メニュー
ゲストさん
 

もしかするとあなたもスマホ依存症?スマホが健康に与える影響とは?

スマートフォンを多くの人が持つようになり、手元にスマホがなかったらすぐ不安になる、スマホがなかったら外出できないなど、スマホと一体になっている方も多いのではないでしょうか?

近年、スマートフォンに依存してしまっている「スマホ依存症」の人が増えています。

スマホ依存症の原因や治療法など本日はスマホ依存症についてご紹介します。

スマホ依存症とその影響

スマホ依存症とその影響

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

連絡アプリ「LINE」で連絡をとったり、twitter、InstagramなどのSNSで交流を深めたり、知らないこと、覚えていないことをすぐに調べられる。
そんなことを当たり前に行えるのが「スマートフォン」です。

あまりに便利なため、日頃から利用している方も多いでしょう。

しかし、最近ではスマートフォンに触っていないと強いストレスを感じたり、仕事が手につかなくなるといった症状が出る「スマホ依存」が社会問題になりつつあります。

スマホゲームをよく利用する若い世代を中心に増えている現代病ですが、大人も「スマホ依存」に陥っている人が少なくないそうです。

SNSなどで「スマホ依存」と検索すると多くの投稿が検索に引っかかります。
総務省が2014年に発表したデータでは、スマートフォンの世帯普及率は6割を超え、ネット依存傾向が高い人は11.8パーセントということがわかりました。
これはスマートフォンを所有していない人と比較すると2倍以上依存傾向が強いことがわかります。

スマートフォンをはじめとするインターネット依存の治療を専門に行う病院も登場するなど、徐々に社会問題になりつつあるのです。

スマホ依存の原因とは?お風呂でもスマホを使う人はご用心

では、スマホ依存に具体的な基準などはあるのでしょうか?

スマホ依存は、「スマートフォンの使用を続けてしまい、昼夜が逆転したり、学校や仕事の成績が著しく低下するなどの問題が発生しているのにも関わらず、スマートフォンの使用を辞められず、スマートフォンを使用できない状況が長時間続くと、イライラしてしまったり、落ち着きをなくしてしまうなど、精神的に依存してしまっている状態」のことを指します。
従来の携帯電話でもこうした患者はいましたが、爆発的にできることが増えたスマートフォンの登場によって依存者が増えてきているそうです。

スマホ依存の人は、職場で、学校で、家で、布団の中でなどさまざまな場所でずっとスマートフォンを手放せない状態になっています。
自分ではこうした「異常」になかなか気がつけず、家族や周囲の人に気づかれることが多い、という特徴があります。

スマホ依存かどうかは以下の項目に当てはまっているかで簡単なチェックができます。

  • スマートフォンが手元にないと落ち着かない
  • 一日中スマートフォンを触っている
  • メール・SNSのチェックは欠かさない
  • YouTubeなどで動画を見たり、インターネットサーフィンをしていたら思った以上に時間が経っていた
  • スマートフォンゲームなどに大量の課金をしている

もしもこれらの項目に当てはまるものがある場合、注意した方が良さそうですね。

スマホ依存症患者の割合

2013年に、成人約4,000人を対象に行った厚生労働省研究班調査では、約421万人がスマホ依存であると推計されています。
2008年に行われた調査と比較すると、1.5倍にまで増加しているそうです。
また、2013年に13歳から18歳の約10万人を対象に行った厚生労働省研究班調査では、約52万人がスマホ依存であることがわかっています。
さらに同年、10歳から25歳の約2,600人を対象に行った総務省の調査によると、思春期青年期年代でスマホ依存が高い、という調査結果が出ています。

もしも自分がスマホ依存だと感じる場合は早期の治療がポイント。
スマホ依存を放置しておくと、感情の読み取りに関わる部分、注意力・記憶力など認知機能に関わる部分が萎縮するといわれています。
脳の発達途上である思春期、青年期ではこうした影響がさらに大きいようなので、もしもお孫さんがスマホ依存だと感じる場合には通院を勧めてみてはいかがでしょうか?

シニア世代も例外ではない!

シニア世代も例外ではない!

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

若い人に多いイメージのあるスマホ依存ですが、スマートフォンがかなり普及したことで、シニア世代も例外ではなくなってきています。

若い人たちで深刻な問題として広まりつつあるのが「スマホ老眼」。
スマートフォンを長時間使用することで、目のピント調節機能を使わなくなり、衰えることで老眼になってしまう、というものです。

スマホ老眼

スマホ老眼は、スマートフォン使用をきっかけに発症する老眼のような症状のこと。
老眼のようにピント調節がうまく働かなくなり、目のピントが合わなくなってしまう症状です。

スマホ老眼は10代であろうと、すでに老眼のシニア世代であろうと発症します。

若い世代よりもシニア世代の方がスマホ老眼を発症しやすく、重症化しやすいようです。

若者のスマホ老眼は、スマートフォンの使用を控えれば改善するのに対し、シニア世代の場合、疲労の蓄積による毛様体筋の衰えが進行しやすくなり、症状が悪化してしまうのです。
すでに老眼を発症している人ほどスマホ老眼に罹患しやすく、老眼の症状がますます改善しなくなります。

また、スマホ老眼は睡眠にも悪影響を及ぼすそうで、毛様体筋が緊張し続けると交感神経が活発な状態になります。
交感神経はポジティブな神経なので、活発になるとリラックスできず、しっかりと眠れなくなるそうです。

そしてスマートフォンを使い続け、スマホ老眼の症状も放置すると、今度は白内障や緑内障を悪化させる可能性もあります。
スマホから出ているブルーライトは紫外線に近い可視光線。
非常に強いエネルギーを持っているため、黄斑部に影響を及ぼすと言われています。
白内障や黄斑変性といった目の病気を引き起こす原因になってしまうのです。

シニアのスマホ依存

総務省情報通信政策研究所が発表した「平成28年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」によると、スマートフォンなどのモバイル機器によるインターネット利用は20代をピークとして、50代・60代と世代が進むにつれて減少しています。
しかし、モバイル機器を使っている人の休日1日の「利用項目ごとの平均時間」では、「動画サイト」は60代が全世代のなかで突出して多いのです(195分。20代は118分)。
動画はじっと集中してみてしまうモノ。
面白い動画を無料でたくさん見ることができますが、適度に休んだりしながら目に負担をかけないようにしましょう。

スマホ依存症対策とは?病院で診断・治療はできる?

スマホ依存症対策とは?病院で診断・治療はできる?

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

スマホ依存治療を扱う病院も増えてきました。
Googleなどで「スマホ依存」 治療 病院」などで検索すると、近所にもこうした病院が多いことがわかります。

病院で治療を行う際は専門医の指示をしっかりと聞いて守るようにしましょう。

自力で依存から脱するためにはアプリなどを導入し、意図的に使用時間を減らす工夫が必要です。

アプリ制限でスマホ使用時間を抑制

iPhoneには使用時間が見られる機能が備わっています。
iPhoneを使っている方は「設定→スクリーンタイム」で閲覧可能。
これで自分がどのくらいスマホを利用しているのかをチェックしてみましょう。

Androidの場合は「設定→Digital Wellbeing」から閲覧可能。

使用時間を見て、スマホを辞めたい! と強く思うかもしれません。
ぜひチェックしてみてくださいね。

コメント

コメントを書く(クリックしてください)

関連記事
2024年2月2日

健康・美容

めまいや頭痛の引き金に 気象病とその予防

低気圧が近づくと腰痛や関節痛がひどくなったり、季節の変わり目に片頭痛が出やすかったりしたことはありませんか? 天気の変化で不調を感じたら、それは「気象病」かもしれません。 「...
2023年11月17日

健康・美容

インフルエンザを予防しよう! 冬のウイルス対策

新型コロナ感染症も気になりますが、この時期気になるのが、インフルエンザ。毎年12月から3月の寒い季節に流行のピークを迎えます。予防するためには、手洗いやうがい、マスクの着用を徹底し...
2023年10月31日

健康・美容

けっこう怖い歯周病

11月8日は「いい歯の日」。日本では、30歳以上の8割もの人が軽度の歯周病との調査もあります。歯周病は口腔内の問題だけでなく、糖尿病など生活習慣病との因果関係も分かってきています。...
2023年10月20日

健康・美容

パープルフードを食す!

「パープルフード」を知っていますか? 紫色の天然色素が含まれているフルーツや野菜のことです。今、このパープルフードが、ダイエットや美容に良いといわれています。 パープルフ...
2023年10月10日

健康・美容

目のケアしていますか?

10月10日は目の愛護デーです。パソコンやスマートフォンなどの使用で、一日中目を酷使している人も多いのではないでしょうか? 目が疲れると仕事の効率が悪くなり、頭痛や肩こりも引き起こ...
2023年10月3日

健康・美容

姿勢に注意!猫背がもたらす危険性

猫背の原因の一つとして考えられるのが、パソコンやスマホを見ているときの姿勢。猫背は姿勢が悪いというだけでなく、集中力や内臓機能の低下にもつながるといわれています。意識して姿勢を正し...