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葬儀の準備はどうする?早めに終活を始めることで、遺された家族の後悔は減るらしい

終活関連サービスとして、自分の半生を描いた本などの出版を手助けしている鎌倉新書が実施した「葬儀において後悔したこと」のアンケートによると、後悔している人の割合は6割を超えるそう。

喪主になる立場の人にとって、家族が逝去する可能性があるという事実は受け入れがたいもの。
だからこそ、故人の遺志をあらかじめ伝えたり、葬儀社の手配をしておく、といった終活は大事だと言えそうです。

ある日突然喪主になる 終活を早めに始めると後悔が少ないかも?

ある日突然喪主になる 終活を早めに始めると後悔が少ないかも?

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

終活関連サービスを展開する「鎌倉新書」が「葬儀においての公開したこと」のアンケート結果を公開しました。
2019年2月に行われたこのアンケートは、過去2年以内に喪主となり、葬儀を執り行った人を対象に実施し、372人が回答しました。

葬儀に対して「後悔していることがある」と回答した人は64.2%となっており、半数以上の人が何かしらの後悔を抱えていることがわかります。

後悔していることの内訳は「情報収集」「葬儀社」「斎場」の順。
特に情報収集については「事前の情報収集が不十分だった」「情報収集の方法がわからなかった」「優良な情報収集できなかった」という声が並びました。
また、「葬儀社」についても情報収集不足で「葬儀社を比較できなかった」「優良な葬儀社がわからなかった」という声が多い結果に。

このアンケート結果を見てみると、事前の情報収集不足が後悔を招いていることがわかります。

一体なぜ後悔してしまうのでしょうか?

もっとも大きな理由は急逝でしょう。
突然亡くなってしまうことで、いろいろと比較する時間もなく、時間に追われてしまうことできちんと納得の行く形の葬儀を行えなかったということ。
「直葬と決めたが、これでよかったのだろうか?」「知人が格安と紹介してくれた葬儀社だったが、本当に最安だったのか? 最良だったのか?」といったコメントも寄せられました。
また、人生において喪主を務める場面はそう多くありません。
だからこそ、「流れがわからず、葬儀社の言うとおりにしたら高額になってしまった」「故人の意向に沿ったものにできたのだろうか?」といった不安や不満が残る結果にもなってしまいます。

一体どうすれば後悔せずに葬儀を執り行うことができるのでしょうか?

アンケート結果を見てみると、「事前に葬儀社を探しておく」「本人が元気なうちに自分の葬儀のことを決めておく、希望を伝えておく」「葬儀社にあたりをつけ、金額を概算で計算しておく」ということを対策として挙げてくれています。

事前の情報収集が大切!葬儀準備は亡くなる前から始まっている?

事前の情報収集が大切!葬儀準備は亡くなる前から始まっている?

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

病気で長年入院しており、いつ亡くなるかわからない、という状況を除き、急逝された場合、喪主を突然務めることになってしまいます。
突然喪主を務めるとなると、葬儀社の比較、葬儀の相場の把握なども困難ですよね。
インターネット上で探してみると、妙に低価格で葬儀を実施している葬儀社もあり、「もしかしてこの葬儀社は高いのかも?」「ぼったくりかも?」なんて後で後悔することも。

家族が生きているうちだからこそ話せることもあります。
生前に話しておかないと決められないことも多いのです。

例えば葬儀の形態。

一般葬なのか、家族葬なのかは大きな問題です。
一般葬は、一般的な参列者がいるタイプの葬儀で、家族葬は親しい身内だけの葬儀。
それぞれやることは大きく異なりますし、費用面でも大きく変わってきます。
一般葬の場合は、故人の交友関係も知っておかなければならないので、生前に把握しておく必要があるのです。

葬儀社のなかには事前相談を受け付けているところもあります。
事前相談では、葬儀に関する疑問や故人の意思などをきちんとヒアリングしてくれます。
突然亡くなっても、万全の体制で葬儀に望むことができるのです。
事前相談では本人や家族の希望だけでなく、本人がどのような人なのか? もきちんとヒアリングし、家族葬が適しているのか、一般葬が適しているのか、も提案してもらえるそう。
仮に一般葬が適しているのなら、名簿づくりなども事前に行っておいたほうが良いでしょう。

このほか、葬儀となると飾るお花だったり、祭壇の作りだったりと決めることは様々。
生前だからこそ、葬儀についてしっかりと話し合っておくことで、本人も、家族も納得の行く葬儀を行うことができるのです。



生前の事前相談を行うと、実際に葬儀を行う会場を見学できたり、葬儀前後の過ごし方のイメージもつきやすくなります。
特に会場は集まる人への配慮が行き届いているか? というのも見ておくべきポイント。
ここでケチがついてしまうと、葬儀も台無しになってしまいます。
トイレは車いすでも入ることができるか? ベビーカーでも入れるか? おむつなどの交換台は設置されているか? など高齢者でも乳幼児連れでも快適な環境が揃っているかはぜひ注目しておきたいポイント。
また、親族控え室には冷蔵庫が備わっていたり、浴室が備わっていたり、テレビが備わっていたりする会場も増えてきています。
こうした親族が快適に過ごせる設備が整っているのか? というのもぜひ見ておきたいですね。
安置室も24時間で入り自由なところもあり、いつでも故人の顔を見ることができる会場も。
故人と最後の時間を大切に考えた会場はどんどん増えてきているので、生前からしっかりと会場選びを行いたいですね。

早めの終活を手助けしてくれるサービス多数!いくらなの?サービスを比較しよう

早めの終活を手助けしてくれるサービス多数!いくらなの?サービスを比較しよう

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

葬儀関連サイトを運営する鎌倉新書は、葬儀や終活について早い段階から情報収集してもらう会員制サービスを開始しました。
なんと会費は無料なのです。

このサービスは、会員に葬儀のプランや費用、体験談などを配信していくもの。

事前に葬儀社などを比較検討できることから、より後悔のない葬儀が実現できるサービスだと言えそうです。

鎌倉新書が運営する「いい葬儀」を介して会員の親族や会員本人の葬儀を行う際は、グレードアップや割引などの特典が受けられる他、鎌倉新書から最大3万円分のギフト券が提供されます。

同社は葬儀社や霊園業者、仏壇店を両者に紹介するサイト「いい葬儀」「いいお墓」「いい仏壇」の運営に力を入れており、「いい葬儀」では全国約5,000の斎場と提携。
コールセンターで電話を受け、相談に乗って葬儀社に紹介するサービスを行っています。
核家族化・都市化が進み、地縁や親族の紹介に頼れる人が減少している、という背景があり、親の葬儀社選びをする世代を中心に広がりを見せているサービスです。

利用方法は簡単で、まずはWEBでの申込みから始めます。
会員は1年で2万人強に広げることを見込んでおり、今後は葬儀だけでなく、お墓や仏壇、相続、不動産なども合わせ「終活全体」の情報を発信していく予定です。
早めに準備することで、家族の後悔も少ないことから、出来るだけ早くから終活準備を始めたいですね。



身の回りのものを整理するという印象が強い終活ですが、自分の葬儀まで考えるのが本当の終活。
日本では死後のこと、葬儀のことを生前から話すのはタブー視されがちですが、予め決めておくことで、本人も家族も納得の葬儀を行うことができるのです。
家族の負担軽減にもつながるので、自分の葬儀の形を考えてみませんか?

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