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何歳からでも学び直しで現役に!定年後世代が注目するリカレント教育とは?

ビジネスパーソンが50代になると何となく会社人生のゴールが見えてしまいますが、
中には、「学び直し」をして、新たな知識やスキルを身につけてみたいと思う人も数多くいることでしょう。
そんな方におすすめしたいのが「リカレント教育」です。
「リカレント教育」とは義務教育や基礎教育を終え、労働に従事するようになってからも、個人が必要だと感じたら教育機関に戻って学ぶことができる教育システムのことです。
今、日本においても学び直しをしている人も多く、学び直しの場も増えつつあります。

何を学び、長いセカンドライフにどう活かすのか。
今回は定年退職後の学び直しについてご紹介いたします。

リカレント教育とは?

リカレント教育とは?

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

昨今注目を集める「リカレント教育」。
リカレント教育は、スウェーデンの経済学者・レーンが提唱し、1970年代に経済協力開発機構(OECD)で取り上げられて国際的に知られるようになった生涯教育構想です。
まだまだ聞き慣れない人も多い「リカレント(=recurrent)」には、反復・循環・回帰の意味があります。
日本では回帰教育、循環教育などと訳されることもあるようです。

社会は急速に変化しています。
変化の激しい社会に適応するためには、教育は人生の初期で終えるのではなく、生涯にわたり続けていくことが重要です。
そして必要に応じて個人が就労と学びを交互に行うことが望ましいと思いませんか?
それがリカレント教育です。
日本においても最近では働き方改革の影響もあり、非常に注目されています。

リカレント教育のメリットとは

ではリカレント教育にはどのようなメリットがあるのでしょうか?

リカレント教育は、教育を受ける目的や対象が明確なため、学習意欲の高さが習得効果の向上につながりやすくなります。
学生時代の勉強よりも社会人になってからの勉強の方が楽しく感じたりしませんか?
自分に必要だと思うからこそ、しっかりと学ぼうという姿勢が楽しさ、習得効率の向上につながっているのです。

こうして学び直した知識や知見を仕事で活かすことで、スキルアップ、キャリアアップにつながるでしょう。
また、現在の仕事だけでなく、新たなキャリアプランが見えて挑戦するきっかけになるケースもあるそうです。

さらに社会人になってから学ぶわけですから人脈形成にも繋がります。
新たな人脈が刺激となり、さらなる自己成長を促すこともできるでしょう。
スキルアップすることで生産性を向上させたり、専門分野へのキャリアアップ、憧れていた職業に就けるなどが考えられます。
新たな人脈によって新たな発想も生まれることでしょう。
意欲が高まることでモチベーションがアップしたり、イノベーションに活かされることが期待されています。

日本のリカレント教育事情

では日本において、リカレント教育はどのように浸透しているのでしょうか?

日本でも近年、働き方が多様化していますよね。
キャリアアップに必要なスキルを身につける方法として、リカレント教育が注目されています。

しかし、日本においては社会的に長期雇用が定着しているため、社会人になってから教育機関にもう一度戻り、学習するというシステムはあまり馴染んでいないようです。
仕事に必要な技術や知識はキャリアを中断して外部で学ぶのではなく、企業内で学んでいくのが通例です。

そのため、日本ではリカレント教育の概念が諸外国よりも広義に解釈されており、働きながら学んだり、仕事以外の生きがいのために学んだり、学校以外の場で学んだりする場合に、リカレント教育という言葉が使われているようです。
大学で学び直しを行う場合、社会人入学制度、社会人特別選抜制度、科目履修精製度、通信教育、公開講座、専門職大学院などの選択肢があります。

欧米諸国でのリカレント教育事情

リカレント教育と一言でいっても、国によって取り組みや状況はさまざまです。
特に欧米と日本では社会的慣行の影響もあって、状況は大きく異なります。

欧米では本来のリカレント教育の概念に近い取り組みが進行中です。
もともと欧米、特にアメリカの労働市場は流動性が高いのが特徴です。
キャリアアップのため、社会人になってから大学に入り直したり、大学院に進学したり、というのは当たり前なのです。

欧米のリカレント教育は仕事をはじめてからも、学習機会が必要になったときには比較的長期にわたり、正規の学生として修学することを推奨しています。
ここが日本と大きな違いで、日本の場合は「聴講生」や「科目履修生」というのがほとんどです。

欧米では、個人の職業技術や知識を向上させるため、フルタイムの修学、フルタイムの就労を交互に繰り返せるのです。

リカレント教育の取り組みにおいては、スウェーデン、フランス、イタリア、ベルギーなどでは有給教育制度が設けられており、アメリカではコミュニティカレッジが設けられています。

社会人経験を経ているからこそおすすめ。定年後のリカレント教育で「学び直し」が重要な理由は?

社会人を経たからこそおすすめ。定年後のリカレント教育で「学び直し」が重要な理由は?

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

日本ではリカレント教育にもっとも力を入れているのが40代、50代と言われています。
定年後を見据えた新たなキャリア形成のために学び直しを考える方が多くいるそうで、金沢工業大学虎ノ門大学院では1年生の社会人向けコースに40代、50代の入学者が増え続けているそうです。
こうした人たちは忙しい合間を縫って大学に通っているわけですが、彼らは自発的に時間をつくってその先の人生に投資をしているのです。

学び直しをする内容も現役世代とは異なっています。
例えば定年後の就労に活かすつもりがなくても、趣味や人生を充実させるために学んでも良いのです。

人生100年時代。
定年退職してもまだまだ多くの時間があります。
65歳で退職した後、100歳まで生きるとすると35年もの時間があるのです。
35年という時間をより充実したものとするため、学び直しは非常に重要だとは思いませんか?
現在、多くの大学で定年退職後の人向けの履修コースを設けていたりします。

定年退職後の人生をより豊かなものとするため、学び直しをしてみませんか?

京都で本格的な学び直し講座を受講してみませんか?

京都で本格的な学び直し講座を受講してみませんか?

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

学び直しにおすすめなのが「京都リカレントステイ」です。

京都に複数回滞在し、地域振興を実際に体験し、本格的な「学び直し」を応援するプログラムです。
京都が抱える地域課題解決に取り組む地元企業・団体でのフィールドワーク、人生後半戦の生き方や京都の民俗学を佛教大学などで学ぶ他、社会貢献も視野に入れたビジネス力の育成を図ることができる内容となってます。

プログラムの中で、これまでの人生の棚卸しと、これからの生き方について考えていきます。
佛教大学ならではの京都探求や佛教の探究に加えて、京都府庁担当者による地域創生の特別講座も準備されています。
京都についてより深く学べますし、これからの生き方についてもじっくり考えることが可能です。

プログラムのキモは「歴史ある地元商店街に再び活気を呼び戻るプロジェクト」などのフィールドワークを行い、少人数のチームでご自分で選択したプロジェクトにご参加いただき、アイディアを出し合って、企業や地域の課題解決に貢献する実践性・社会性の高いアクティビティです。

京都リカレントステイ

普段自分が住んでいない土地でじっくりと学び直しができる「京都リカレントステイ」
キャリアアップだけでなく、これまでの人生、これからの人生を考えるきっかけになるのでぜひ参加してみませんか?

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