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瞼が下がった気がする、シミが増えたなど、【顔の変化は体の危険サイン】かもしれない!

毎日鏡で自分の顔を見ていると気がつきにくいですが、人の顔は日々変化しています。

こうした人の顔の変化は、もしかすると病気のサインかもしれません。

例えば細めで眉間にしわが寄った難しい顔で固定されていると、眼瞼下垂(がんけんかすい)が疑われることも。

鏡で自分の顔がすこし変わった気がする人は身体の健康のチェックが必要かもしれません。
本日は気を付けなければならない顔のサインについてご紹介します。

健康は顔に出る?瞼が下がった気がする…。こんな症状は脳の病気の可能性あり!

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

日本には古来から、「目」に関することわざがたくさんありますよね。

「目は口ほどにものを言う」
「目は心の鏡」
「魚の目に水見えず 人の目に空見えず」
「鵜の目鷹の目」
「大勢の眼鏡はたしか」
「岡目八目」
「男の目にはふちを引け 女の目には鈴を張れ」
「親に目なし」
「四つの目は二つの目より多くを見る」
「目は人の眼(めはひとのまなこ)」
「目引き袖引き(目引き鼻引き)」
「目病み女に風邪引き男」
「目鼻をつける」
「目をおおうて雀を捕らう」
などなど。

日本人は目で表情を読み取ると言われています。
欧米人は「口」で読み取るそうですよ。
そのため、マスクをしていることが多い日本人は、外国人から見ると表情が読み取りにくいため、気持ち悪さを感じるようです。
もちろん、免疫などの考え方が違うため、一概には言えませんが、欧米諸国の人々はあまりマスクをしませんよね。

表情の読み取り方の違いは顔文字にも現れています。

日本人が多く使う顔文字といえば「(^_-)」「(^_^)」「(^_^;)」「m(_ _)m」「(T_T)」「(~o~)」のようなもの。
一方外国では「:-)」「:-O」「:-(」などが用いられます。
外国の場合、首を左に90度傾けると顔に見えてきます。



日本の顔文字は目のパーツを変えることで感情を表現しています。
一方で外国人が用いる顔文字は口のパーツで変化をつけていますよね。

このことから日本人と欧米人は表情を作る部分が違う、ということがわかります。

目に関することわざが多いのも、目で表情を読み取ったりするため、といえそうですね。

まぶたが下がってきた

さて、本題ですがこうした「目」は年齢を重ねると多かれ少なかれ衰えていきます。
老眼や白内障、緑内障が代表格でしょうか。

このほかにもまぶたが下がってくるケースもありますよね。
特に意識はしていないけれど、眉間にしわが寄ったような難しい顔をしてしまっている場合は、もしかすると「眼瞼下垂(がんけんかすい)」かもしれません。

眼瞼下垂とは上まぶたが垂れ下がってきて、目を覆ってしまう病気。
先天性と後天性に分けられ、先天性はまぶたを引っ張り上げる筋肉が生まれつき発育異常によるもの。
一方で後天性の場合、まぶたを引っ張り上げる腱膜に異常がある腱膜性、重症筋無力症など筋肉自体に異常がある筋原性、動眼神経麻痺など筋肉を支配する神経に異常がある神経原性に分けることができます。

さまざまな原因が想定される眼瞼下垂ですが、多くの場合は腱膜性の下垂だそう。
腱膜性下垂は加齢によるものが一番多いそうです。
最近ではコンタクトレンズを長時間装着することを起因とする眼瞼下垂も注目されています。

最近だと和田アキ子さんが眼瞼下垂手術を行ったように、原因によっては手術よって改善します。
特に腱膜性下垂の場合は皮膚を切開し、眼瞼挙筋を短縮し、まぶたを引き上げる手術を行うと改善します。

もしもまぶたが最近極端に下がってきた、と実感されている方はぜひ一度、眼科を受診してみてはいかがでしょうか?

脳の障害によって発生することも

このほか、眼瞼挙筋を支配している動眼神経が障害されると「動眼神経麻痺」を引き起こします。
これは脳梗塞や動脈瘤など、頭部疾患で発症することがわかっています。
もしも片まぶただけが以上に下がってきて、目の前のものが二重に見えたり、頭痛を発症した場合はすぐに眼科または脳神経外科を受診すると良いでしょう。

もしかすると脳の動脈にできたコブ(脳動脈瘤)が原因かもしれません。

年齢を重ねると多少は歪むもの。顔の歪みはどんなサイン?

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

何歳になってもキレイな顔でいたい。
そう願う人は多いものです。

しかし、年齢を重ねると多かれ少なかれ、誰しも顔が歪んできます。
普通、芸能人のようにメンテナンスに多額の費用をかけられません。

顔の歪みは加齢のほかにさまざまな原因があります。
顔が歪んできたとき、疑うべき原因にはどのようなものがあるのでしょうか?

日常生活

目、口、鼻、耳などを動かす表情筋は、骨と皮膚につながっていて、これらの筋肉が相互に動くことで、感情や情緒などを顔で表現できるのです。
しかし、過度なストレスや緊張状態になると、表情筋の動きが鈍くなって、表情がこわばってしまいます。

疾患

さまざまな疾患によっても顔が歪みます。

顔の一部が歪んだり、痙攣してしまったり、ぎこちない表情しかできなくなったり、表情が乏しくなってしまったときは、筋肉・脳・神経の異常または心の問題が疑われます。
これはさまざまな原因が考えられるので、しっかりと原因を特定し、解決しなければなりません。



例えば脳神経のひとつで、こめかみから目、あご、頬の知覚領域を支配している三叉神経に痛みが起こるのが「三叉神経痛」。
三叉神経痛は脳に流れる血管がこめかみで三叉神経を圧迫したり、触れたりすることで引き起こされます。
目やあご、頬を中心にぴりぴりとした痛みが走る場合、三叉神経痛かもしれません。

また、顔の片側に突然麻痺が起こり、まぶたが閉じなくなったり、頬や広角が垂れ下がってしまう疾患は「顔面神経麻痺」。
脳出血、脳梗塞を起因とする半身麻痺、帯状疱疹ウイルス感染を起因とする神経障害、顔の片側だけを長時間冷やしすぎた、といったことが「顔面神経麻痺」の原因となります。

このほかにも「顔面けいれん」「バセドウ病(甲状腺機能亢進症)」「甲状腺機能低下症」「強皮症」「破傷風」「パーキンソン病」「アルツハイマー型認知症」「うつ病」などによって顔は大きく変わっていまいます。

もしも顔や表情に以上が見られたときは、すぐに「神経内科」またはかかりつけ医を受診しましょう。

目の周りもしっかりチェックすべき!

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

身体の健康チェックをする際、目を重点的に見ると良いとも言われています。

まずはまぶたのむくみをチェック。
もしもまぶたがむくんでいたら、肝臓や腎臓の異常があるかもしれません。

クマがあるなら、生活習慣が乱れ、血流が不足している証拠。
目の周りがくぼんでいたら、身体が疲労し、水分不足の状態。
まぶたの裏側が白っぽいなら血液不足。
まぶたに肌色の小さな塊があるときはコレステロールの過剰摂取が疑われます。

また、ものもらいができやすい人は、身体の抵抗力が低下しているほか、胃腸機能低下が疑われるので、食事を見直してみても良いかもしれませんね。



このほか、眼球は白色が基本。
黄色ければ肝臓や胆嚢の不調が疑われますし、赤ければ血行不良(眼精疲労、ストレスが高まっている)ことが疑われます。

顔をチェックするときはまずは目を重点的にチェックすると、健康状態がわかりそうですね。
ぜひ皆さんも目の周り、目を重点的にチェックして、自分の健康状態を把握してみてください。

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