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65歳以降46.0%が「仕事したくない」一方、働くシニアの平均収入は22万1,000円

「60歳までだと思っていたのに65歳まで…。いつまで働けばいいの?」

厚生年金は共済年金は働き始めの時は60歳支給開始だったのに、 気がつけば65歳になっていた。
ずっとゴールだと思っていた60歳が、65歳になり、今は70歳まで働くような時代になってきている。
一体いつまで働けばいいのだろう……。

そんな風に思うシニア世代の方もきっと多いのではないでしょうか?
どんどん制度が変わっていき、 いくつになっても働き続けなければいけない時代になってきています。

65歳以降46.0%が「仕事したくない」一方、働くシニアの平均収入は22万1,000円

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

今時のシニア世代がどのようなことを思っているのでしょうか?

イマドキシニアの就労についての考え

ソニー生命保険株式会社は昨年12月20日、「シニアの生活意識調査」 の結果を発表しました。
調査は50歳から79歳の全国のシニアを対象に行われ、1,000人から有効回答を得ました。

PR TIMESより:経年調査

この中で特に65歳以降の就労意欲について聞いたところ、「仕事をしたい」32.8%、「仕事はしたくない」46.0%、「分からない」21.2%となり、65歳以降でも就労意欲があるシニア世代は、なんと3人に1人という割合になりました。
2016年の同じ調査と比較すると、仕事をしたくないという人の割合が1.6ポイント伸びたという結果に。

一方、仕事をしたいと答えた人の割合は1ポイントダウン。
一年間で仕事をしたくないと考えている人が増えた、ということがわかります。

いかがでしょうか?
納得できる結果ですか?
思った以上に就労意欲が高い、とか感じた方も多いのではないでしょうか?

PR TIMESより:経年調査

さらに65歳以降の仕事で重視することを複数回答で聞くと、「体力的な負担が軽い」が48.4%で最も多く、続くのは「勤務時間」39.4%、「経験が活かせる」33.6%、「通勤時間」27.5%、「賃金」24.7%が続くという結果になりました。

働くシニアの月収は?

株式会社大和ネクスト銀行は「働くシニアの仕事と生活に関する実態調査」を実施し、その結果を昨年11月21日に発表しました。
この調査は対象が60歳から79歳の働くシニア1,000人。

この調査で見えてきたのは、今時のシニア世代の労働の考え方でした。

1日の平均労働時間は8時間が33.8%で最も多く、平均の労働時間は6.3時間でした。
職業別に見てみると「会社員・公務員(正社員・正職員)」が7.6時間、「契約社員・派遣社員・非常勤職員」が7.4時間となる一方、「パート・アルバイト」が5.0時間、「自営業・フリーランス」が4.4時間となりました。

一週間の平均的な勤務日数は5日が49.5%で最も多く、平均では4.3日。職業別では「会社員・公務員(正社員・正職員)」が4.9日、「契約社員・派遣社員・非常勤職員」4.3日、「パート・アルバイト」3.8日、 「自営業・フリーランス」4.3日という結果に。

@PRESSより:現在の平均的な1ヶ月の収入/目標としている1ヶ月の個人収入

平均的な収入で見てみると「5万円から10万円未満」が23.8%で最も多く、「10万円から15万円未満」15.2%、「15万円から20万円未満」14.2%、「20万円から30万円未満」13.7%、「5万円未満」12点3%が続く結果になりました。

平均の月収は22万1000円
60代男性が32万5000円、70代男性が22万3000円、60代女性が16万1000円、70代女性が15万5000円でした。
その一方で目標とする金額は全体の平均額が28万4000円。男女別で見てみると男性が30万6000円、女性が20万3000円でした。

皆さんの考え方とのギャップはありましたか?

シニア世代の労働意欲についてのアンケート結果、実際に働くシニアの月収、この二つの調査を見てみたところ、働くシニアはより多くの収入を求めて就労する傾向にある一方、定年後はなるべくなら働きたくないと考えているシニア世代も多いということがわかりました。

40年間働いてきたシニア世代は、 労働はもうやめてゆったりとした老後を過ごしたいと考えているのかもしれません。

働くシニア世代は満足。しかし主婦は?

65歳以降46.0%が「仕事したくない」一方、働くシニアの平均収入は22万1,000円

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

老後のお金について、シニア世代と現役世代の主婦との差はあるのでしょうか?

ソニー生命保険株式会社が実施した「シニアの生活意識調査」によると、 シニア世代の49%が「現在の生活に満足」、その一方で現役世代の主婦は89.1%が「不安」と回答しました。

より詳しく見ていくと、現在の生活に対するシニア世代の満足度は「非常に満足」が6.1%、「やや満足」42.9%で、合計すると49.0%が満足感を感じているという結果に。不満を抱えているシニア世代は23.9%にとどまり、27.1%の人がどちらとも言えないと回答しています。

どこに満足を感じているのか。項目別に見てみると食生活に満足しているシニア世代が59.6%と最も高く、友人関係が48.8%、経済状況が34.3%と続き、将来に対する備えが24.4%で最も低いという結果になりました。将来の蓄えに嫌や不安はあるものの、 シニア世代の多くは現在の生活に満足しているということがわかります。

株式会社 SBI 証券が20代から40代の主婦450人を対象に「老後のお金に関する調査」を実施したところ、54.9%が不安を感じていると回答し、やや不安を感じていると回答した34.2%と合わせると、なんと89.1%の主婦が老後に不安を感じているということがわかりました。

PR TIMESより:【Q】あなたは老後のお金について、不安を感じますか?(N=450)

その一方で不安を感じていないと回答した主婦は10.9%。

PR TIMESより:【Q】老後のお金に「あまり不安を感じない」「不安を感じない」方にお伺いします。
老後に不安がない理由をお答えください。(複数回答可)(N=49)

この不安を感じていない人に、なぜ不安を感じないのか?と尋ねてみたところ、「漠然としていてあまり具体的なイメージがわかない」が42.9%、十分な貯蓄がある24.5%、老後に向けた生活プランを立てているから12.2%という結果になりました。

PR TIMESより:【Q】老後の貯蓄はいくらぐらいあると安心だと思いますか。(お答えは1つ)(N=450)

老後にいくらあると安心できるのか、と聞いたところ最も多いのは「いくらでも安心できない」31.1%。
以下続くのは「5000万円以上」13.8%、「2000万円〜3000万円未満」11.3%となりました。
66.6%の主婦が、2000万円以上あると安心できると答えたことがわかります。
将来は年金の不安もあるので、 現役世代は老後のお金に漠然とした不安を抱いているようです。

現役世代とシニア世代は、環境も違えば考え方も大きく異なるもの。
65歳以降の労働については家族としっかり話し合い、自分の気持ちを伝えるのが大事なことなのかもしれません。

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