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「人生100年時代」健康寿命を延ばすためにできること

日本人の平均寿命はどんどん延びており、2018年の日本人の平均寿命は女性が87.32歳、男性が81.25歳です。
いずれも過去最高となっており、女性は6年連続、男性は7年連続更新し続けていることがわかりました。

このように日本はますます長寿社会になっていっています。
しかし健康寿命は、というと、男性は9年ほど、女性は12年ほど寿命と差があります。

これは思ったよりも大きな差だといえるでしょう。
いくつになっても健康で生き生きと暮らすためには健康寿命を気にする必要があります。

今回は健康寿命を詳しくご紹介いたします。

健康寿命とは

健康寿命とは

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

寿命とともに最近では「健康寿命」という言葉を耳にするようになりました。
健康寿命という言葉は実は比較的新しい言葉なのです。

2000(平成12)年に世界保健機関(WHO)が健康寿命を提唱したのがはじまり。
寿命をただ延ばすのではなく、健康的な生活をどのくらいの期間送ることができるのか、ということが重要だ、というわけです。
健康寿命は厚生労働省の「e-ヘルスネット」で以下のように定義されています。

WHOが提唱した新しい指標で、平均寿命から寝たきりや認知症など介護状態の期間を差し引いた期間。

国連の世界保健機関(WHO)は健康寿命という新しい寿命の指標を取り入れました。これまでの平均寿命はいわゆる「寝たきり」や「認知症」といった介護を要する期間を含むため、生涯の健康な時期とに大きな開きがあることが指摘されておりました。

日本ではこの寝たきりの期間が欧米各国と比べても長く6年以上にわたります。
厚生労働省の掲げる「健康日本21」でもこの「健康寿命の延伸」を目的に種々の施策がなされています。

そのため、寿命が80歳だとしても、健康寿命が70歳ならば、70歳から80歳までの10年間は健康上の問題を抱え、日常生活が制限された状態である、といえそうです。
ちなみに健康寿命と平均寿命の差は、男性9.13歳、女性12.68歳となっており、かなり差があることがわかりますよね。

参考

厚生労働省:平均寿命と健康寿命をみる
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/dl/chiiki-gyousei_03_02.pdf

2018年3月の厚生労働省の発表によると、健康寿命は長くなってきているそうです。

健康寿命と平均寿命の違い

健康寿命と平均寿命の違い

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

さて定義について上でご紹介したので、健康寿命と平均寿命の違いはわかったのではないでしょうか?

改めて平均寿命について考えていきましょう。

平均寿命とは?

平均寿命は0歳のときに何歳まで生きられるかを統計的に予測した平均「余命」のことです。
つまり、平均寿命とは0歳の「平均余命」と言い換えることができます。

そのため、2018年に発表される「平均寿命」は、その年に生まれた子どもの「平均余命」。

2018年の平均寿命は、男性が81.25歳、女性が87.32歳なので、2018歳に80歳の男性があと1年しか余命がない、というわけではないのです。
あくまで、2018年に誕生した男の子の平均余命が81.25歳というわけです。

以下の資料によると、80歳の平均余命は男性8.92歳、女性11.82歳となっています。
つまり、80歳の男性は88.92歳まで、女性は91.82歳まで統計的に生きるだろう、と予測されています。

参考

厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/life16/dl/life16-02.pdf

各国の平均寿命

WHOが2018年に発表した統計によると、1位は日本で男女の平均寿命84.2歳でした。
2位以下は次のようになっています。

  • 2位 … スイス     83.3歳
  • 3位 … スペイン    83.1歳
  • 4位 … オーストラリア 82.9歳
  •     … フランス    82.9歳
  •     … シンガポール  82.9歳
  • 7位 … カナダ     82.8歳
  •     … イタリア    82.8歳

となっています。
この統計はWHO加盟国194の国と地域を対象としており、平均寿命の統計は2016年時点のものとなっています。

各国の平均健康寿命

では、続いて各国の平均健康寿命を見ていきましょう。
世界の平均は63.3歳で、前回の調査よりも長くなっています。

  1. シンガポール … 76.2歳
  2. 日本     … 74.8歳
  3. スペイン   … 73.8歳
  4. スイス    … 73.5歳
  5. フランス   … 73.4歳
  6. キプロス   … 73.3歳
  7. カナダ    … 73.2歳
    イタリア   … 73.2歳
  8. オーストラリア… 73.0歳
    アイスランド … 73.0歳
    ノルウェー  … 73.0歳
    韓国     … 73.0歳

となっています。
シンガポールが健康寿命と平均寿命の差が少ないことがわかります。
また、平均寿命にはランクインしていなかった「キプロス」がランクインしているのが意外ですよね。

キプロスの男女平均寿命は80.7歳となっているので、平均寿命と健康寿命の差が小さいことがわかります。

健康寿命を延ばすには

健康を損なってしまえば、長い間寝たきり生活になりかねず、平均寿命と健康寿命の差を考えると10年ほどそのような生活を送らなければならないかもしれません。
健康寿命を延伸するにはどのような方法が有効なのでしょうか?

まず重要なのが「運動」です。
生活習慣病予防を考えたとき、男性9,000歩、女性8,000歩を1日の目標にすると良いといわれています。
いつもはエスカレーターやエレベーターを使っているけれど、階段に切り替えてみるなどして、なるべく身体を動かすことを生活に取り入れましょう。

次に食生活です。

日本人は1日平均280グラムの野菜を摂取しているそうです。
しかし、生活習慣病予防のためには1日350グラムの野菜が必要です。
トマト半個や野菜炒め半皿を食事に追加すると不足分の70グラムを埋めることができます。
ぜひこれらの方法でなるべく野菜を摂取しましょう。

喫煙習慣がある方は要注意。
4月から飲食店やパチンコ店などで喫煙ができなくなりますが(例外あり)、これを機に禁煙をはじめてみてはいかがでしょうか?
タバコには4,000種類の有害物質が含まれているといわれています。
いずれも量は多くありませんが、長期間有害物質が含まれた煙を吸い続けるのは身体に良いわけはありません。
禁煙すると肌もみずみずしく、若々しくなると言われています。
ぜひ禁煙にも挑戦してみましょう。

健康寿命の延伸につながる「エイジレス・ライフ」について

健康寿命の延伸につながる「エイジレス・ライフ」について

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

このほか内閣府は高齢者の生活様式「エイジレス・ライフ」を推進しています。

年齢を重ねたシニアが年齢にとらわれることなく、自らの責任と能力で自由に生き生きと生きることを目標としたものです。

エイジレス・ライフはただ本人が生き生きと暮らすことを目標にしているのではなく、社会に参加することが目的。
社会に参加するといってもさまざまな手段があり、就労、社会活動、異世代交流といったことに積極的に参加を促しています。

郡山市はこうしたエイジレス・ライフを実践している高齢者の事例や地域で社会参加活動を積極的に行っている高齢者のグループなどを毎年募集し、事例を公開しています。

郡山市:「エイジレス・ライフ実践事例」及び「社会参加活動事例」
https://www.city.koriyama.lg.jp/soshikinogoannai/hokenfukushibu/kenkochojuka/gomu/1/1/agelesslife/index.html

定年退職して家にずっといる、何かをしたいけれど何をして良いのかわからない、という方はぜひこれらの事例を参考にしてみてくださいね。

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