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ただの視力検査だけでは目の健康状態はわからない!より詳しく「眼科ドック」で目の状態を把握しておきましょう。

最近はPCやスマホの利用で目の健康が懸念される人が増えています。

あるデータによると「目が悪い」日本人が増えているのだそう。
現在では裸眼視力が1.0未満の子どもは小学生で約3割、中学生で約5割、高校生で約7割もいるのだとか。
この傾向は継続中で、年々増加傾向にあるのだそう。

年齢を重ねると、視力は落ちてないものの、ぼやけて見えたり、目に違和感を感じる方もいるでしょう。
そこで今回は受診しておきたい、「眼科ドック」をご紹介します。

年々、視力や目の健康状態が弱くなる人が増加中

年々、視力や目の健康状態が弱くなる人が増加中

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

冒頭でもお伝えしましたが、文部科学省が公開している「学校保健統計調査」よると、平成30年度の子どもたちの視力は以下のようになりました。

裸眼視力1.0未満の者の割合は、幼稚園 26.68パーセント、小学校34.10パーセント、中学校 56.04パーセント、高等学校 67.23パーセントとなり、平成29年度と比較すると幼稚園、小学校、高等学校で増加傾向にあり、小学校・高等学校では過去最高となったそうです。
中学校でも、過去最高の割合になった平成29年度と同水準であったことから、子どもたちの視力低下が深刻であることがわかります。
また、「裸眼視力0.3未満の者」の割合は幼稚園 0.87パーセント、小学校 9.28パーセント、中学校 25.54パーセント、高等学校 39.34パーセントとなっており,小学校・高等学校では過去最高となりました。

このように視力低下が著しい現代日本。
遺伝による近視は5パーセント未満、95パーセントは後天的な要因で近視になるといわれています。

また、成人においても日本人は欧米人と比較すると、近視の割合が高いといわれています。
正確な人数はわかっていませんが、日本人の6,000万人以上は近視であると考えられているのです。

しかし、同じ時間テレビゲームをしていても、読書をしていても視力が低下する人もいれば、まったく視力が低下しない人もいますよね。
視力が低下しやすい人は目の使い方がうまくない可能性があります。

視力低下は何歳まで?

さて、近視の人は年齢を重ねると徐々に視力が低下していく人も多いでしょう。
身体の成長と共に眼軸が延長するため、近視は成長と共に進行していきます。
一般的には20代後半まで視力悪化が進行していくといわれています。

そのため、20代後半までは定期的に眼科を受診し、正しい視力を測定し、近視が進行していないか、メガネがきちんと合っているか調整することが重要です。

近視が特に強い人の場合、20代後半を過ぎても進行する場合があります。
また、パソコンやスマートフォンなどを多用する現代においては、成人以降に近視を発症したり、成人時点では弱い近視であっても近視が進行し続けたりすることがあるので注意が必要です。

世界的にも近視人口が増えている

オーストラリアのBrien Holden Vision InstituteおよびUniversity of New South Walesの研究調査結果によると、近視人口は世界的に増加しているそうです。

世界の近視人口は2000年には14億600万人、強度近視人口は1億6300万人でした。
しかし、2010年には19億5000万人、強度近視人口は2億7700万人だったそうです。
2050年には47億5800億人、強度近視人口は9億3800万人に達する見込みというのだから驚きですよね。

さらに10人に1人が失明のリスクを抱えるだろうとも予測されています。

近視が進むと…?

近視が進んでもメガネをかければ補正視力は問題ないように感じます。
近視が進むことでどのような問題が発生するのでしょうか?

まずは視野異常が考えられます。

視野の異常は「視野欠損」、「視野狭窄」などがあります。
そして、中心が見えなくなる「中心暗転」が起こる可能性も。

また、近視が進むと網膜剥離のリスクも高くなります。
眼球は硝子体で満たされていますが、何かのきっかけで硝子体に網膜の一部が引きずられ、網膜に裂け目ができてしまうことがあります。
裂け目から網膜と、その下の層の間に水分が入り、網膜が剥がれてしまった状態を網膜剥離といいます。
網膜剥離は失明するリスクがあるため、異常を感じたとき、網膜剥離を見つけたときは外科的な手術が必要に。
最近では検査精度が上がったことから、網膜剥離の前段階である網膜分離症が見つかることもあるので、定期的な眼科受診は重要だといえるでしょう。

眼科ドックとは?

眼科ドックとは?

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

こうした目のトラブルを早期発見するには「眼科ドック受診」が最適です。

病気によっては症状がかなり進行しないと自覚症状が発現しないことがあります。
自覚症状がなくても眼科ドックを受診することで早期発見できることも多いのです。

病院によって検査はさまざまですが、まずは問診から始まり、屈折検査、視力検査、眼圧検査、角膜形状解析、角膜内皮細胞検査、涙液層破壊時間検査、染色検査、調節力検査、視野検査、眼底検査、眼底カメラ、細隙灯顕微鏡検査、最終診察などを行う場合が多いようです。
かなりの検査項目ですよね。
いずれも専門機器を利用することで、現在の病気を発見するだけでなく、これからかかる目の病気を早期発見できます。

特に高齢の場合は、自分が気がついていないだけで緑内障を患っている場合もあります。
早めに精密検査を行うことで、失明につながる病気を発見することができるので、ぜひ眼科ドックを受診してみましょう。

料金はどのくらい?

眼科ドックは保険診療ではなく、自由診療となるため料金は病院によってさまざま。
また、地域によっても価格差が大きいですが、東京の眼科では20,000円前後で行っている場合が多いようです。

非常に安い医院もありますが、検査項目が少なかったりすることもあるので、料金はもちろん、検査項目もしっかりと確認してから受診したいですね。

通常、人間ドックは10万円前後かかってしまうもの。
そう考えると眼科ドックは非常に安く感じませんか?

1年に1度は健康診断と眼科ドック受診を習慣化してみてはいかがでしょうか?

白内障や緑内障など、失明のリスクから逃れることができる

白内障や緑内障など、失明のリスクから逃れることができる

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

白内障、緑内障、糖尿病性網膜剥離、加齢黄斑変性、網膜剥離といった失明につながるリスクがある目の病気。
両目一気に起こることは少なく、片目だけに発現するため、普段生活しているとなかなか気がつきにくい者です。

緑内障は日本人の視覚障害原因として一番多く、視神経に障害が起き、少しずつ視野が狭くなり、最終的には失明してしまいます。
一般的に緑内障は40代から増えるといわれており、40歳以上の5パーセントが患っているという研究報告もあるのです。

早い段階で発見し、治療を開始できれば進行を遅らせることができますが、初期段階では自覚症状がほとんどありません。
そのため、気がつきにくく、定期的に眼科受診をしていない限り、なかなか気がつけないのです。

人間の目の寿命は65年から70年だといわれています。
生まれた瞬間から劣化が始まるので、目はもっと大切にした生活習慣を取り入れましょう。

選ぶなら口コミ評価の高いおすすめの機能性表示食品を

目の健康を守るにはさまざまな方法がありますが、方法のひとつとしてサプリメントを取り入れてみるのもオススメ。

「視界がくっきりクリアに?アイケアサプリなら機能性表示食品【一目瞭然W】」はルテインの効果に注目したサプリメントで、網膜の黄斑色素を増やし、コントラスト感度を改善し、目の調子を整えてくれます。

ピント調節年齢が若返った、という口コミも多いサプリなので、なんとなく視界がぼんやりする、暗いところでピントが合いにくい、と感じる方は試してみてはいかがでしょうか?

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