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体に合った食物を摂る薬食同源レシピ チャイナハーブ研究家:向當充子 「自分の体に合った食事を自分で考える」ことができるよう、四季の食材・香辛料(ハーブ)を使ったレシピをご紹介していきます。

 

第1回 薬と食物 – 薬食同源レシピ

 はじめまして。向當充子です。
 スローネットのページを開いてくださる皆様と、毎日の食事について考える機会ができましたことを大変うれしく思っています。四季を追って、季節の養生・季節の食材と香辛料(ハーブ)それを使った料理を掲載する予定です。
 来年の今頃には、自分の体に合った食事を自分で考えることが出来るようになっていることでしょう。
 どうぞよろしくお付き合いくださいますようお願い申し上げます。

薬と食物の間に区別はない

 中国医学の言葉の中に「薬食同源」というものがあります。薬と食物の間には、これは薬で、これは食物という区別はなく、植物・動物・鉱物の中で、毎日食べたほうがよいもの、ちょっと具合の悪いときに食べるといいもの、病気の治療を目的に食べるもの、といった区別があるだけです。
 同時にこの言葉は、毎日の正しい食事は、病気になってからの薬に勝るという意味で使われています。名医は未病を治すと言う言葉もあります。春秋戦国時代(BC3~4)に著された「黄帝内経」の中に 聖人不治已病 治未病 不治已乱 治未乱 と記されています。また、皇帝の食事の献立を作る「食医」は医者の中で最高の身分を与えられていました。
 食材と料理を紹介する前に中国医学の基礎にある、「五行と陰陽」の考え方を紹介しますので、1~2回は退屈かもしれません。しかしその考え方を基にして自分の体質を知り、自分にあった食物を探し、それを使った料理を自分で工夫して作ることが目標ですので、ご了解ください。

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上写真左から紫蘇・生姜・西瓜・トウモロコシ
 食材は、私の住んでいる関東地方を基準にしていますので、皆様の土地とずれていることもあるかと思います。それぞれの土地での旬の時期を選んでお試しください。

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