定年後も夫婦円満!その意外な秘訣とは?
「亭主で元気で留守がいい」
そんなテレビCMがありましたが、定年後に妻が夫に対して持つ不満のひとつは「いつも家にいること」なのだとか。
せめて家事の分担はしたほうがよさそうです。
家でのんびり、は夫のはかない夢なのかもしれません。
男性にはちょっと耳の痛い話ですが、定年後も夫婦円満でいる秘訣を探りました。
定年後は「自分のための時間」
定年後、というと長年の労働から解放され、ようやく自分の時間が持てる、夫婦ふたりで仲良く暮らせるようになる、というイメージをお持ちの方も多いと思います。
ところが、これはあくまで男性側のイメージ。
冒頭の「亭主元気で留守がいい」に代表されるように、女性側は必ずしも定年を心待ちにしているとはいえなそうです。
夫が現役時代は朝家を出て、夜に帰宅するまで自分の時間が持てました。
しかし、夫が定年退職すると毎日ずっと顔を突き合わせなければならないのです。
こうなると妻の生活も一変してしまいますよね。
もし妻が専業主婦の場合、今までなかった「昼食」という手間が発生します。
自分ひとりだったら簡単に済ませていた昼食が夫も加わることで、そうはいかなくなります。
こうした細かなストレスが積み重なり、せっかくの定年後夫婦ふたりの生活がうまくいかなくなってしまうのです。
なかには夫と顔を合わせたくないからパートに出る、という妻もいるそう。
夫婦中心の生活をこれまで送ってこなかったため、こうした問題が浮き彫りになってきています。
そうならないためにどうすればよいのか?
次の項でご紹介する3つの対策を行ってみてはいかがでしょうか?
円満の秘訣は分担と不干渉
対策1「自宅でのんびりダラダラしない」
まずひとつめの対策は自宅だからといって過度にダラダラしないこと。
20年もある定年後は余生でも、老後でもないのです。
学生時代、社会人時代を経た定年後は、自分の時代として人生を楽しむ時間です。
もし定年後の時間が短期間であれば、のんびりダラダラするのも良いでしょう。
しかし、人生100年時代。
定年後には40年もの時間があると考えると、自宅で閉じこもるだけの生活は社会から孤立してしまい、寂しい老後になってしまいます。
そうならないために、ボランティアに参加したり、スポーツを始めたり、趣味の集まりに参加してみたりと積極的に人と関わりましょう。
積極的に動くことで、「自分の時代」を充実させ、健康的なシニアライフを送ることができます。
家に閉じこもりがちにならないので、妻との関係性も良い距離感を保てるでしょう。
対策2 夫婦は仲良く。しかし役割分担を
定年後の生活はふたりで作り上げていくもの。
特にこれまで仕事ばかりで家事といえばゴミ出しくらい……という男性は要注意。
お互い働いておらず、家にいるのであれば、家事も当然分担しなければなりません。
また、定年退職することで毎日の通勤、仕事の時間がなくなり、自由時間が極端に増える、と感じている人も多いかと思います。
しかし、妻が現役時代同様家事を担っているとすると、妻の時間は変わらないのです。
さらに、長い社会人時代は上下関係が必ずありました。
しかし、夫婦上下関係はありません。
妻を対等に扱うため、家事の分担は必須です。
対策3 住みよい住まいを手に入れる
若い頃と異なり、体がどんどん不自由になっていくシニア世代にとって住まい問題はとても大きな問題です。
特に現役時代は家にあまりいなかった夫も、定年後は家がメインの活動場所になるでしょう。
しかし、今のままでは家に自分の居場所がないのです。
自宅の子供部屋を改装したり、シニアライフを過ごすための新居に越したりするなど、自分だけの空間、自分だけの場所づくりを行うと良いでしょう。
夫婦共に干渉しない時間は必要です。
住み慣れた場所からシニアライフを送る、憧れの地へ転居するのもひとつの手。
シニアライフをどのように送るのか? 真剣に考える必要がありそうです。
おひとり様でも幸せなシニアも
夫婦関係がうまくいかず、離婚という道を選ぶシニア世代も増えてきています。
せっかくの老後がひとりぼっち……。
と悲観する必要はありません。
一人暮らしのシニア世代は、暮らしの満足度が高い、という調査結果も出ています。
必ずしも夫婦ふたりでなければならないわけではありません。
よりよいシニアライフを送るため、自分がどのように快適に暮らしていくのか? を真剣に考えてみてはいかがでしょうか?
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私は好きで始めた園芸で一人作業もこなします。子供たちに周りから監視されて私はわがままが通してもらえません。満足のいく毎日を暮らすために外食グルメディナーで贅沢しています。これもストレス貯めない工夫です。定年後の収入はほとんどが残して貯金しなくても使って楽しく過ごせるのが肝心です。