婚活はアウトドアで　山コン、ウォーキングコンが人気

パートナー探し「どうすれば？」

ずっと独身で過ごす、生涯未婚率が高まっています。あるいは離婚や死別によって配偶者を失うケースも少なくありません。中高年シングルが、これからの人生を共に過ごすパートナーを探すにはどうすればいいのでしょうか。

中高年専門の結婚相手紹介サービス「楽天オーネット スーペリア」が昨年、50～69歳の独身男女956人を対象に実施した「独身中高年の恋愛・結婚意識調査」によると、現在パートナーが「いる」または「ほしいと思っている」人は全体の48％（男性55％、女性41％）で、半数近くに上ります。

「パートナーと一緒にやりたいこと」では、男女とも「旅行」が6割以上と最も多く、「街歩き・散歩」「食べ歩き」「ドライブ」など、「1人よりも2人でアクティブに楽しみたい」という思いが窺えます。

しかし一方で、パートナーを探すために具体的なアクションを起こしている人は、全体の12.5％。「探すのが面倒」「具体的にどうしたらよいのかわからない」という理由が多く見られました。

レジャー×コンパ

結婚相談所で相手を紹介してもらったり、お見合いパーティーに参加したりするのは気おくれする人でも、比較的参加しやすいのが「〇〇コン」です。スポーツやレジャーを一緒に楽しむコンパのことで、ゴルコン（ゴルフ）にテニスコン、山コン（登山・ハイキング）、ウォーキングコンなど、内容もさまざま。

大和ネクスト銀行が実施した「シニアのスポーツと日帰りレジャーに関する調査（2017年3月）」によると、独身シニアが参加したい「〇〇コン」の1位はウォーキングコン（26.5％）、2位は山コン（13.5%）でした。気軽に始めやすいことが人気の理由です。

参加するには、結婚相談所などが主催するイベントのほか、旅行会社が企画するシニア向けの日帰りツアーや、地域の同世代が集まる登山サークルなどもあります。「婚活」と気負わず、健康づくりを兼ねて茶飲み友達を作りに行くくらいの気持ちでいると、よい出会いがあるかもしれません。

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