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【低血圧】朝目覚めが悪い、なんだかだるさを感じる。その理由「低血圧」かもしれません

朝の目覚めが悪く、なんだか起きにくかったり、頻繁にめまいがしたり、日中立ち上がった拍子にふらついたり。
こんな症状はありませんか?
こうした症状にはさまざまな理由がありますが、その原因のひとつは「低血圧」かも。

低血圧は血圧が通常よりも低い状態で、「高血圧よりもいい」と考えている方も多いかも知れません。
もちろん、日常生活に支障がなければ問題ありませんが、なかには疾患が原因の場合もあります。

今回は低血圧をご紹介します。

朝起きられない、頭痛がする、めまい、吐き気、耳鳴り、不眠、胃もたれ、動悸、異常発汗、不整脈などの症状は低血圧かも。原因は?低血圧の基準の数値とは?

朝起きられない、頭痛がする、めまい、吐き気、耳鳴り、不眠、胃もたれ、動悸、異常発汗、不整脈などの症状は低血圧かも。原因は?低血圧の基準の数値とは?

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

爽やかな朝。
しかし、なかなかすっきりと目覚められなかったり、やる気はあるけれど全身を倦怠感が包んだり。
こうした経験、長く生きていれば1度や2度、必ずありますよね。
もちろん、人によって頻度はさまざまです。

ところが、毎日続き、ほかに病気がない場合は低血圧かもしれません。

低血圧の症状は頭痛、肩こり、めまい、不眠、胃もたれ、耳鳴り、嘔吐感、異常発汗、動悸、息切れ、不整脈などさまざまあります。
いずれの症状も本人にとって非常につらいもの。
もしも低血圧が原因の場合、重大な症状だと判断しにくく、対応が遅れがちになります。

低血圧の基準

低血圧の反対、高血圧の場合は基準がありますよね。
アメリカ心臓協会学術集会(AHA、2017年11月11日〜15日に開催)では、高血圧の定義を140/90mmHg以上から、130/80mmHg以上に引き下げた新たな高血圧の予防・検出・評価・管理のためのガイドラインを発表しました。

しかし、低血圧の場合はどうでしょうか?
上が100mmHgを切っていたり、下が50mmHg台だとなんとなく低いような気がします。

実は低血圧の場合、最高血圧が100mmHg以下という「目安」が設定されているのみで、確定的なものはないのです。
また、医師によっては100〜110mmHg以下、85〜110mmHg以下を低血圧と定義している場合もあり、受診する病院によっては低血圧と診断されない場合も。
こうした事情も相まって、低血圧を理由に病院を受診する人は少なく、低血圧を起因とする症状はあまり広く知られていません。

もしも普段から血圧が低く、上記の症状がある、という方は「低血圧」を疑ってみても良いかもしれません。

低血圧の3タイプ

一言で低血圧といっても3タイプ存在します。
ひとつずつ見ていきましょう。

まずは「本態性低血圧」。
低血圧のなかでもっとも多く、原因がよくわかっていない低血圧です。
多くは持って生まれた体質的なものだと考えられています。
もしも両親、兄弟も血圧が低いという場合は本態性低血圧だと考えられます。

次は「起立性低血圧」です。
寝ている状態から起き上がったとき、立ち上がったときなどふらついてしまうのが「起立性低血圧」。
横になった状態から立ち上がったときに最大血圧が20mmHg以上下がる場合に診断されます。
原因としては低血圧を起因として脳の血液量が減少しやすい、血圧を調節する自律神経の障害などが考えられます。
この症状は日常的には低血圧でなくても起こるため、診断が難しいようです。

最後は「二次性低血圧(症候性低血圧)」。
こちらは病気や薬が原因で低血圧になるタイプで、糖尿病で血糖値コントロールがうまくいっていないときに起こりやすい低血圧です。
また、循環器系の疾患や内分泌系の疾患、パーキンソン病、ガン、甲状腺異常などが原因で起こる場合もあります。

アルコール摂取で血圧は上がる?下がる?

お酒を飲むと体温も上がりますし、血圧もなんとなく上がりそうなイメージがあります。
しかし、実際には飲酒時は血管が拡張し、血圧は低下するようです。
低血圧の人はさらに血圧が低下するので、お酒はできるだけ控えた方が良さそうですね。

低血圧の症状と治療法

低血圧の症状と治療法

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

頭痛、肩こり、めまい、不眠、胃もたれ、耳鳴り、嘔吐感、異常発汗、動悸、息切れ、不整脈などさまざまな症状がある低血圧。
もっと詳しく症状を見ていきましょう。

脳循環の障がい

脳の血液循環が不足することで、立ちくらみ、ふらつき、浮遊感、回転するような感じがする、頭痛、めまい、身体が揺れているような感じがする、耳鳴り、失神、けいれん、目の奥が痛くなる、といった症状が発生します。

循環器

心臓へのポンプ機能不足が原因で起こる症状は、動悸、息切れ、ため息、胸の痛み、不整脈、頻脈などがあります。
特徴としては夕方になると足がむくんだりするケース。
もしも夕方足が極端にむくむ場合は低血圧を疑ってみた方が良いかも知れません。
また、体位を変えると動悸が発生することも。

こうした症状がある場合は、心臓や血管をコントロールする自律神経系の障害が疑われます。

呼吸器

呼吸器への血流不足でも症状は起こり、呼吸困難感、過換気発作、過呼吸症候群、胸痛、息切れ、ため息、空気飢餓感などがあります。
パニック発作を起こすこともあるようです。

消化器

特に朝にものを食べたくない、食が細い、胃もたれ、朝に腹痛、便秘、下痢、悪心、嘔吐、偏食、胃潰瘍・十二指腸潰瘍、胃下垂なども低血圧が原因かも。
喉の閉塞感や過敏性腸症候群を併発することもあるので要注意です。

慢性的な痛み

線維筋痛症、慢性頭痛、目の奥の痛み、肩こり、刺糸末梢痛、四肢の冷え、顎関節症などの診断、治療の難しい慢性疼痛が起こる場合も。
これらはほかの原因とともに、低血圧、起立性低血圧を合併していることが多いようです。

低血圧改善は投薬治療?

では、こうした低血圧はどのような治療を行っていくのが一般的なのでしょうか?

まずは検査を行って、低血圧以外に特に原因がない場合、不快症状を取り除く治療のみを行うだけで特別な治療は行わない、というケースが多いようです。

もしも不快症状を取り除く治療を行っても改善しない場合、血圧を上げる薬を使用するケースもあります。
しかし、血圧を上げても症状が必ず改善するというわけではないため、積極的な投薬治療は行われていないようです。

低血圧を改善する食事とは?朝ごはんから低血圧改善の食事を

低血圧を改善する食事とは?朝ごはんから低血圧改善の食事を

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

低血圧を改善するためには食事や日常生活を見直していくのが一番、といわれています。
低血圧には、タンパク質、塩分、水分、ミネラル、ビタミンが良いとされており、これらが多く含まれている食品を効率的に摂取することが望ましいです。

具体的にはタラやタイ、サケなどの白身魚は高タンパク・低脂肪なのでオススメ。
また、豚肉はタンパク質も多く、疲労回復効果のある「ビタミンB1」が多く含まれているのでオススメです。
このほか緑黄色野菜、淡色野菜、柑橘類、乳製品、穀物などは十分な栄養が含まれているので、低血圧でなくとも積極的に摂取したいところ。

ただし、加工食品は塩分以外の栄養素が少ないことが多いのであまりオススメできません。
なるべく加工食品を避けて、バランスの良い食事を心がけましょう。

なかなか食事で栄養を摂取するのが難しい、という方はサプリメントの活用もオススメ。
免疫・アレルギー・低血圧にオススメの【薬院オーガニックのプロポリス】は、10日間の返金保証もついているので安心して利用可能。
健康、美容、予防によいとされているプロポリスがたっぷりと含まれているので、普段の食事と併用するのもオススメです。



高血圧よりマシという低血圧ですが、原因不明の症状に悩まされる原因になるかもしれません。
病院に行くと緊張から血圧が上がることがあるので、自宅で安静にしているときにぜひ血圧を測ってみましょう。

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