睡眠中に熱中症になることもある!熱帯夜に気を付けて欲しい睡眠熱中症の予防方法とは?
熱帯夜の夜はエアコンをつけないと、なかなか眠れない人も多いのではないでしょうか。
エアコンは眠りにつく15分ほどだけつけてあとは自動で消えるようにして寝る人も多いと思います。
気を付けたいのが睡眠中の熱中症。睡眠中の熱中症は十分に気をつけなければなりません。
本日は睡眠中の熱中症についてご紹介いたします。
朝起きたときに気持ち悪い!それ、睡眠中に熱中症になったのかも!
熱中症のサインはさまざまあります。まずは「この症状が出たら熱中症かもしれない」というサインをご紹介していきます。
めまいや顔のほてり
熱中症の代表的なサインのひとつが、めまいや立ちくらみ、顔がほてるなどの症状。なんでもない場面でこの症状が出たら、熱中症を疑いましょう。一時的に意識が遠のいてしまったり、腹痛などを併発する場合があります。
これらは普通の風邪のような症状ですが、熱中症の場合もあるので注意が必要です。
筋肉痛や筋肉のけいれん
いわゆる「こむら返り」と呼ばれる、手足の筋肉が釣るなどの症状が出る場合があります。筋肉がピクピクと痙攣したり、極端に筋肉が固くなる場合もあります。筋肉痛になる覚えがないのにもかかわらず筋肉痛になった場合は、熱中症を疑いましょう。
体のだるさや吐き気
なんだか体に力が入らない、ぐったりする、吐き気がある、実際に嘔吐してしまう、頭痛がするなどの症状は熱中症のサイン。見逃さずに、水分補給をして病院にいきましょう。
異常な量の汗・まったく汗をかかない
拭いても拭いても汗が止まらない、汗をまったくかかない、など汗のかきかたに以上がある場合、すでに熱中症かもしれません。
体温の急上昇、皮膚の赤み
発汗異常により、体温を下げられないため体温が急上昇したり、皮膚が赤く、乾いているといった症状は熱中症のサイン。皮膚の状況にも気を配りましょう。
真っすぐ歩けない、反応が遅れる
声をかけても反応しなかったり、返答がおかしかったりする場合は熱中症かも。また、体がガクガクとして力が入らなかったり、ひきつけを起こしたり、真っ直ぐ歩くことができない場合も熱中症かもしれません。
こうした症状が出ると、重度の熱中症が疑われます。
すぐに医療機関を受診しましょう。
水分補給ができない
自分で水分補給ができない場合はとても危険な状態が疑われます。ここまで悪化してしまった場合は、無理やり水分補給させるのではなく、すぐに医療機関を受診しましょう。
熱中症が盛んに騒がれていますが、熱中症はとてもコワイ病気。体は必ずサインを出すので、見逃さずにすぐに対応するようにしましょう。
それでは実際に熱中症になってしまった場合、どのような応急処置が必要なのでしょうか?
ここからは熱中症になったときの応急処置について、詳しく見ていきましょう。
日陰、エアコンの効いた室内など涼しい場所へ
熱中症が疑われる場合、まず大事なのは涼しい場所への移動。エアコンの効いた室内や、車のなかなどに速やかに移動しましょう。もし屋外で涼しい場所がない場合、風通しの良い場所や日陰に移動しましょう。
移動した先では安静に過ごし、無理に動いたりしないよう注意を。
体を冷やし、体温を下げる
熱中症が疑われる場合、体温が上がっている場合が多いです。そのため、熱中症かも? と疑ったら、体温を下げる応急処置が有効です。
衣服をゆるめ、体の熱を外に放出しましょう。氷枕や保冷剤で大きな血管周辺(首筋、脇、足の付根)を冷やすと、体温は下がりやすいです。
また、皮膚に直接水をかけてうちわや扇子などであおぐことでも体温は下がります。うちわなどがない場合、タオルを振るのも効果的。とにかく風を起こし、涼しく感じられるようにしましょう。
塩分・水分補給を
ポカリなどスポーツ飲料のほか、OS-1など経口補水液などで水分補給しましょう。以前はドラッグストアなどでの販売でしたが、最近ではコンビニエンスストアなどでも販売されていますよね。
水だけの補給では、塩分が不足するため、体の中が塩分不足になってしまいます。汗などで体の塩分も外に放出されてしまうので、必ず塩分をセットで摂取しましょう。
梅干しと麦茶のセットが特にオススメで、塩分とミネラルを同時に摂取できます。
おう吐の症状や意識混濁などの症状が出ている場合、無理に水分摂取をさせる必要はありません。無理に水分補給をしたことで、気道に水分が入る危険性があります。無理に飲ませることはやめましょう。
熱中症対策には水分補給と涼しい環境が必須。また、熱中症予防も同様です。正しい知識を持って、適切な水分補給をしましょう。
睡眠時にも熱中症リスクがある
日中に上記の様な症状が起こる熱中症。しかし、実際には夜間や睡眠中に発症することも少なくありません。特に高齢者ほど熱中症のリスクが高いので、十分に気をつけましょう。
夜間の室温は建物の建材だったり、部屋の向きなどの影響を大きく受けます。住宅の断熱性が高くない場合、日中の日差しでベランダや壁に熱が蓄えられ、その熱が徐々に室内に伝わることで、室温が高温になることがあります。
暑い時間にエアコンを使っていなかったり、そもそも寝室にエアコンが無い場合は、熱中症が起こりやすいのです。
また、防犯のため、窓を閉め切っている場合、風通しがないため室温が下がりにくく、熱中症の原因になります。
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