモン(テストステロン)の作用を抑える抗男性ホルモン薬も併用します。

手術療法は「内視鏡手術」「開腹手術」「レーザー治療」が一般的。
症状がい重い場合は内視鏡手術がおいこなわれ、前立腺がかなり肥大している場合は開腹手術が行われます。
前立腺肥大がそこまで申告でない場合は、尿道に内視鏡を挿入し、組織を凝固・壊死させる「レーザー治療」が用いられるようです。

前立腺の違和感は前立腺肥大症かも?痛みはあるの?

前立腺の違和感は前立腺肥大症かも?痛みはあるの?

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

前立腺肥大症の症状は夜間の排尿回数が増加(2,3回)したり、排尿時に勢いがなくなったり、いきまなければ排尿できなくなったりすることが挙げられます。
このほか尿を膀胱内から完全に出し切れなくなると、残尿感が表れたりもします。
悪化すると、前立腺が尿道を圧迫して尿が出ない、排尿できないなんてことも(尿閉)。

前立腺肥大症の下腹部尿路閉塞症状には「機能的閉塞」と「機械的閉塞」の2種類があります。
「機能的閉塞」は、前立腺内部の平滑筋の収縮が要因の尿道閉塞で、交感神経のアルバ1受容体を介して前立腺平滑筋が収縮し、尿道が閉塞すると現在は考えられています。
「機械的閉塞」は肥大した前立腺組織による閉塞のことです。

実際にこれらの症状はありますか?
症状は段階を踏んで悪化していきます。

前立腺肥大症の症状の段階とは

前立腺肥大症は1期~3期に分けられます。

「1期」は刺激期とも呼ばれ、夜間頻尿や排尿時不快感といった刺激的な症状が中心。
残尿感はほとんどなく、排尿困難と言ってもとても軽度なものです。

「2期」は残尿発生期。排尿困難症状が進行して、残尿が発生し始めます。
尿意切迫感だったり、トイレに間に合わず失禁してしまうこともあるでしょう。
このほか、飲酒や風邪薬を内服することで、一時的に尿閉になることもあるそうです。



「3期」は尿閉期。残尿が多くなり、膀胱が尿でいっぱいになってしまいます。
そのため、絶えず失禁する溢流性尿失禁が見られます。
「高齢になったから失禁は仕方ない」と諦めてしまうと危険です。
この状態を放置すると肉柱形成や膀胱憩室がみられるようになって、放置すると尿が腎臓にまで溜まり、腎機能障害を引き起こすこともあります。

いずれにしても早い段階で、医師の診断を受けることがとても大切といえそうですね。

前立腺肥大症に痛みはある?

排尿障害だけだと、なかなか重い腰が上がらない方も多いでしょう。
痛みなどはあるのでしょうか?

通常生活している分には大きな痛みを感じる人は少ないそうです。

直腸内指診を行う際、前立腺の形や堅さを調べます。
その際に痛みの有無も調べるのです。
前立腺に炎症があると強い痛みがあるそう。
前立腺肥大症が疑われる場合は、早めに病院に行きましょう。

日常から前立腺の健康を守るためには?運動は効果的?

日常から前立腺の健康を守るためには?運動は効果的?

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

前立腺がんは前立腺の細胞が正常な細胞増殖機能を失って、無秩序に自己増殖を繰り返すことで発生します。
前立腺肥大症と前立腺がんは全く異なる病気ですが、尿の出が悪い、頻尿など症状はほぼ同じ。
だからこそ、早めに通院を行いましょう。

前立腺がんだけでなく、すべてのがんに有効なのは免疫力を高めたり、全身の血流を良くすること。
そのために、食べ過ぎ、過度な飲酒は禁物です。
また、脂肪の過剰摂取も控えましょう。

緑黄色野菜を日頃の食事で多く摂取するなど、バランスの良い食生活が基本です。

このほか適度な運動をしたり、ストレスを溜めない生活を心がけるとよいでしょう。

前立腺肥大症は多くの人が患う病気。
少しでも怪しい症状がある場合はすぐに病院へ。
可能なら定期的に全身の検査を受けましょう。

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