季節の変わり目は体調を崩しやすい!風邪、皮膚病などは特に要注意!健康に乗り切るポイントとは?
暑かった夏も陰を潜め、少しずつ秋が深まりつつあります。
夏は「早く秋が来ないかな?」と思うくらい暑かったですが、秋になったらなったで夏が恋しくなるものです。
そんな季節の変わり目は、体調が良くないと感じる方も多いのではないでしょうか?
急激な温度変化だったり、なんとなく眠れなかったりすると体調を崩してしまいますよね。
本日は季節の変わり目に気を付けるべきことについてご紹介します。
夏から秋、秋から冬など季節の代わり目は具体的にいつなの?
季節の変わり目にご注意を、なんていいますが、季節の変わり目とは具体的にいつを指すのでしょうか?
これは住んでいる地域によって、個人の主観によって大きく異なる部分ですので、気象庁の区分を参考にしましょう。
気象庁の区分では3月から5月が春、6月から8月が夏、9月から11月が秋、12月から2月が冬とされています。
このことから季節の変わり目は2月、3月、5月、6月、8月、9月、11月、12月といえるでしょう。
こうしてみてみると1年のうち、8ヶ月は季節があいまいな時期なのですね。
こうした季節の変わり目は朝晩の寒暖差が大きくなったりするもの。
寒暖差が大きくなると身体へ大きなストレスがかかります。
また、まだ現役世代の方は年度の変わり目となる3月から4月は環境変化の多い時期なので、この時期は心に大きなストレスが溜まることも。
こうした時期に体調不良を感じる方も多いのではないでしょうか?
朝・昼・晩の寒暖差が激しかったり、昨日と今日で気温差が大きかったりすると自律神経が乱れます。
「自律神経失調症」という病名は聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
自律神経には「交感神経」と「副交感神経」があります。
交感神経は興奮モードで副交感神経はリラックスモード。
交感神経と副交感神経は常にバランスを取り合ってシーソーのように入れ替わっているのです。
では季節が自律神経にどのような影響を及ぼすのでしょうか?
冬は寒くて身体が緊張するため、交感神経が刺激されより活発に働きます。
対して暖かい日が増える春は、副交感神経が活発になり、身体は自然とリラックスモードに。
春眠暁を覚えずということわざがありますが、副交感神経が優位な春はどうしても眠たくなってしまうのですね。
こうしたシーソーのバランスが乱れてしまうと「自律神経の乱れ」につながります。
自律神経は、体温調節、発汗の調節、呼吸、循環、代謝などを司っているので、自律神経が乱れてしまうと体調を崩しやすいのです。
足が痒いなど季節の代わり目、気を付けないといけない体調の変化とは?風邪症状、下痢、湿疹、咳など
自律神経が乱れることで発生する体調不良は多く、人によって症状はさまざまです。
ひとつの症状だけでなく、複数の症状が出たり、天候によって体調が良くなったり、はたまた悪くなったりと厄介なもの。
また、同じ症状が継続するわけでもない、という特徴があります。
ここでは代表的な症状についてご紹介いたします。
頭痛
代表的な症状のひとつが頭痛です。
頭痛といっても頭全体が痛いのか、後頭部が痛いのか、偏頭痛なのか、頭が重いのか、刺されるような痛みなのか、潰されるような痛みなのかなどさまざまな種類があるよう。
肌荒れ
肌が乾燥することでかゆみをともなったり、吹き出物ができてしまったり、敏感肌になったりとさまざまな症状が起こります。
自律神経が乱れると汗が出なくなったり、反対に汗が出すぎてしまったりします。
発汗の乱れが肌荒れにつながっているかも知れません。
めまい・耳鳴り
メニエール病を発病する人もいるほど、自律神経の乱れでは代表的なのが「めまい」「耳鳴り」です。
重症化すると音が聞こえにくくなるほど耳鳴りがひどくなることも。
このほか、まぶたがけいれんしてしまう疲れ目症状が治らないこともあるよう。
倦怠感
しっかり寝ているはずなのにある「倦怠感」。
常に疲れていて、身体がだるく、力が入らない。、体重以上に身体が重く感じる、といった症状は自律神経の乱れかも知れません。
このほか、寝付けない、起きられない、眠りが浅い、といった症状もあるよう。
日中極端に眠くなるシーンがある場合は自律神経の乱れを疑っても良いかも知れません。
塞ぎ込む
なんとなく気分が優れない、情緒が安定しない、といった症状がある場合も自律神経が関係しているかも。
細かなことが気になってくよくよしてしまったり、すっきりできなかったり、立ち直れなかったり。
そんな場合は自律神経の乱れをうただって見ましょう。
腹痛
代表的な風邪症状の腹痛ですが、自律神経の乱れで発生することも。
胃痛、不快感、下痢や便秘を繰り返す過敏性腸症候群、ガスが溜まるなどさまざまな原因で腹痛を引き起こします。
また口の渇き、唾液の分泌異常、味覚障害、喉がつかえる、嘔吐、過食・拒食、消化器官異常など多くの症状を併発することも。
対策法とは?
こうした自律神経の乱れを整えるには「食事」「睡眠」「リラックス」がとても重要です。
いつもより多めに睡眠をとることで、免疫力を向上させます。
睡眠中は副交感神経が優位に働くので、身体だけでなく、心の疲れもいやしてくれます。
そして生活のリズムを正しいものに整えましょう。
早寝早起きが正解ではなく、規則正しい寝起きが重要です。
また、決まった時間に食事を摂るようにしましょう。
体内時計を整えると交感神経と副交感神経のバランスをとるようになります。
また、一日の中でリラックスタイムを設けましょう。
ぬるめのお風呂にゆったりと浸かったり、照明を落とし、暗く、静かな環境を作ったりリラックスすることで、副交感神経が優位に働きます。
さらに温度変化に対応できるよう、カーディガンなどの衣類で調節したり、ストレスを発散したり、といったことも重要。
あとは運動習慣も重要です。
1日たった5分だけでもストレッチすると身体のリズムが整いやすくなります。
無理に激しい運動をする必要はないので、ストレッチくらいから始めて免疫力を高めてみてはいかがでしょうか?
季節の変わり目に強くなるためには、免疫力を高める食品がおすすめ!
そして免疫力を高めるのに重要な役割を担うのが食事です。
免疫力を高めるには町の環境を改善し、働きを活発にすることが重要。
そのために求められるのは栄養バランスの取れた食事。
さらにヨーグルトなどの発酵食品や食物繊維、オリゴ糖などの栄養素は腸内細菌叢を改善し、免疫力を高めてくれます。
また、タンパク質、ビタミンA、ビタミンE、亜鉛、セレン、銅、満願、コレステロールなども免疫細胞強化には必要な栄養。
これらが多く含まれる食品を意識的に摂取すると良いでしょう。
さらにポリフェノール、n-3系多価不飽和脂肪酸、ビタミンC、βカロテンなども免疫力強化ができるでしょう。
これらの栄養素だけを摂取していれば良い、というわけではありません。
まずはバランスの取れた食事を意識するようにしましょう。
あくまでこれらの栄養素を意識しながらバランス良く食事を組み立てるというのが重要です。
免疫力の60パーセントから70パーセントは腸にあると言われています。
免疫力を高めると、風邪を引かなかったり、引いても重篤化しにくくなります。
生活習慣を見直すとともに腸内環境も並行して整えていきましょう。
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