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健康寿命のヒント「お茶(とくほ)」にある?改めて知るお茶の効果とは

お水を飲むのは味気ない。
けれどジュースは糖分などが気になる、だからお茶を飲む、という方、日本人なら多いのではないでしょうか?

そんなお茶ですが、身体に合ったお茶を飲むことで、健康にとても良い効果を与えるようです。

本日はお茶と健康の関連性についてご紹介します。

お茶が持つ効果とは。体に良いお茶とは?

お茶が持つ効果とは。体に良いお茶とは?

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

日本の緑茶が持つ健康効果は世界中から注目を集めています。
緑茶や抹茶に含まれる成分は、2型糖尿病や心疾患、脳卒中、がん予防・改善といった効果があります。
これらの効果は世界のさまざまな研究機関が研究を重ねた結果、わかったこと。
緑茶を飲むだけで健康につながるのは一体なぜなのでしょうか?

緑茶に含まれるカテキンに注目

緑茶や抹茶は古来から嗜好品として親しまれてきました。
日本だけでなく、海外でも親しまれているようです。

日本においては古くは医薬品のように扱われていた時代もあり、抗肥満効果、美容効果、リラックス効果といったさまざまな作用があるといわれていますよね。

そんな緑茶や抹茶には2型糖尿病や心疾患、脳卒中、ガンの予防・改善といった効果があることがわかっています。

緑茶に含まれ、渋みのもととなるカテキン類にこうした効果があるようです。
緑茶場にはカテキン類を含む、茶ポリフェノールが乾燥重量で10パーセントから20パーセントふくまれているそう。
そのうち半数を占めるのが「エピガロカテキンガレート(EGCG)」だそう。
エピガロカテキンガレートはウーロン茶や緑茶にはほとんど含まれておらず、緑茶ならではの成分だといえるでしょう。

緑茶に含まれるカテキンには抗酸化作用があることをご存じの方は多いはず。
なかでもエピガロカテキンガレートの抗酸化力はとても協力で、カテキンを一定量摂取し続けると肝臓での脂質代謝が高まり、エネルギーの消費量が上昇、結果として体脂肪が減少するという研究報告もあるほどなのだとか。

緑茶を日常的に摂取することで、さまざまな健康効果がありそうですね。

心疾患・脳卒中のリスク低下

では、心疾患や脳卒中のリスクを低下させてくれる、というのはどのような根拠があるのでしょうか?

国立がん研究センターなどが実施している多目的コホート研究「JPHC研究」が明らかにしました。
「JPHC研究」とは生活習慣とガン・脳卒中・心筋梗塞などとの関係性を明らかにする目的で実施されている多目的コホート研究。
この研究では40歳から69歳の男女約9万人を対象に、1990年または1993年から2011年まで追跡調査を行いました。

その結果、緑茶を1日1杯未満摂取するグループと、1日に3杯から4杯摂取するグループ、1日5杯以上摂取するグループで比較したところ、心疾患の死亡リスクは男女ともに26パーセント低下したそう。
また、脳血管疾患の死亡リスクでは、男性が29パーセント、女性が14パーセント低下したそうです。

一体なぜ死亡リスクが低下したのかについて、研究チームは次のように説明しています。

  1. 緑茶に含まれるカテキンに血圧や体脂肪、脂質を調節し、血糖値を改善する効果がある。
  2. 緑茶に含まれるカフェインが血管内皮の修復を促し、血管を健康に保つ

いずれも可能性があると説明しています。

緑茶をどのくらい飲んでいるのかでグループ分けを行っただけで、これほど大きな差が出るというのは驚きですよね。
これからは積極的に緑茶を飲んでいきたい、と思うのではないでしょうか?

糖尿病リスク低下

では、糖尿病のリスクについてはどのような研究が行われたのでしょうか?

文部科学省科学研究費による大規模コホート研究「JACC研究」で明らかになったのは、1日に緑茶を6杯以上の無比とは2型糖尿病の発病率が大幅に低下するということ。

研究は糖尿病、心疾患、ガンの既往歴がない40歳から65歳の1万7,413人を対象に実施。
緑茶などの摂取状況と糖尿病の診断有無に関して質問票の形式で調査を行いました。

その結果、1日6杯以上の無比とでは、ほとんど飲まない人と比較し、糖尿病発病率が33パーセントも少なかったことが明らかになりました。

緑茶に含まれるカフェインが基礎代謝を促進し、脂肪燃焼、グリコーゲンの異化、末梢組織からの遊離脂肪酸の放出を促しており、エピガロカテキンガレートの抗酸化作用でインスリン抵抗性の改善を期待できるといいます。



このほか、緑茶は腸内の善玉菌を増やし、肥満リスクを下げるという研究も。
これはオハイオ州立大学が発表したものです。

これまで緑茶が腸内炎症を防ぐことはわかっていましたが、肥満防止にどのように結びついているのかが謎でした。
今回の研究ではマウスを用いたものでしたが、緑茶を与えたマウスはインスリン抵抗性を抑えられ、腸内の炎症が少なく、悪玉菌も減少していたそう。

人間にも当てはまると考えられているそうなので、これからは緑茶を積極的に飲んでいきたいところです。

コンビニやスーパーでさまざまな種類が販売されている「トクホ」のペットボトル茶はどれぐらい効果があるの?成分は?

コンビニやスーパーでさまざまな種類が販売されている「トクホ」のペットボトル茶はどれぐらい効果があるの?成分は?

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

そんな緑茶ですが、最近はスーパーやコンビニなどで「トクホ」マークのついた、少しお高いものを見かけませんか?
特定保健用食品の略でトクホなわけですから、すさまじい健康効果がありそうです。
具体的にトクホのお茶は普通のお茶とどのような点が異なるのでしょうか?

よく見かけるサントリーの「伊右衛門 特茶」を詳しく見ていきましょう。

特茶はトクホ飲料で初めて脂肪の分解に着目。
脂肪分解酵素を活性化させるケルセチン配糖体を配合することで、体脂肪分解・減少を助けてくれるお茶です。
ケルセチン配糖体は「エンジュ」の花のつぼみから採取される植物由来の成分で、ポリフェノールの一種だそう。

味わいも良く、食事にも合うのでトクホのお茶デビューにはこちらがオススメだといえます。
入手性も高いので、常備飲料としてストックしておくのもよいでしょう。

これらトクホのお茶は飲む時間も重要。
基本的にはパッケージに書かれているので、その通りに飲んでみると効果が実感できるはずです。

トクホのお茶と普通のお茶の違いは?

気になるトクホのお茶と普通のお茶の違いですが、含まれている成分が異なります。
トクホのお茶は身体に良いと実証された成分が含まれています。

たとえば難消化性デキストリンや茶カテキンなど、商品によって成分は異なりますが、効果がある成分が含まれている、という点が通常のお茶と異なるポイント。

健康効果に注目し、お茶を飲もうと考えている方は、トクホのお茶を選んだ方が良いでしょう。

自分に合うおすすめのお茶を選ぶ方法は?

自分に合うおすすめのお茶を選ぶ方法は?

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

とはいえ、健康のためだけにお茶を飲んでも長続きしません。
自分が得たい効果が得られるお茶を選ぶのが一番です。
自分の会うお茶はどのように選べば良いのでしょうか?
メンタル面で見ていきましょう。



日本茶は「だるい」「やる気が長続きしない」という人にオススメ。
癒やし効果があると言われ、疲労感・眠気の除去、持久力の増加、リラックス作用があるそうです。
癒やされたい! という精神のコンディションの時は日本茶を選びましょう。

紅茶はアルファ波の発生を促し、リラックス・リフレッシュ効果があります。
さまざまな香り付けされたものも多いので、気分の合わせて選ぶと楽しい気分になれますよね。

とはいえ、カフェインが入っていると夜眠れなくなるかも知れません。
ノンカフェインタイプのお茶も販売されているので、カフェインを敬遠したい方はノンカフェインタイプのお茶がオススメです。

ノンカフェインで体に優しい100%有機栽培のルイボスティー【ロイヤルT ルイボスティー】



ぜひ生活のなかに緑茶を取り入れて、健康で健やかな毎日を送りましょう!

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