【シニアの再雇用】シニア世代と企業をマッチングさせるサービス

「定年退職したけれど、知識や経験を生かしてまだまだ働ける」という労働意欲の高い60代・70代の方々が増えています。企業としても60歳や65歳で定年退職してもらうのではなく、人脈や技術をもったシニア世代の雇用には積極的です。しかし現役時代と比べると体力の低下も見過ごせないシニア世代。働いて欲しい企業とペースを落として働きたいシニア世代をマッチングさせるサービスが開始されました。

画像提供：imagenavi(イメージナビ)

「一億総活躍社会」実現に向けて　現在の求人状況

少子高齢化が進み、人口減少の一途をたどる現代。企業は今までの取引を維持しようとすると、人材が足りないということに頭を悩ませています。2017年9月のデータでは、新規有効求人倍率は平均で2.26倍(※)となっており、人手不足感は否めません。産業別に見ると、製造業、運輸業、郵便業で特に求人が伸びてきています。また、就業地別では福井県が2.07倍、最低は北海道で1.19倍と、いずれの地域においても1人に対し、1社以上が求人を出している状況です。こうした人手不足は企業にとっては深刻で、事業継続がままならないことも。
シニア世代にとって問題なのは、デフレが徐々に解消してきていること。同じものを購入するのにも今まで以上にお金が必要になってきています。
こうした社会の時代背景から、労働に積極的なシニアと企業とを結びつけるサービスが出たそうです。
（※厚生労働省：一般職業紹介状況（平成29年9月分）について　より）

企業の「人材不足解消」とシニア世代の「就業支援」を目指して

豊富な経験を持つシニア世代の活用は、企業にとって重要な取り組みのひとつ。しかし、実際には就業意欲の高いアクティブシニアは多いものの、多様な就業ニーズに労働環境の整備が進んでいないことや、就業希望者と企業双方の理解不足に寄って就業機会の未発掘が多く存在しています。
そんななか、新会社として営業を開始した「フルキャストシニアワークス」は、人材派遣などで豊富に培われた人材ノウハウをもとに、アクティブシニアに働きやすい環境を提供し、企業の人手不足解消と併せて、双方のニーズに応えることを目的としています。
こうした取り組みが「一億総活躍社会」の実現につながり、「生きがいをもって社会参加したいシニア層のための、多様な就業機会の確保」に貢献したい、と話します。
働きたいシニア世代にとって、こうしたサービスがどんどん広がることで、より生き生きとした自分らしい人生を送ることができますよね。

60代前半は70％以上が現役、65歳以上は20％が現役　シニア世代が求める働き方とは？

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2015年の65歳以上の高齢者就業率は21.7％。60歳〜64歳の60代前半に限定すると、75.5％ものシニア世代が現役で仕事を行っているそう。しかし、65歳をすぎると、その割合は50％以下に低下します。これは年金支給年齢が65歳に引き上げられ、60代前半は望むと望まざるに関わらず「働かざるをえない」という状況になっています。
しかし、労働といっても現代は様々な労働環境があります。フルタイム労働やパートタイム労働など。シニア世代はどのような労働を望んでいるのでしょうか？
週5日1日8時間という勤務スタイルを希望するシニア世代は3割ほどとなっており、多くのシニア世代はペースを落とし、週5日なら1日6時間以内。その他は週2,3回の勤務を望んでいるという結果に。
なぜ労働するのか？　という質問に対しては「自分の経験や能力を生かしたいから」（62％）、「社会とのつながりを維持したいから」（58％）という結果に。「生活のため」（46％）よりも多くのシニア世代はやりがいを求めているということがわかりました。

こうした事情は、フルキャストシニアワークスのような人材派遣サービスを利用するのがベストと言えるでしょう。自分と企業の交渉ではなく、間に入ってもらうことで希望をかなえられる可能性は高くなります。定年退職後の労働意欲。さまざまなサービスを活用して、豊かな老後を目指しましょう。

参考サービス：人材派遣サービス「フルキャストシニアワークス」

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