60歳以上の居場所 男性は「1か所」女性は「3か所」以上必要!?
「定年退職をしたら自分の家のはずなのになんだか居心地が悪い」
これまでずっと働いてきたシニア世代の方にとって、待ちに待った定年退職はやっと自分の家でずっと過ごすことができる快適な場所のはず。
しかし、リラックスできるはずの自分の家が、なんだか居心地が悪い。
そう感じるシニア世代が急増しているんです。
居心地のいい居場所の数は60歳を境に変化?
20〜69歳の全国14万人に対して行なった「ココロの体力測定2017」で、「居心地のいい場所」の有無を聞いています。
20〜59歳と、一般的に定年を迎える60歳からでデータを比較したところ、いずれも高ストレス者は「居場所」が少なく、59歳以下の女性を除き、一箇所以下という結果になりました。
低ストレス者は、男女別で見ると女性の方が「居場所」が多く、約3カ所。
男性は1箇所以上確保できていることがわかりました。
年代別で見ると、六十歳を境に居場所の確保が難しくなる「居場所難民」が多くなる傾向にあり、定年後の夫も一緒に暮らす妻も過ごし方の課題の一つと言える結果に。
低ストレス者と60歳男性の居場所
では具体的に低ストレス者が「居心地がいい居場所」はどこなのでしょうか?
これは年代・ 性別を問わず共通しており「大切な家族」「自宅・自室」といった家庭内が最も多いという結果。
女性だけに限定してみると「何でも話せる長年の友人」、男性だけで見てみると「自然」「やりがいのある仕事」が多い結果になりました。
この他、主だった特徴を見てみると、20〜59歳の女性は「仕事関連」が上位となり、近年の女性の社会進出によって職場環境の快適さが、低ストレスにつながっているということがわかりました。
また六十歳未満で、男女ともあげられている「価値観の合うパートナー」は、60歳以上ではランクインしないという結果になりました。
次に60歳から69歳を見ていきましょう。
女性は「近所付き合い」「趣味の場」と身近なコミュニティをあげています。
しかし、男性は「仕事関連」が2つもランクインしており、退職後に切り替えができるかどうか、というのが重要なポイントになりそうです。
「自然」との触れ合いは、 20〜59歳の女性以外全ての年代で上位でしたが、特に60から69歳では男女ともに1位という結果になりました。
高齢化社会のストレスオフのポイントは自然にあるのかもしれません。
最近ストレスが溜まっているなと感じるシニア世代は、 自然に触れ行ってみてはいかがでしょうか?
居心地の良い場所はシニアライフの活力に
居心地のいい場所を一言で言っても、どこが居心地がいいと感じるかは人それぞれです。
定年まで勤め上げて、いざ定年退職をしてみると、家族と過ごす時間が今まで以上に増えるでしょう。
共に過ごす時間が増えることで、今まで見えなかった家族の新たな一面を垣間見る機会も増えることでしょう。
今まで見たことのなかった一面は、自分とは全く違う価値観であったり、思いもしなかったものであったりと新鮮さを感じる機会もあります。
その一方、家族が今まで自分に見せなかった新たな一面は、自分にとってどうしても許せないことの可能性もあります。
自分にとってどうしても許せない一面を見つけてしまうと、心安らぐはずの家庭がストレスの原因にもなってしまいます。
しっかりと家族とコミュニケーションをとり、ストレスの少ない生活を心がけた方が定年後の生活はより豊かになると言えるでしょう。
もし、強いストレスを感じた時は、散歩や登山といった自然と触れ合う趣味を楽しむことで、ストレスを軽減できるかもしれませんね。
日々をなるべくストレスなく過ごす工夫も考えておいたほうが良さそうです。
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