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今年の冬は暖かい体温を維持することがいつもより重要!寒い冬の体温を上げる習慣とは?

みなさんは体温が下がると免疫力も下がることをご存じですか?
特に、新型コロナウイルス感染症拡大が心配される今年の冬はできるだけ風邪などひかずに乗り越えたいですね。

なぜ体温が下がると免疫力が低下するのでしょうか?
また、体温を上げる方法はあるのでしょうか?

本日は体温を上げる、免疫力を上げる習慣についてご紹介します。

体温が下がると免疫力も下がる理由は

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

皆さんは普段の自分の体温(平熱)をご存じでしょうか?
新型コロナウイルス感染症の影響で、お店に行くと体温を計測する機会も増えたことでしょう。
すぐに体温を教えてくれるお店もあれば、37.5度以下なら教えてくれないお店もあります。

何度なのかとても気になるものです。
体温は体のバロメーター。
非常に重要な基準となるので、ぜひ体温についての知識を持っておきましょう。

ヒトの平熱は36.5度~37.1度

一般的に37.0度は日本人の平均的な平熱の範囲だといわれています。
37.0度と聞くと少し体温が高いかな?と感じてしまう方もいるかもしれませんが、37.0度くらいなら「発熱でない」場合の方が多いのだとか。

人間は暑さを感じると手や足、顔などが赤くなることがありますよね。
体は汗をかいて体温を下げようとします。
また、寒さを感じると手足から徐々に血色が悪くなり、冷たくなってしまいますよね。

そもそも私たち人間の体は体温を常に一定に保とうとする働きが備わっているのです。
だからこそ、体表温度を測定するだけでは本当の意味での正しい体温は測定できません。

体温は体の中心であればあるほど高く、安定していると言われています。
その理由は手や足、顔といった末端や表面の温度は季節や周囲の気温などの影響を強く受けるため。
一方で体の中心に近い部分の温度は、臓器の働きを保つため、高い温度で大きなブレもなく、安定しています。

体中央の高い温度のことを「中核温」といい、中核温を測定するのが正しい「体温」です。
とはいえ、日常的に体の内部の温度を測ることはできませんよね。

そこで、体に負担をかけず、簡単に検温できる場所として口、耳、ワキ、直腸など、体の表面に近い場所が多く用いられています。
測定する部位によって検温に必要な時間などが異なり、部位によって体温も異なるのです。
簡単に測定できるワキが何度なのか?というのがわたしたちが普段使う「平熱」に該当します。

ここまでで分かるとおり、体温は測定する場所によって温度にバラツキがあります。
例えば1秒で測定完了する耳はだいたい37度前後を指す場合が多いそう。
比較的短時間で測定完了する口も37度ほど。
一方でワキは36度くらいが平熱だそうです。
まずは一度、体温を測定してみましょう!

体温が下がると免疫力低下の謎

では、なぜ体温が低くなると免疫力が低下するのでしょうか?

体温が上昇すると血液の流れが良くなります。
血液の流れが良くなる=免疫力向上なので、体温が高いほど免疫力が高まるというわけです。

詳しく見ていきましょう。
血液にはわたしたちの身体を構成する約60兆個もの細胞に栄養と酸素を送り届け、老廃物を持ち帰るという働きがあります。
血液中には免疫機能を備えた白血球があり、白血球が身体の隅々まで巡ることで異物がないか、パトロールをしているわけです。

つまり、体温が低下すると白血球が身体の隅々まで行き渡らなくなるので、免疫力が低下するというわけです。
だからこそ、平熱の範疇で体温をキープする必要があるのです。

平熱の測り方

1週間程度、朝・昼・夜の決まった時間に体温を測定し、各時間の平均値を出しましょう。
それが各時間のあなたの平熱となります。

低体温を解消するのは?

なかにはもともと体温が低い、平熱が35度台など「低体温」という方もいるでしょう。

低体温の原因の90パーセントは筋肉量の低下。
50年ほど前の人と現代人の体温を比較すると0.7度も下がっているといいます。
50年前は日常的な運動量が多かった時代ですが、現代においてはそれほど動かなくても生活できてしまいますよね。

運動量が低下すると筋肉量も減少。
筋肉は熱を発生させる器官でもあるので、筋肉量が低下すると体温が下がり、基礎代謝も下がってしまうのです。
基礎代謝は何もしていなくてもエネルギーを消費していると言うこと。
基礎代謝が低下するとエネルギーが消費されにくくなり、内臓脂肪増加の原因にもなります。

内臓脂肪組織からは20種類以上の悪玉ホルモンが分泌されることもわかっており、これらは血管に炎症をもたらし、血栓ができやすくなったり、インスリンの働きを弱め、がん、高血圧、糖尿病などの原因にもつながるそうです。
筋肉量を維持する、増加させるということは健康への第一歩といえそうですね。

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