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体に合った食物を摂る薬食同源レシピ チャイナハーブ研究家:向當充子 「自分の体に合った食事を自分で考える」ことができるよう、四季の食材・香辛料(ハーブ)を使ったレシピをご紹介していきます。

 

第5回 夏を乗り切る体をつくる!苦瓜  

苦瓜

<ウリ科ツルレイシ>

苦瓜 にがうり

五味:苦
五性:寒
帰経:心・肝
効能:清熱安心・疲労回復・明目

●夏を乗り切る体をつくる!苦瓜

 熱帯アジア原産。
 緑色の皮が苦いことからニガウリといわれ、沖縄ではゴーヤと呼ばれています。よく熟した種の周りの赤い部分は甘く、そのまま食べられます。
 ビタミンCは120mg含まれ、キュウリの13mg、いちごの80mgに比べても圧倒的に多く、炒めてもほとんど消失しません。
 寒性ですので体の熱をとり、精神安定に働きます。真夏には、ぜひ食べたい食物です。
 肝経に入りますので目の疲れにも効果が期待できます。
 チャンプルーという沖縄の炒め物で有名です。金山寺味噌との炒め物は、種も白い部分もそのまま使用しても、苦味が緩和されとても美味しくいただけます。
 最近はあまり苦くない品種もあり、生のまま薄くスライスしてサラダにも使えます。

[レシピ] 苦瓜の金山寺味噌炒め

苦瓜の金山寺味噌炒め

トウモロコシの甘い香りがしてとても美味しいです。美味しいトウモロコシの髭はやはり美味しいです。新鮮なものを使ってください。

材料

苦瓜
1本
金山寺味噌
大さじ2

(なければ豆粒のある味噌に砂糖大さじ1を加える)

大さじ2
大さじ1

作り方

1.苦瓜は洗って縦2つ、または4つに切り、さらに10cmの長方形に切る。種はとらない。とても硬い種のときは取り除いてください。
2.味噌、酒、水半カップを混ぜ合わせておく。
3.中華なべに油(オリーブオイル、ゴマ油など)を熱し、苦瓜を入れて透明になるまで炒める。
4.2.の調味料を入れて沸騰したら弱火にして苦瓜が軟らかくなるまで煮る、5分くらいで軟らかくなります。
金山寺味噌に自宅にある味噌をブレンドするとさらにコクのある味になります。

☆次回は、夏の終わりの養生についてお話します。お楽しみに!

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