メニュー
ゲストさん
 

伝染病が流行する時期に気を付けるべき行動とは?ウイルスから身を守る、免疫力を上げる食べ物をご紹介

毎年、寒い時期にはインフルエンザなどが流行し、不安が大きくなります。
特に今年は中国・武漢を発信源とする新型コロナウイルス「COVID-19」が世界的に流行していますよね。

こうした病気の正しい予防法をご存じですか?
テレビなどでは連日報道されていますが、改めてまとめてご紹介いたします。

本日はウイルス性の伝染病についてご紹介。

インフルエンザやCOVID-19などいま流行っている伝染病は?

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

冬になるとインフルエンザが流行します。
特にインフルエンザは空気の乾燥が大きく関わっているそうです。

風邪やインフルエンザの原因となるのは「ウイルス」。
ウイルスは水分を含んでおり、空気が感染しているとウイルスの水分が蒸発します。
水分が蒸発したウイルスは重量が軽くなり、私たちの身の回りに浮遊しはじめるのです。

このほか、冬になり気温が低下すると身体の抵抗力が弱ってしまいます。
そんなタイミングで空気中に浮遊するウイルスが鼻や口から体内に侵入すると、風邪を引いてしまったり、インフルエンザに罹ってしまうと考えられています。
これらは特に抵抗力の弱い子ども、高齢者ほど罹りやすいため、冬場の風邪・インフルエンザ予防は「乾燥対策」を行うことが重要なのです。

乾燥対策のポイント

室内の乾燥対策を行う上で重要なポイントをご紹介いたします。

まずは湿度をこまめにチェックすることが大切です。
冬は寒さからエアコン、ストーブなど暖房器具を使用する機会が増えるでしょう。
こうした暖房器具を使用すると、空気が乾燥しやすくなるので、こまめに室内の湿度をチェックする必要があるのです。

最適な湿度について、これは高ければ高いほど良い、というわけではなく、50パーセント〜60パーセントの間に保つのが良いと言われています。
一般的に湿度40パーセント以下になるとウイルスが浮遊しやすくなると言われているので、最低でも50パーセントはキープしたいところ。
60パーセント以上になると、結露が発生しやすくなり、カビの原因にもなるので、適正湿度を保つことが重要です。

さて、実際に加湿する際にはどのような器具を用いますか?
加湿器、加湿機能付き空気清浄機などを用いている方も多いでしょう。
しかし、これらの器具がない場合、どのような手段で加湿すれば良いでしょうか?



もっとも手軽なのは濡れタオルで加湿する方法。
ぬらしたバスタオルや洗濯物などを部屋干ししたり、石油ストーブを使っているなら、その上にやかんを置いて水蒸気を発生させるのも充分乾燥対策になります。
このほか、狭いスペースを加湿するならペットボトルに装着するだけで加湿器になる機器も安く販売されているので、これらを活用するのもおすすめです。

新型コロナウイルス「COVID-19」が世界を脅かす

例年であれば、こうした対策を行い、栄養のあるものを食べて、しっかり眠る、身体を冷やさない、という対策でインフルエンザや風邪の多くは予防可能(もちろん、必ず罹患しないというわけではありません)。

ところが、今年は「COVID-19」が世界的に流行し、多くの人を脅かしています。

連日情報が更新されているので、ここでは詳しくは述べませんが、日本は世界で2番目に多い患者数。
死者も出るなど、深刻な状況です。

特に基礎疾患(糖尿病など)がある人や高齢者ほど亡くなりやすいと統計上わかっていますので、こうした条件に該当する人は注意が必要です。

人から人へうつるプロセスとは?

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

突然流行するインフルエンザなど風邪ですが、どのようなプロセスを経て人に感染していくのでしょうか?
(COVID-19に関しては確定的な情報がないため、今回はインフルエンザを例にとってご紹介いたします)

インフルエンザの感染経路は「飛沫感染」と「接触感染」です。

「飛沫感染」とは、感染した人が咳をしたりくしゃみをしたりしたときに飛んだ飛沫に含まれるウイルスを、別の人が吸い込み、ウイルスが体内に入り込んで感染する、ということ。

もちろん、直接吸い込むだけでなく、感染した人が咳をしたとき口を押さえた手で触ったドアノブ、エレベーターのボタン、スイッチを触るとこれらにウイルスが付着することがあります。
実際につるつるしているものほどウイルスが付着しやすいといわれているので、つるつるしているこれらのものは要注意です。
感染した人が触った場所に、非感染者が触り、その手で口に触れたり、鼻をかいたりすると粘膜を通じ、ウイルスが体内に入り込み、感染してしまいます。

これが「接触感染」です。

COVID-19はどのように感染する?

新型コロナウイルス「COVID-19」はどのように感染拡大した、と考えられているのでしょうか?

当初、飛沫感染しかしない、と言われていましたが、接触感染する可能性がある、エアロゾル感染の可能性もある、と言われるようになりました。

エアロゾル感染とは、名前の通り、エアロゾルを介して感染していくということ。
とはいえ、そもそもエアロゾルがなんのことだかよくわかりせんよね。



エアロゾルについては「日本エアロゾル学会」(https://www.jaast.jp/new/home-j.html)のホームページに詳しく記載されています。
同学会によると、エアロゾルとは気体中に浮遊している微少な液体または固体の粒子、としています。
簡単に言うと、飛沫よりも軽く、空気より重い、というのがエアロゾルだといえます。

空気感染との違いが気になるところです。
空気感染は空気を介して感染が拡大する、ということで長期間・広範囲に感染が拡大するのが特徴。
一方で、エアロゾル感染はエアロゾルを介して感染が広がっていくので、限られた空間で広がる、と考えられます。
会社、病院、タクシーといった密閉された限られた空間だと罹患の恐れがある、ということですね。

伝染病の予防法とは?

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

こうしたウイルス性の風邪などを予防するにはどのような対策が有効なのでしょうか?
マスク、手洗い、うがいなどさまざまな対策が考えられます。
本当に有効な対策とは何なのでしょうか?

インフルエンザ予防に有効な対策とは?厚生労働省の見解

厚生労働省のホームページにはインフルエンザに関するQ&Aが掲載されています。

これによると、「流行前のワクチン摂取」「外出後の手洗い等」「適度な湿度の保持」「十分な休養とバランスの取れた栄養摂取」「人混みや繁華街への外出を控える」といったことが有効な対策のよう。
現在流行中のCOVID-19についても同じことが言われていますね。

インフルエンザワクチンを打つ方も多いかと思います。
このワクチンを打ったからといって「インフルエンザに罹らない」わけではありません。
報告されている情報では、感染後に発症する可能性を低減させる効果と、発症した場合の重症化防止に有効なのです。
インフルエンザの予防接種を行っておけば、それほど重篤な症状にならない、ということが大きなメリットですね。



また、手洗いうがいは、手指など身体についたインフルエンザウイルスを物理的に除去する、といった目的で非常に有効です。
インフルエンザだけでなく、接触や飛沫感染といった感染経路の感染症対策の基本となります。
しっかりと流水と石けんを用いて丁寧に洗いましょう。
右利きの人は右手ほど洗い残しが多いといいます。
洗い残しがないよう、手首、指の1本1本まで丁寧に洗いましょう。

そのほか、お湯を飲むのが有効など嘘か本当かよくわからない情報が氾濫しています。
現在のところ、有効な手段はしっかりとした手洗い、うがいです。
まずはこれらを欠かさないよう、機会を見つけ、こまめに行いましょう。

コメント

コメントを書く(クリックしてください)

関連記事
2024年2月2日

健康・美容

めまいや頭痛の引き金に 気象病とその予防

低気圧が近づくと腰痛や関節痛がひどくなったり、季節の変わり目に片頭痛が出やすかったりしたことはありませんか? 天気の変化で不調を感じたら、それは「気象病」かもしれません。 「...
2023年11月17日

健康・美容

インフルエンザを予防しよう! 冬のウイルス対策

新型コロナ感染症も気になりますが、この時期気になるのが、インフルエンザ。毎年12月から3月の寒い季節に流行のピークを迎えます。予防するためには、手洗いやうがい、マスクの着用を徹底し...
2023年10月31日

健康・美容

けっこう怖い歯周病

11月8日は「いい歯の日」。日本では、30歳以上の8割もの人が軽度の歯周病との調査もあります。歯周病は口腔内の問題だけでなく、糖尿病など生活習慣病との因果関係も分かってきています。...
2023年10月20日

健康・美容

パープルフードを食す!

「パープルフード」を知っていますか? 紫色の天然色素が含まれているフルーツや野菜のことです。今、このパープルフードが、ダイエットや美容に良いといわれています。 パープルフ...
2023年10月10日

健康・美容

目のケアしていますか?

10月10日は目の愛護デーです。パソコンやスマートフォンなどの使用で、一日中目を酷使している人も多いのではないでしょうか? 目が疲れると仕事の効率が悪くなり、頭痛や肩こりも引き起こ...
2023年10月3日

健康・美容

姿勢に注意!猫背がもたらす危険性

猫背の原因の一つとして考えられるのが、パソコンやスマホを見ているときの姿勢。猫背は姿勢が悪いというだけでなく、集中力や内臓機能の低下にもつながるといわれています。意識して姿勢を正し...