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体に合った食物を摂る薬食同源レシピ チャイナハーブ研究家:向當充子 「自分の体に合った食事を自分で考える」ことができるよう、四季の食材・香辛料(ハーブ)を使ったレシピをご紹介していきます。

 

胃腸を整えて便秘解消のアロエ

芦薈 ろかい/アロエ

芦薈 ろかい/アロエ

五味 苦
五性 寒
帰経 肝・心・胃・大腸
効能 寫熱通便・涼肝除煩・殺虫

→五性、五味、帰経について

<ユリ科のアロエその他同属植物の葉から得た液汁>

●胃腸を整えて便秘解消のアロエ

 アロエヨーグルトで有名になりました。ヨーグルトの中に果肉のシロップ漬けが入っています。シロップ漬けは、皮をむいて透明な果肉をさいの目に切り、沸騰した湯に入れて単シロップに漬けます。
 「寫熱通便」(しゃねつつうべん)は熱をとり便秘を解消するという意味です。性が寒ですから熱をとります。大腸系に入りますから、腸の調子を整えてくれます。
 「涼肝除煩」(りょうかんじょはん)は肝火からくるめまい、頭痛、いらいら、怒りっぽいなどの症状に効果があるということです。
 少量ですと健胃に働きますが、寒ですので食べ過ぎると胃を痛めます。体を冷やしますので、妊婦には不向きです。
 写真はアロエベラです。大きなスーパーに1枚ずつ売られるようになりました。我が家ではベランダで大きくなっています。
 生のまま薄く切って、サラダのように食べることもできます。
 皮と身の間に苦味がありますので、皮をむくときは包丁を入れるたびに洗うとよいでしょう。

[レシピ] アロエヨーグルト

ウイキョウそら豆荷葉蓮子鶏

材料

アロエベラ
1本
ヨーグルト(プレーン)
250ml
ガムシロップ
3~4個

(砂糖水を煮詰めてシロップを作ることもできます)

作り方

1.アロエベラは皮をむいて2センチ位のサイコロ状に切ります。皮と透明な身の境に苦味がありますので、包丁をこまめに洗いながら切ります。
2.湯を沸かし、その中に1を入れて沸騰したら取り出します。
3.シロップに漬けます。この状態で保存することができます。
4.シロップ漬けのアロエにヨーグルトを加えていただきます。

☆次回は、夏の養生についてお話しする予定です。どうぞお楽しみに。

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