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骨折がなかなか完治しない!もしかするとそれは「偽関節症」かもしれません

加齢に伴い筋肉の衰えによる転倒などのアクシデントから骨折する人も多いのではないでしょうか?
実際に骨粗しょう症を患うと、大腿骨など太い骨を骨折するケースが多くあり、骨折をきっかけに寝たきりになってしまうケースが散見されます。
軽い骨折の場合は処置してから最低3カ月ほど経つと治ることが普通ですが、半年過ぎてもズキズキ痛いと感じる人は「偽関節症」かもしれません。
今回は偽関節症をご紹介します。

骨折の後遺症はどんな症状があるの?

骨折の後遺症はどんな症状があるの?

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

骨折をしてもすぐに適切な処置を行えば、元通り骨がくっついて生活ができると骨折未経験の人は考えている場合が多いですよね。
しかし、実際には天候によっては骨折したところが痛んだり、いつまでも不具合を抱える人は少なくありません。

四肢の骨折では、骨片によって神経や血管などを傷つけてしまうことがあるのです。
また、脊椎の骨折では骨片が脊椎を損傷することで、脊椎の支配領域が麻痺するケースまであるのだとか。
さらに頸椎の骨折は死に至ることもある恐ろしい骨折です。
よくある肋骨の骨折も実は危険で、肺や心臓などを傷つける恐れがあります。
骨盤、海綿状骨、長管骨などを骨折すると、大量に内出血して出血性ショックを引き起こしたり、骨髄腔内からの骨髄や脂肪滴で骨髄塞栓・肺脂肪塞栓などで死亡するリスクまであります。

高齢の場合、骨折をきっかけに寝たきりになることも多く、寝たきりをきっかけに認知症や肺炎などを引き起こすケースも多く存在します。

さらに骨折には後遺症があり、いつまでも後遺症に苦しめられることもあるのです。

骨折の後遺症

骨折にはさまざまな後遺症がありますが、代表的なのは以下の4つです。

ひとつめは「骨壊死」。
骨片の一部によって血行が遮断され、骨片が壊死を引き起こすことがあります。
骨壊死を引き起こすと、偽関節や慢性炎症、運動機能障がいなどの原因にもなるので要注意。
場所によっては重度の後遺症を引き起こす可能性もあります。

ふたつめは「変形治癒」。
骨折をしたとき、適切に処置を行わなかったため、ずれて骨がくっついてしまったりするケース。
骨が曲がったままくっついてしまうので、後々の生活にいろいろと不具合が出てしまいます。
原因は医師など施術者の技術不足もありますが、粉砕骨折などの整復が難しい骨折、そして骨が癒合する前に固定をずらしたり、取り外したりすると変形治癒を引き起こします。
変形治癒は見た目が悪いのはもちろんですが、周囲の血管、神経などを圧迫してしまい、正常な機能を保てなくなることも。

三つ目は「過剰仮骨残存」。
部位や程度によって、通常よりも仮骨が過剰に現れることもあります。
骨折時に骨のズレをきちんと直さないと仮骨が過剰に出現するようです。
過剰仮骨は関節を正しく動かせなくなったり、慢性的な痛みを引き起こすなどやっかいな存在。
正しく治療を行い、過剰に仮骨が発生しないようにしましょう。

四つ目は今回の本題である「偽関節(ぎかんせつ)」です。
偽関節は骨折箇所が不十分に整復されたり、固定したことや、骨折によって血行を遮断された骨片の壊死などの原因で、骨の癒合が阻害され、骨折面がまだ分断された状態で癒合が停止してしまった状態のこと。
骨折箇所に関節があるかのように動いてしまうケースもあるようです。

こちらについては後ほどさらに詳しくご紹介します。

痛みや違和感はいつまで続く?

骨折したとき、痛みや違和感はいつまで残るのでしょうか?

骨折すると周辺部が炎症を起こし、赤く腫れ上がります。
もちろん、押すと激痛が走るので、なかなか触ることもできないでしょう。
こうした炎症はきちんと処置を行えば、骨折が2〜3日でピークを迎え、数週間で引いていくでしょう。

違和感については人それぞれ。
ずっと残っている人もいれば、その後の生活において気にならない人もいます。

手術が必要な骨折とは

よく骨折するとボルトを埋め込んだなど手術をした話を聞きます。
一方で、骨折したけれど手術なしでギプスで固定で終了という人もいます。
この違いはどこにあるのでしょうか?

基本的には外部から元通りの形に戻すことができないくらいの骨折の場合、手術が必要になります。
このほか、関節部分の骨折やかかとなど体重がかかる部分の骨折の場合、手術が行われることが多いようです。

手術を行うことにもメリットがあり、正確で確実な整復固定が可能。
保存療法と比べると、早く患部を動かすことができるようになります。

偽関節症とは?原因や治療

偽関節症とは?原因や治療

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

では、本題の偽関節について詳しくご紹介いたします。

あらためて偽関節とは、骨折した部位の再生が停止したことで、完全に癒合せず、本来関節がない場所に関節のように動かせる部位が出現してしまった状態のことです。
「偽関節」は偽りの関節と書くように、癒合が不完全になったため、偽の関節が現れる症状。
基本的には上腕骨、前腕の橈骨・尺骨、下肢の場合は大腿骨、腓骨、脛骨で生じます。

骨折から6ヶ月近く経っても骨折部分にズレがある場合、偽関節を疑うのが一般的。
もしも偽関節が生じた場合、病院ですぐに適切な治療を受けることが重要です。
合わせて後遺障害等級認定の申請も行いましょう。

治療方法

偽関節が生じた場合、病院では次のような治療を行います。

上肢の場合は、プレートや髄内釘を入れて再固定術を行います。
また、本人の骨盤や脛骨、大腿骨から骨を採取し、偽関節部分に移植する治療が行われることもあります。

下肢の場合もプレートや髄内釘を入れる再固定術が行われます。
このほか、小さく切開した皮膚から偽関節部分を骨ノミで砕き、新しい骨を作る機能を促進させ、治癒を図る治療法が用いられることもあるようです。

もしかしたら偽関節かも?偽関節の症状

偽関節部分が関節のように曲がったら偽関節を疑いましょう。

このほかにも、血管神経や筋肉を圧迫する骨の異常や、偽関節部分に痛みがある、力が入らなくなる、といった症状は偽関節かもしれません。
こうした症状が現れたり、続く場合は早めに病院に行きましょう。

鎖骨、腕、足首など骨折を予防するために有効な方法とは?

鎖骨、腕、足首など骨折を予防するために有効な方法とは?

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

偽関節は大変恐ろしいものですが、そもそも骨折しなければいいのです!
ぜひ普段から骨折を予防する生活を心がけましょう。

まず重要なのは骨密度を維持すること。
骨量減少の要因は閉経、運動不足、カルシウムの摂取不足、ストレス、塩分摂取過多などさまざまな原因があります。
これらの原因のなかで改善できるのは運動不足、カルシウム摂取不足、塩分摂取過多、高リン摂取、アルコール多飲、喫煙、高カフェイン摂取。
日頃の生活に気をつければ改善できるポイントなので、普段の生活が怪しい方は是非見直しを。

また、高齢者が骨折するタイミングで多いのは転倒です。
歩行中につまずくことで転倒が多く発生します。
予防するためにはすり足を改善し、足をきちんと上げて歩くことが重要です。

すり足を改善するには筋力をつける必要があります。
椅子に座ったままで構わないので、つま先をゆっくりあげ、スネに力が入っていることを意識し、ゆっくりとつま先を下ろす、という運動を20回〜30回毎日行うと良いでしょう。

このほか、椅子に浅く腰かけ、両足を閉じた状態から、上半身が動かないように両足を左右に閉じたり開いたりする運動も有効。
この動作を10回程度行えば、大腿骨頸部骨折を予防することができます。

何もしなければ予防することはできません。
できることからで構わないので、ぜひこれらの運動、生活習慣を取り入れてみてはいかがでしょうか?

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